27日の日本経済新聞を見ましたか?
FX証拠金倍率を引き下げ 10倍程度に、金融庁検討
リスク管理を懸念、最大25倍の規制見直し
まだ決まったことではないのでしょうが、衝撃を受けました。トレーダーとしてはこれは痛い話です。100倍/50倍のレバレッジから25倍になった2011年の規制のときも非常に困りましたが、さらに10倍となるともっと困ります。
外国為替相場が急変動した際、個人投資家や金融機関が想定を超える損失を抱えるリスクが高まっていると判断した。
想定外の変動は相場なのでいくらでもあると思います。過去にもありましたし、これからもずっと続きます。そのリスクを許容していくしかないと思っています。だから保険があったりするわけです。それを規制することで大丈夫なのかというのはちょっと違う気がします。メリットもあるでしょうが、当然デメリットも出てきそうです。日本らしい考え方なのでしょうが、このご時世に合っていないのではないでしょうか。
国内FX業者にとっては利益が減るわけですから、業績も悪化するはずです。今までのような狭いスプレッドも出しづらくなるでしょう。レバレッジ規制によってFX業者の倒産とか合併とかいろいろ整備されていくことなりそうです。
専業トレーダーとしての対策は2つ考えられます。
海外口座を開設
海外のFX業者にとってはチャンスです。日本語対応のサイトもしっかり作って、日本人トレーダーを呼び込もうと必死になると思います。膨大な資金があるなら問題ないのでしょうけど、少額で大きく儲けたいと思うのであれば、海外に逃げるのは必然的な流れです。そして怪しい海外業者にお金を預けて、お金が返ってこないというパターンになるのが怖いです。
口座の法人化
個人トレーダーの方で結構口座の法人化をされています。今後増えていくのではないでしょうか。このあいだ法人口座も規制されたばかりです。それでも10倍よりかはましです。
いつからはじまるのか。まだ決まってはいませんが、準備が必要です。国内のFX業者の対応にも注目していきたいです。
ウィキペディアから
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