デューカスコピー・ジャパン訪問取材! JForexとECN口座の魅力に迫る!

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デューカスコピー・ジャパン 訪問取材

デューカスコピー・ジャパン代表取締役社長 CEO 田代信次 氏
世界で鍛え抜かれた商品とサービスを、日本へ

スイスのデューカスコピー・バンクSAを親会社に持ち、2015年10月16日に国内でのサービスを開始したデューカスコピー・ジャパン様を直接訪問!田代代表取締役社長、マーケティング部長の中里様にインタビューをさせていただきました。

田代社長は自社開発プラットフォームである「JForex」について、自らパソコンを操作しながら解説していただけるなど、とても丁寧な対応をしてくださいました。中里様からはECNなどのサービス紹介だけではなく、本社で行なわれているというファッションショーなど様々な面における魅力をお聞かせいただけました。

親会社ではFXだけでなく、バイナリーオプションやCFD、その他の独創的なサービスを提供。それらの日本国内での展開については、どのようにお考えなのでしょうか?デューカスコピー・ジャパンの他にはない魅力と、気になる商品・サービスの今後の展望に迫ります!


1. デューカスコピー・ジャパンについて

デューカスコピー・ジャパンの魅力を教えてください

親会社のデューカスコピー・バンクSAは銀行ライセンスを保有するFXブローカー

私どもは日本の業者さんとは違いまして、親会社がスイスのFX業者ということがあり、そこが魅力の一つかと思います。

デューカスコピー・ジャパン株式会社 代表取締役社長 CEO 田代信次 氏デューカスコピーの歴史は、1998年にジュネーブで、物理学で博士号を持つアンドレイ・デューカが率いるプロジェクトにより始まります。それは、数学と経済物理学の技術に基づく革新的なソリューションをもって、フィナンシャル・コミュニティにサービスを提供することを目的としたものでした。

親会社のデューカスコピー・バンクは、2004年にスイスで設立され、FX、CFD、バイナリーオプションなどを手がける、スイスでも数少ない銀行ライセンスを保有するFXブローカーです。スイスの法人ですので、スイスの金融市場監督庁(FINMA)の監督下にあり、スイスや日本の他に、ウクライナ、ラトビア、ロシア、マレーシア、香港に子会社・オフィスを構えるグローバル企業です。デューカスコピー・グループの社員約300名のうち約40%がITの人員で、自社システム開発の大きな強み/原動力になっています。

「JForex」はグローバルで認知されたプラットフォーム

デューカスコピー・バンクは、「ベスト・トレーディング・プラットフォーム賞」、「ベスト・フォレックス・バンク賞」、「ベスト・フォレックス・ブランド賞」、「ベスト・グローバル・フォレックス賞」など、数々の賞を受賞してまいりました。

私どものデューカスコピー・ジャパンは、そのような実績を持つデューカスコピー・バンクSAの100%子会社として、2015年10月16日に営業を開始しました。日本の法人ですので、日本の金融庁の監督下にあります。

中でも特にアピールしたいのが、FXプラットフォームとして提供している「JForex」です。創業の2004年から10年以上に渡って世界の波に揉まれ、今に至って勝ち残り使っていただけている、非常にグローバルで認知されたプラットフォームだと自負しております。

世界で鍛え抜かれた自社開発の商品とグローバルサービスを、日本の投資家の皆さまへ

また、現在国内ではFXのみの提供となっておりますが、準備ができ次第親会社で提供されているCFDやバイナリーオプション、APIといった商品をどんどん追加することも検討しております。世界で鍛え抜かれた自社開発の商品とグローバルサービスを、日本の投資家の皆さまへ「ローカライズ」して御提供できることが、デューカスコピー・ジャパンの魅力であると考えています。

代表取締役副社長 ヴァグラム・サヤドフ氏からもメッセージをいただきました。

デューカスコピー・ジャパン株式会社 代表取締役副社長 ヴァグラム・サヤドフ 氏デューカスコピー・ジャパンは親会社であるスイスのデューカスコピー・バンクと同じテクノロジーを採用しています。
デューカスコピー・バンクはFXとCFDの取引をグローバルに展開しています。
当社の取引ツールである「JForex」は日本の投資家の方々に新しいトレーディングの経験を御提供することになるものと信じております。
「JForex」は実に多くの特色を持っています。
洗練されたデザイン、ティックデータの提供、簡単に出来るポジションの統合機能、そして非常に高機能のチャートツールを使うことが可能です。
デューカスコピー・バンクのテクノロジーが経験豊富なデューカスコピー・ジャパンのプロフェッショナルなチームによってスイスの非常に高いクオリティを日本のFXマーケットに御紹介出来ることを大変嬉しく光栄に思っています。

デューカスコピー・ジャパン株式会社
代表取締役副社長 ヴァグラム・サヤドフ

外資系企業として日本のFX業界、投資家についてどう感じていらっしゃいますか?

日本は世界最大のFXマーケットで、大変競争が激しい

親会社がJForexやデューカスコピーの名を冠して日本に進出したいと強く考えたのは、やはり日本マーケットの潜在的魅力です。このマーケットで評価されればグローバルシェアの拡大にも繋がります。そういう意味で、日本のマーケットには大きな期待を持っています。

日本の投資家は大変洗練されていてFX会社に求められる水準が高く、きめ細やかなサービスが必要

一方で、なかなか外資系企業が進出しにくいのは規制が厳しいからです。投資家の要求水準が高かったり、スプレッド競争等が激しいことも要因にあろうかと思います。日本の投資家の皆さまはFXや株式のみならず、非常に多様な金融商品に馴染まれています。そのように洗練されて目の高い投資家に選ばれる商品をリリースしていかなければならない。これはチャレンジだと感じています。

やはり日本のFX業界のレベルは高いとお考えでしょうか?

デューカスコピー・ジャパン株式会社 代表取締役社長 CEO 田代信次 氏マーケット自体が大きく、投資家自身が使われている手法についても多種多様になっていると思います。
投資家の中には裁量取引からステップアップして自動売買を始めるという方もおられると思います。裁量取引もするのですが、半数くらいは自動売買をされている投資家もいらっしゃるのではないでしょうか。そういう意味では非常に洗練されてレベルも高いと感じています。

サービス開始から約半年間、日本での展開はどのような感触を得られているのでしょうか?

なにもないゼロからのスタートですので、右肩上がりです(笑)

お客さまの特徴として、短期的取引・長期的取引どちらの方が多いのでしょうか?

今の段階ではマニュアル取引をされるお客さまの方が多いような印象を受けておりまして、短期的な取引の方が比較的多いと感じています。

自動売買に関してはJForexをスタートしたばかりということもあり、また日本国内で提供されているストラテジーの数が少ないためか、なかなか増えてこないことがあります。

気持ちとしては自動売買を強くアピールしていきたい?

裁量取引と自動売買の両方ですね。投資家が、自動売買を選択したり、裁量取引を選択したり、相場の流れによって自由に選んでいただけることもJForexの強みだと思っています。

スキャルピングについてどのように考えていらっしゃるのでしょうか?

スキャルピングについて基本的には親会社も子会社もウェルカムです。ただ、裁定取引(アービトラージ)やサーバーに負荷をかける取引については、どこの業者さんもそうだと思うのですが、困りますね。
いわゆる超短期の秒や何十秒などの取引を繰り返すものについては、特にお断りもしておりません。

デューカスコピー・ジャパン社内風景

2. プラットフォームのJForexについて

JForexの魅力とは?

JForexプラットフォームが自社開発であること

大きなメリットとして自社開発ということが挙げられます。ホワイトラベルであったりすると、開発業者へ日本の投資家のご要望を届けるような場合にワンテンポ遅れてしまいます。
対してJForexはデューカスコピー・グループで開発しておりますから、投資家のニーズをいち早くプラットフォームに反映できますので、そこが最大の魅力と考えております。

JForex

デューカスコピー・グループのECN(SWFX)による高い流動性と約定力が魅力

ECNも大きな特徴の一つです。日本ではECNを採用している業者さんは少ないと思います。これについては後ほど詳しくお伝えしますが、スイスFXマーケットプレイス(SWFX)は他のECNと繋がっていますので、それだけ流動性が高いという点も当社の強みの一つです。

時間軸のカスタマイズによる、70ティックチャートの表示などが可能

次に、FXキーストンさんのサイトでも紹介していただいている機能についてですね。「70ティックチャートが使えるFX業者特集」のページでご紹介してもらいありがとうございます。

70ティックチャートが使えるFX業者特集

(田代社長が直々にパソコンを操作して、当サイトの該当ページを開いてくださいました!)

チェックしてくださったのですね。ありがとうございます!
カスタムティックチャート(※)の自由度は魅力ですね!

デューカスコピー・ジャパン代表取締役社長 CEO 田代信次 氏そうなんです。詳しく取り上げていただき、ありがとうございます。
また、こちらのページでも書いていただけているのですが、OSがWindowsだけでなくMacやLinuxにも対応していることも特長の一つですね。

(※JForexではティックをはじめ、秒、分、時間、日、週、月のそれぞれの単位について自由に表示期間をカスタマイズすることが可能です)


裁量取引だけでなく自動売買取引にも対応、取扱い通貨ペアが46種類ある

裁量取引と自動売買取引のどちらもできる、そのことも一つの売りだと考えています。
また、投資家から「通貨ペアが46種類あるのは多いですね」という声をよくいただきます。新たな通貨ペアの追加に関してもいろいろと検討しておりまして、投資家のご要望をベースに、なるべく早い段階で提供していきたいと考えております。

ティックレベルのヒストリカルデータを無料提供

バックテストを行うようなときに、他の業者さんですと1分ベースのものしかないケースもあるのですが、私どもは実際にマーケットで動いているティックベースのデータをそのままご提供しております。投資家の皆様が開発されたストラテジーなどを、リアルマーケットプライスで検証できますので、こういったところも大きな魅力だと考えています。
また、ヒストリカルデータに手数料をいただいてる業者さんもおられるかもしれませんが、私どもは貴重なティックベースのデータを無料で提供しております。これも非常に魅力的なのではと思っております。
ヒストリカルデータ

最もポピュラーな開発言語であるJavaがベース。ストラテジーをプログラムする際、Javaエンジニアにとっては最大のメリット

JForexの「J」なのですが、これはJavaの「J」なんですね。Javaについては世界でも最もポピュラーな開発言語であると考えておりますので、自動売買システムをご自身で構築及び開発される方、特にJavaエンジニアにとっては使い勝手がよく新たな言語を習得し開発を始めるよりは保守性や拡張性に優れたシステム構築が可能になるのではないかと思います。

顧客の注文も反映されたよりリアルな板情報

板情報JForexでは板情報を見ながらの注文が可能です。通常、 ECNで板情報を出しているところはカバー先から仕入れたレートを提示していますが、当社の場合は、投資家の注文も、当社カバー先であるデューカスコピー・バンクを通してECN上の板情報に反映されます。注文が板情報に反映されるのを確認しながら取引できることも非常に魅力的だと思っております。


経済指標の発表をニュース会社と同じ速さで提供

雇用統計など経済指標発表については、ニュース会社が時間になってから情報をリリースし、通常はそれを見てFX業者がお客さまへ配信する、という形になっているようです。
ですが、当社の場合ではニュース会社と同じ速さで、ほぼリアルタイムで提供できるようになっております。ちょっとの差なのですが、当社の方が速く出ますので、ここは自慢できるかなと思っております。

5種類まで通貨ペアが出せる比較チャート

比較チャートJForexでは、1つのチャートに5種類まで通貨ペアが出せることも魅力ですね。今後、CFDの取り扱いが始まれば、例えばゴールドとスイスフランをあわせてみたりすると面白いのではと思っています。他の業者ではあまりない機能だと思いますので、そこはやはりアピールしていきたいですね。

JForexには200種類以上ものインジケーターや、多くのチャートタイプが搭載されているのも魅力ですね。

そうですね。現時点では234種類ものインジケーターを標準で用意させていただいております。
また、チャートタイプであるポイント&フィギュアを提供している業者は、多くないのではと思います。
2016年3月12日にパンローリング社主催の「投資戦略フェア EXPO2016」へ出展し、山中康司先生をお迎えして「ポイント&フィギュアの知られざる儲け方」と題して当社スポンサーセミナーを開催したところ満員御礼の盛況でした。

その他にも、ワンクリックで非常に簡単に取引が行えたり、ポジション統合機能でポジション管理ができたり、複数のポジションをまとめて素早くクローズすることも可能です。スリッページの設定といったこともできますし、ポイント&フィギュアや練行足、ティック・バー、レンジ・バーなど多くのチャートタイプを表示できることも魅力ですね。

(JForexの魅力、使い方について田代社長が実演してくださいました。)

JForexの魅力、使い方について田代社長が実演してくださいました


「JStore」「MT4ブリッジ機能」「Visual JForex」の日本での提供予定は?

現在、親会社のデューカスコピー・バンクにて提供している「JStore」「MT4ブリッジ機能」「Visual JForex」はデューカスコピー・ジャパンでは提供しておりません。

「JStore」ではカスタムインジケーターやストラテジーを入手することが可能ですが、デューカスコピー・バンクでは場の提供のみを行っております。日本においては、投資助言業を保有する業者との協業の可能性を模索しています。

「Visual JForex」はストラテジーを簡単に作成できるツールなのですが、投資家の皆さまのニーズを勘案し、ご紹介できるか検討してまいります。

「MT4ブリッジ機能」とはどのようなものでしょうか?

「MT4ブリッジ機能」というのは、MT4の環境で私どものECNに繋ぐということになります。MT4専用でメタクォーツ社と契約して実際に取引するというのとちょっと異なるのですね。MT4の環境でSWFXと繋ぎたいという投資家サイドのご要望があるとすればこのような機能も利用できますが、日本での提供については未定です。

MT4インジケーターのコンバート機能はどうでしょうか?

このコンバート機能は、MT4用のEAをJForexのストラテジー用コードに変換してくれるスクリプトです。
100%ではなく一部はできないというのは認識できているのですが、できればコンバーターを使ってEAをストラテジーに換えてJForexで使っていただきたいなというのがあります。
私どもとしては、ストラテジーをご自身で作ってくれる方が増えることを望んでいて、そのためにも、英文になっているものを出来るだけ日本語に直して提供しようと、社内で知恵を絞り、戦略を練っているところです。今後の動向にご期待ください。

実は、FXキーストンでもJForexのインジケーターを作ろうと試みたのですが、サンプルなどの情報が少なくてうまくいきませんでした…。ユーザー同士が情報交換できるコミュニティサイトなどがあればありがたいなと思うのですが。

親会社では既にコミュニティサイトが立ち上がっております。しかし日本語版については日本の環境にあったものを構築する必要があるため少し時間を要しております。こちらも準備出来次第リリースしたいと考えておりますので今後の動向にご期待ください。

JForexインジケーター開発環境

やはりMT4は意識されますか?

MT4のEA、私どものJForexではストラテジーという言い方なのですが、同じ自動売買というのはやはり意識せざるを得ないですよね。
また、MT4のEAをどういった形でコンバートするのか、日本のマーケットではあまりまだそういった仕組みは出回っていませんので、JForexが広まってくる切り口の一つとして有効なのだろうなと思っています。

MT4より優れている点はどういった部分でしょうか?

MT4も大変優れたプラットフォームだと思いますが、JForexはさらに魅力ある以下のような機能を装備しています。

  • ティックレベルのヒストリカルデータ。MT4は1分足から
  • 板情報が閲覧可能。
  • ポジション統合機能によりポジション管理が可能。
  • 高機能なチャートトレーディング。MT4は限定的
  • チャートタイプ:ポイント&フィギュア、練行足、ティック・バー、レンジ・バー
  • 同一チャートに複数通貨ペアを表示することが可能。
  • BID/OFFER注文により、当社を通じてSWFXに発注することが可能。
  • JForexのJはJavaのJです。Javaは世界で最もポピュラーな開発言語の一つです。Javaを得意とするエンジニアの方々にとっては、ストラテジーを開発する際の大きなアドバンテージ
スマホアプリについてアピールポイントはどこですか?

手のひらでJForexを再現

自動売買の設定、ストラテジーの管理はできないのですが、レポートの閲覧などJForexと同じように使えます。ポジション統合も搭載されているので、チャンスを逃さずに、素早くお取引が可能ですし、各種レポートやウィジェットなどもご覧になれます。
日中はお取引ができないという投資家もいらっしゃると思うので、FX取引にとって不可欠なツールですね。iPhoneやiPadなどのiOS向けと、Androidに対応している取引プラットフォームがあり、それを直感的な操作で取引できるのは魅力的だと思ってます。
デューカスコピー・ジャパンのスマホアプリ

3. サービス内容について

ECNによる取引モデルについて。アピールポイントは?

すべてのお客さまに対して同じ価格フィードを提供し、豊富な流動性にアクセス可能

当社のECN(電子商取引ネットワーク)は当社の親会社であるデューカスコピー・バンクが独自で組成しているECNで、スイスFXマーケットプレイス(SWFX)と呼んでいます。
特徴としては、ディーラーを介さずに、25行以上から供給されるレートに基づいて提示レートが生成されるため、低スプレッドでのお取引を実現しているところや、即時約定が可能であること、他のECNに繋がっており流動性が高いこと、マーケットデプス(板情報)が閲覧できること、BID注文、OFFER注文によりSWFXにおいて当社を通じて流動性を提供できるといった点が挙げられます。

当社の場合、投資家からの注文はすべてデューカスコピー・バンクへのカバー取引を通して、最終的にECNに繋がっていますから高い流動性を提供することが出来ます。
また、他社では、一般的に供給されるレートに対し取引手数料相当分をスプレッドに上乗せ(これを「マークアップ」という)しレートを提示しておりますが、当社ではそのマークアップは一切行わず、ECN取引の特徴である価格の透明性を最大限に活かすため、外付けの取引手数料制度を採用しております。

なるほど。大口取引をされるお客さまにとっても大変魅力的ですね。
板情報についても詳しく教えていただけますでしょうか?

板情報では、SWFXに参加する銀行などから提示されたレート(ビッドとアスク)とその注文数量が、それぞれベストレート順に表示されています。板情報を通して、現在のマーケットの流動性を確認することができます。
また、他のECNですと銀行が提示するレートは表示されますが、当社の場合、投資家が発注したBID/OFFER注文は、当社カバー先であるデューカスコピー・バンクを通してECN上の板情報に反映(取引数量が小さい場合は表示されません)されます。板情報を通して、投資家が発注した注文が約定されるまでの状況を確認することができますので、投資家に今のマーケットを感じて頂けるのは大きな特徴だと考えています。

スプレッドと、ディスカウント方式の手数料について

FX会社は、なにを収益源とするかによって大きく二つにわかれます。一つは、スプレッドにマークアップ分を上乗せする会社。そしてもう一つは、スプレッドにはマークアップを上乗せせず、別途手数料をいただく会社です。前者は、スプレッドにどのぐらいマークアップ分が上乗せされているかわかりません。一方後者は、手数料が外付けですので、FX取引で投資家がFX会社にどれだけ手数料を払ったか一目瞭然です。また、外付け手数料であれば、確定申告時に費用として控除することも可能なようです。詳しくは最寄りの税務署にてご確認ください。デューカスコピーは後者です。

当社の取引手数料は、取引金額、預り金総額、純資産額に応じたディスカウント方式を採用しています。取引金額、預り金総額、純資産額の取引手数料テーブルの価格がそれぞれ異なる場合は、その中からもっとも安い価格を基準に取引手数料をいただきます。

また、より頻繁に取引を行う投資家がよりよいロールオーバー条件を得られるよう、3種類のレート(ロールオーバー・ポリシー)を提供しています。取引の多い投資家には、より有利なスワップポイント条件が適用されます。
3種類のロールオーバー・ポリシー

さらに、投資家から「手数料が段階的に下がるのはわかるのだけれど、他にはないのか?」というご意見がありましたので、最近ディスカウント・プログラムを始めています。これはもともと親会社にあるサービスでございまして、一定期間において一定の取引高をクリアしていただくと、取引手数料の20%分をお返しするプログラムです。このように投資家のご意見を反映して改善、新しいサービスも行っています。
ディスカウントプログラム

取引手数料のディスカウント方式や3種類のロールオーバー・ポリシーなどを見ていると、やはり大口投資家をメインターゲットにされているのかなと感じるのですが。

お取引していただければしていただくほど、条件がよくなってくるということで、大口のお客様にはより良い取引条件でご利用いただくことが可能です。ただ、大口投資家だけでも困ってしまいますので、様々な投資家に取引いただきたいという気持ちは本当にありますね。

ECNでの小口取引はなかなかできないようなのですが、貴社では1,000通貨から取引できるのはメリットですよね。
あと、スプレッドについてはどのようにお考えでしょうか?

日本ではタイトスプレッドが好まれるのですが、当社としてはプライスを自分たちで操作できませんので、銀行さんに交渉するしかないんですね。もう少しいいのを出してくれませんかとか。もしくは新しいカバー先を求めたりとか、そういうことで今、地道にスプレッドをなんとかしようかなというところはあります。

ただいま「スプレッド・ウィジェット」というコンテンツをウェブサイトに掲載できるように準備中です。これにより主要通貨ペアのスプレッド実績値を、ご確認いただくことが可能になります。

チャットサポートでは、どのようなご質問・ご要望が多いのでしょうか?

口座開設方法から始まって、入出金の方法、クイック入金の振込手数料が無料であることや、取引手数料とディスカウント・プログラムについてなどが最近では多いですね。

あとは、比較的レベルの高い投資家だと思うのですが、JForex APIやFIX APIを公開していますかというご質問をいただきます。FIX APIについては準備ができ次第ご提供したいと考えております。ただ、JForex APIは先行して公開しているとご説明しております。

他にも、MT4、MT5はないのですかというご質問や、親会社が提供しているMT4ブリッジ機能はやらないのか、といったご質問もいただくのですが、今のところはご提供していないという説明になってしまいますね。

チャットでのサポート時間については以前までは9:00〜17:00までだったのですが、もう少し長くできないのかとご意見をいただき、24:00までに延長させていただいています。
私どものグループでヨーロッパの方に、外務員資格を有した日本人や日本語を話せる人材が複数おりますので、17時以降のサポートについては海外からのサポートにも対応できるようにしております。

4. 今後の展望について

今後のサービス展開について

デューカスコピー・バンクの商品・サービスをどのような順番でお届けするか

デューカスコピー・ジャパン代表取締役社長 CEO 田代信次 氏デューカスコピー・バンクには多くのいい商品・サービスがありますので、それらをどのような順番でお届けするかという話になってくると思います。
投資家のご要望のレベルと、私どもが提供できる時間的なこともありますので、もしかするとMT4などのニーズがあるのかもしれませんが、それよりも先に提供できるようなものをということも考えております。

先ほどFIX APIの話もありましたが、投資家自身が作成した取引環境で、価格受信や注文ができ、そのなかで自動売買ロジックを使用した取引も可能です。FIX APIを利用されるような投資家は、お取引のボリュームが大きいと思われますので、そういったものもなるべく早く提供していきたいと思っています。
親会社のデューカスコピー・バンクが提供するコミュニティサイトや、スイスの管轄庁のライセンスを得たデューカスコピーTVを利用して、情報交換の場や日々の投資に役立つ情報をタイムリーに、スピーディーにお届けしたいと考えています。

一部の情報はもう提供させていただいているのですが、まだまだ親会社と比べるとその情報・内容というのは少ない状況です。経済指標やボラティリティの推移などありますが、番組であったり市場分析であったり、インタビューもまだ少ないですので、そういったところも親会社の方からローカライズして増やしていきたい、お届けしたいと検討しております。
ウィジェットの方も色々と揃えておりまして、親会社にあるようなものを追加していくとか、日本で必要とされるレベルの情報を提供していこうと考えています。

デューカスコピー・ジャパン代表取締役社長 田代社長と中里マーケティング部長

自社にテレビスタジオを持ち、アニメーションも社内で作っています

先ほどTVの話が出たのですが、これは全部社内でやっておりまして、ラトビア共和国のリガと本社の方にテレビスタジオを持っているんですね。アニメーションも社内で作っています。例えばレバレッジについての解説をアニメーションで作っていますので、ECNなどもアニメーションで説明できたらなと思っております。

スイス本社のように日本でもファッションショーをやりたい

あと、スイスの本社では月に一回ホテルでホールを借りきって、グッチやフェラガモと組んでファッションショーをやっていて、その一部でブースを出すようなこともしているんです。そういったものを通じて、楽しみながらFXを出しているということですので、日本でもファッションショーをやりたいよねという話をしています(笑)

スイスというと少しラグジュアリーな感じ、ちょっと遠い感じがすると思うのですが、デューカスコピーを通じてスイスを身近に感じてもらえたらなと思っております。FXやTVに限らず、当社らしさを出していけたらなと考えています。

バイナリーオプションを日本で取り扱うご予定はありますか?

親会社のデューカスコピー・バンクではすでに提供しておりますが、日本の規制は非常に厳しくなっていますので、そのまま持ってくるとどうしても国内の市場には合いません。これはやはり日本の市場、そしてお客さまに合わせたものを作る必要がありますので、時間がかかります。
ただ、FXのライセンスでできる商品ですので、開発が進み次第、提供していきたいと思っております。

CFDに関してはどうでしょう?

CFDも親会社の方では、証券や金銀・オイルも含めて提供しておりまして、日本でも需要がございますのでご提供したいという気持ちはございますし、予定もしています。
ただ、証券CFDであれば日本証券業協会への加盟が、商品については経済産業省や農林水産省の登録が必要になってくるのですが、幾分その申請に時間がかかってしまいますので…。

これからどういう順番で次のサービスをやろうかなと、投資家の声を聞きながら、優先順位も勘案していきたいと思います。
時間はかかるかもしれませんが、本社にあるものはできるだけ日本でも提供する予定ですね。

VPSコスト不要となる「リモートストラテジーサーバー」が将来提供予定とのことですが、どのようなサービスでしょうか?

VPSと同様のサービスを無料で提供

VPSと同様のサービスを、当社のお客さまに無料でご提供することが可能です。お客さまが自動売買システムを継続して使用したいときに必要不可欠なサービスです。通常は、PCの電源を落としてしまうと自動売買システムも止まってしまいます。デューカスコピー・グループが独自に提供する「リモートストラテジーサーバー」を利用することで、自動売買システムを止めることなく、継続して使用することが可能です。

JForexのお客さまに対するリモートストラテジーサーバーというのは、いつご提供できるのかはまだ具体的に申し上げられないのですが、ニーズとしてあるのは十分存じておりますし、特に自動売買システムではそういった環境は必須であるということも十分認識しております。日本の業者さんが提供しているVPSと競合するところでもありますし、また差別化が図れるところでもありますので、こちらもなるべく早く提供させていただこうと思っています。

日本の投資家の方へのアドバイス、メッセージなどをお願いします

日本とスイスは、1864年に両国間で修好通商条約が締結されてから150年を迎え、これから更に交流を深めて行こうという正にその節目に、金融商品を通じて、両国の経済交流に貢献できることを大変光栄に思います。

デューカスコピー・ジャパン代表取締役社長 CEO 田代信次 氏両国は、精巧な技術に優れ、優れた物を尊ぶ気質を兼ね備えていると思います。そのような気質に恵まれたデューカスコピー・グループが総力を結集し、技術の粋を集めた商品とサービスを、一人でも多くの日本の投資家の皆様に慣れ親しんでいただけるよう、「ローカライズ」して皆様にお届けいたします。

投資家の皆様の声に耳を傾けながら、機能を充実させ、より良い商品とサービスの提供を心がけてまいります。

今後とも、デューカスコピー・ジャパンとJForexをご愛顧賜りますよう、役職員一同、心よりお願い申し上げます。

【編集後記】

デューカスコピー・ジャパン代表取締役社長 田代社長と中里マーケティング部長今回の取材では、デューカスコピー・ジャパン代表取締役である田代社長と、マーケティング部長である中里様のお二方にお話を伺うことができました。

自慢のプラットフォーム「JForex」の使用方法について、田代社長が直々に使い勝手の良さをデモンストレーションしていただけたり、当サイトの記事を事前にチェックしてくださったことも非常に嬉しかったです。
中里部長のサービスにかけるアツい想いが聞けて、マスコット犬であるデュカくんの大きなパネルを真っ先に用意してくださるなど、冒頭から和やかな雰囲気であり、かつ充実した取材となりました。

JForexの「J」は、Javaの「J」。なるほど、プログラムの開発言語がJavaがベースなのが売りなのですね。実際に私たちもJForexを使ってみて、非常に自由度が高くなんでもできそうだと実感しましたので、エンジニアで投資に興味のある方にはぜひ紹介したいなと感じました。FXキーストンでもぜひ、JForexインジケーター製作にチャレンジして公開していきたいと思います。

親会社の方では、バイナリーオプションやCFDのサービスもあり、ゆくゆくは日本でのサービス提供も考えられているようなので、今後の展開に注目です。

取材:FXキーストン 編集部
取材日:2016年5月16日
取材協力:デューカスコピー・ジャパン株式会社 代表取締役社長 田代信次 様、マーケティング部長 中里エリカ 様、マスコット犬 デュカくん

世界の時計
【デューカスコピー・ジャパン株式会社 会社概要】
商号 デューカスコピー・ジャパン株式会社
(Dukascopy Japan K.K.)
所在地 〒105-0001  東京都港区虎ノ門4-1-17 神谷町プライムプレイス9階
連絡先 03-3437-0005(代表)
設立 2009年5月1日
資本金 3億7千万円(2016年5月16日現在)
取締役 代表取締役社長 田代 信次
登録番号 関東財務局長(金商)第2408号
加入協会 一般社団法人 金融先物取引業協会(会員番号1587)