トレーダーのmasaです。皆さんは本を読んでますか？
特にFX関連の本です。私は必ずチェックしています。実際に買ったり、図書館で借りたり、面白そうな本は読むようにしています。
今回、ぶせな氏著の『最強のFX 1分足スキャルピング』という本を読みました。2017年11月に出版された本です。
スキャルピングということもあり、中身は中級者向けとなっています。FX初心者がこの本を読んでもはたして理解できるのか。はっきりいって難しいと思います。他の本であったり、ネットでしっかりと基礎知識を身に着けてから読むべきでしょう。
本の内容
内容としては、大きく分けて２つあります。
１つは1分足チャートにエンベロープというインジケーターを表示させて、乖離での逆張りを狙った手法そのものの紹介です。どうスキャルをするのか具体的に図を交えて載せてあります。スキャルピングをどうすればいいのか全く分からないという方には参考になるはずです。
2つ目はパターン分析です。10個の分析を紹介しています。
- サポートライン
- レジスタンスライン
- トレンドライン
- チャネルライン
- 三角持ち合い
- フィボナッチ
- ヘッド＆ショルダーズ
- 波動
- 値幅観測
- チャートパターン
一般的な基本です。これは知っているという人もいると思います。このパターンでトレンドを確認してからエンベロープで逆張りをしていく感じになります。特にネックラインを重要視しています。
メタトレーダー4にエンベロープを表示させてみた
そこで実際にMT4のチャートに表示させてみました。本では移動平均線やエンベロープのパラメーター設定など詳しく書いてあります。
エントリーチャンスは日によって違います。1日1回以上はある感じですが、それがいつあるのか、その来たタイミングでトレードができるのかどうかは不透明です。24時間チャートに張り付くことは不可能です。
まとめ
私が思ったことを簡潔にまとめると・・・
- エンベロープを使ったスキャルピングのやり方が分かる唯一の本であり、参考になる。
- ただし、著者と全く同じトレードは難しい。
- 結局は検証をしっかりやらないと勝てるようにならないのではないか。
といった結論に至りました。本当に勝つためにはトレンドを把握することが重要であり、そこの本質的な部分はトレードする本人の裁量次第となるのが、この本の評価を分ける主因となりそうです。結局はエンベロープでなくてもボリンジャーバンドでも勝てる人はうまくいきそうな気がします。根本となるトレンドがわかりさえすれば。
ところで最近、エンベロープのインジケーターを作りました。ぜひこちらも見てほしいと思います。
MT4エンベロープ（envelope）オリジナル機能付きインジケーターを無料公開！
そしてこの本の手法をよりやりやすくするためのインジケーターも作成予定で、近日公開致します。ご期待ください。
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