オシレーター系のインジケーターで有名なストキャスティクス(Stochastic Oscillator)。いくつかご要望も来ていた人気のインジケーターの一つです。早速作ってみようと思ったのですが、普通に作ったのでは面白くない。そこで特性も活かしたオリジナルインジケーターにしてみました。
ストキャスティクスはレンジ相場で有効と言われています。であれば、レンジを判別するADXを使ってみよう。そう思い作ったインジケーターです。登録などなしでダウンロード可能です。無料で使えます。
ダウンロードはこちら(2021/12/28 ver2.0)
- 2021年12月28日
- 【MT4 ver2.0 更新】上位足表示のときのラインを平滑化できるようにしました
- 2021年10月26日
- 【MT4 ver1.13 更新】サブウィンドウの矢印の大きさを変更できるようにしました
- 2020年10月28日
- 【MT4 ver1.12 更新】%Kと%Dのクロスで矢印とアラートを追加
- 2020年8月10日
- 【MT4 ver1.11 更新】「境界値を超えてからゴールデンクロスとデッドクロス」のバグを修正
※インジケーターへのご質問・改善アイデアあれば、下部のコメント欄かアンケートに投稿お願いします!
ストキャスティクスでのトレード手法4つ
ストキャスティクスを使ったトレード手法はたくさんあります。その中で比較的よく知られている手法を4つ、特にストキャスティクスを開発したジョージ・レーンの手法を選び、矢印で表示、アラートが出るようにしました。
このストキャスティクスの特徴は3つの手法に対応していることです。それプラスADXのフィルターが追加されています。もちろんADXフィルターを外すこともパラメーターで可能です。
そして、ストキャスティクスの買われすぎは80%、売られすぎは20%と書かれていることがほとんどです。しかし中には70%以上が買われすぎ、30%以下が売れれすぎ、もありますし、その中間の75%以上、25%以下の場合もあります。そういった設定に対してもしっかりと対応してあります。
スパイクトップとスパイクボトム
20%と80%の境界値でもいいのですが、ジョージ・レーン曰く、それ以上の15%と85%は精度が上がるようです。
このインジケーターのパラメーターではストキャスティクスの手法を「%Kが水準を超える」に選択し、高水準値を85、低水準値を15にしてください。
・パーセントK(緑)ラインが15%を下回り、再び15%以上になったときに上の矢印
・パーセントK(緑)ラインが85%を上回り、再び85%以下になったときに下の矢印
パーセントD(赤色の破線)は使用しません。パラメーターで色をNoneにすることで消すことはできます。
境界値を超えてからゴールデンクロスとデッドクロス
シグナルラインとのゴールデンクロスとデッドクロスです。
ストキャスティクスの手法を「水準を超えている状態で、%Kと%Dがクロス」に選択し、今回は高水準値を80、低水準値を20にしました。70と30であったり、75と25のパターンでもいいかもしれません。スキャルピングを想定したり、トレード数を考慮して選んでください。
・パーセントKとパーセントDが20%を下回った状態で、ゴールデンクロスしたときに上の矢印
・パーセントKとパーセントDが80%を上回った状態で、デッドクロスしたときに下の矢印
今回は20と80にしましたが、結構売買サインが出ます。精度を上げるために20以下、80以上に変更してもいいかもしれません。
ガービッジトップとガービッジボトム
上記のゴールデンクロスとデッドクロスを境界値を超えた状態で2回繰り返すと矢印が出ます。
ストキャスティクスの手法を「ガービッジ・トップ(ボトム)」に、高水準値を70、低水準値を30にします。
・パーセントKとパーセントDが30%を下回った状態で、2回ゴールデンクロスしたときに上の矢印
・パーセントKとパーセントDが70%を上回った状態で、2回デッドクロスしたときに下の矢印
2回クロスする条件なので売買回数が低く、もっと売買回数を増やすために境界値を30と70にしました。20と80でもいいかもしれませんが、条件を厳しくするとサインが出てくる確率は低くなってしまいます。ただし精度は上がります。
境界値を超えるとサイン
シンプルに境界値を超えただけで逆張りのサインです。そんなインジは意外とない?
FXキーストン ストキャスティクスの解説
インジケーターの見方
シンプルに上下のサインが出たときの方向にエントリーを考えます。
ただし、レンジということもあり、レンジ幅であったり、スキャルピングでのトレードをお薦めします。
パラメーター設定
ストキャスティクスとADX、それぞれの数値を変更できます。
ADXのフィルターをオフにしたり、逆パターンの20%以上にすることもできます。大きく動いているときにストキャスティクスを使って逆張りのエントリーをするというのもアリかもしれません。いろいろ試してみてください。
レンジだからこそ、ブレイクしたときにトレンドフォロー
ある程度のレンジを形成し、そこからブレイクしたときはトレンドフォローに切り替えるのもいいかと思います。
どのようなレンジを形成するのかを判断するためにストキャスティクスを使うのはどうでしょうか。
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ご協力よろしくお願いいたします。
コメント
初めましてこんにちわ。
keys_stochasticを使わせてもらっています。
とても便利で気に入っています。
ちょっとした改善提案なのですが、
自分は、一つのチャートに期間設定を変えて複数のストキャスを表示させています。
この時レベル表示をすべて80,50,20としているのですが
ウィンドウのサイズによって、このレベル表示が期間設定違いで
ずれてしまうという現象がおきます。
期間設定が違っても、レベル表示がずれないように出来ないか、と思っています。
御一考のほど何卒宜しくお願い致します。
日々ごはん様
コメントありがとうございます。そしてインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
インジケーターの設定で「全般」にある下限設定を0に上限設定を100にするとずれることはないと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
ご回答ありがとうございました。
(確認するのが遅れて申し訳ありません,汗)
設定値の変更でできました!
本当にありがとうざいました。