FXトレード・フィナンシャル(現ゴールデンウェイ・ジャパン) 訪問取材

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FXトレード・フィナンシャル 訪問取材

FXトレード・フィナンシャルFXトレード・フィナンシャル様(現ゴールデンウェイ・ジャパン)の本社を訪問、代表取締役社長の鶴泰治様、取締役の閏間亮様、企画担当役員付 調査分析特命 マネージャーの伊藤雅也様への直接インタビューを実施しました。
システムトレードだけではなく裁量取引の魅力も引き出す「FXTF MT4」と、3種類の取引形式を選択可能なバイナリーオプション「バイトレ」の、他社にはない独自性とは?

また今回の取材では、バイナリーオプション作業部会の座長を務めておられる鶴社長の、「バイナリーオプションを広めたい」という想いに応えるべく、当サイトで特別なMT4インジケーターを制作し、ご紹介させていただきました。こちらもぜひご確認ください。


1. FXトレード・フィナンシャルの最近の動向について

鶴社長、ご無沙汰しております。2年半ぶりの取材よろしくお願いいたします。
7月に高速FXが終了し、裁量取引をMT4に一本化するなどの動きがありましたが、まずは最近の貴社の方向性についてお聞かせください。

日本の金融商品を変えて、個人のお客さまの資産運用を変革する

FXトレード・フィナンシャル 鶴社長日本の金融商品を変えて、個人のお客さまの資産運用を変革するという方向性は変わっていません。
裁量取引の一本化に関しては、そもそもMT4を導入した2011年当初からその戦略はありました。2008年10月から展開していた高速FX(サービス提供終了済み)と、裁量トレードの部分で重なっていたからですね。
MT4ですと、一つの画面でシステムトレードもできるという謳い文句はあります。ですが、裁量トレードについては既存のサービスと通貨ペアなどの違いはあっても、すでに重複感があったんですよ。

システムトレードを強化していくという会社の目標もありましたので、メタトレーダーの方へ一本化していく考えはベースとしてありました。
MT4のEA(エキスパートアドバイザー)、システムトレードだけを注力して、裁量は注力しない方向であれば、既存の裁量サービスをそのままにしておくのもよかったかもしれませんが、そのつもりはまったくありませんでした。

ただやはり、高速FXに慣れている方もいらっしゃいますし、MT4を出しても慣れていただくのに時間がかかるだろうという思いはありました。
商品をやめることは難しいところがあり、軟着陸させなければなりませんから、スケジュールを組むなどの準備も必要でした。

規制にあわせるだけではなく、裁量とEAを活かすためにシステムと機能面を補強

MT4のライセンスをオリジナルで買って、日本のレバレッジ規制にあわせてカスタマイズするだけではなく、裁量とEAの両方を活かすために、システムと機能面を補強しなければなりませんでした。
その強化を去年の2015年から始めまして、例えば決済方式を一般的な裁量トレードで多く利用されているストリーミング方式と、EAをされる方を主体としたカウントダウン方式の2つのコースを用意しました。

高速FXは、当時は最先端をいくシステムだったのですが、メタトレーダーは時代とともにどんどん進化していき、裁量トレードにおいても最先端に進化していくような商品でしたので、自動的にMT4を選びました。

FXトレード・フィナンシャル オフィスビル

2. FXTF MT4について

EAと裁量の両方を強化したFXTF MT4ならではのアピールポイントをお聞かせください。

国内FX業者でMT4を使えることに比較優位性がある

日本のFX事業における裁量トレードと、そしてシステムトレードをやりたいお客さまに対しては、MT4を使えることに競争力があります。

他社さんは自社開発などをして米ドル/円0.3pipsといった最狭スプレッドの面で戦われていますが、当社は希少価値と、システムトレードもついた商品で戦うところをベースとしており、そこに日本のFX会社では比較優位性があると考えています。

FXトレード・フィナンシャル 鶴社長MT4は世界最大級のプラットフォームと言われており、アメリカのシティバンクでは個人や法人の半分ほどがメタトレーダーで取引をされているそうです。
ですが、日本のメタトレーダー市場では撤退している会社も多く、現在は当社か外資系のFX会社さんしか残っていない状況です。

メタトレーダーはロシアのメタクオーツ社からライセンスを買うんですね。それを自国のレバレッジなどの規制にあわせてカスタマイズ、作り変えをしなければなりません。カスタマイズのためのソリューション会社というのが、ボストンテクノロジーズを始め世界に100以上あると言われています。
そういった会社を使うには、ITを含めたマネジメントの英語力が必要になります。なぜなら日本にはMT4をカスタマイズをするソリューション企業が現時点では一社もないからです。

外資系のFX会社さんですと、根本的な変更は本社がすべてやってくれていますから、それで日本でも提供できています。
我々はメタクオーツ社や海外のソリューション会社などと、ITチームが英語で直接やりとりしていますので、国内でMT4を提供することができています。

FXTF MT4では1万通貨単位と1,000通貨単位のお取引を可能とし、1,000通貨単位で作られているEAも適用できるようにするなどの整備を行いました。世界標準的な裁量トレードとEAを取引できる環境が全部揃っています。

カスタマーサポートとホームページの解説に注力

また、当社ではEAなどのインストール方法をはじめ、MT4の使いこなし方という点において、カスタマーサポートやホームページでの解説にも注力しています。
MT4に慣れているお客さまでしたら、EAのインストールなども簡単にしていただけますが、初心者の方ですとその辺りから説明が必要になります。そういった解説まで注力しているのは当社以外にはなく、他社のMT4サービスとの比較優位性と言えるのではないでしょうか。

システムトレードやインジケーターの利用方法について、細かくわかりやすいコンテンツを用意してくださっていることは、初心者にとってはありがたいですね。

わからないところがあればカスタマーサポートに、日本語で問い合わせしていただけますし、ホームページも見ていただけたらと思います。

FXTF MT4のオリジナルツールを多く用意されているのも、使いやすさに注力されているからでしょうか?

ミニターミナルや今井雅人さんのツイッターをMT4に表示できる

「ミニターミナル(Mini Terminal)」などのオリジナルツールに注力していることも、他社に対して比較優位性があります。プロフェッショナル向けと、一般個人や初心者向けという形で用意しています。

FXトレード・フィナンシャル 鶴社長また、今井雅人さんのツイッターをMT4上で見られるのは当社だけで、これも最大の特長だと考えています。
メディアでよく取りあげられるトレーダーでも、本当に実績を公開している人は、ほとんどおられないのですが、今井さんは開示されています。今井さん以外にいないと言っても等しいんじゃないでしょうか。
当社で行っているリアルトレードバトルの結果を見ていただけたらわかると思うのですが、本当に実弾で取引して勝っていらっしゃいます。

今井さんはグローバルインフォ社の社長をされていて、配信されるニュースでもたまにコメントを見ることはできます。ですが当社のMT4では、毎日のように今井さんの「さっき買ったよ」といったツイートを1日に1回か2回は見ることができ、本当に勝っている人がどう考えているのか、どういう手法を用いているのかを参考にすることができます。

ひろぴーさんやボリ平さんのセミナー等も、お客様には好評です。個人投資家目線で話されますから、お客さまとしても親しみを感じやすいと思います。

3. バイナリーオプション「バイトレ」について

貴社はワーキンググループの座長としても活動し、バイナリーオプション業界の発展に大きく貢献されてきました。

今は、金融先物取引業協会の中にあるFX業界バイナリーオプション作業部会の座長もやっているんですよ。メンバーはワーキンググループと一緒です。
半年に1回ほど定期的に会合を開き、バイナリーオプションの取り組み状況や今後の方針の打ち合わせなどを行っています。市場の育成や発展に寄与するようなグループですね。

新しくバイナリーをやりたいという業者が出てきたときの、受け皿になっています。今回のルールでは基準値が上がりましたから、FXのライセンスを持っているからといってバイナリーオプションもできるわけではなくなりました。
体制やマネージメントが必要になりますので、そのためにはこれくらいのリクワイアメント(要求仕様)がありますよ、ということを教える立場にあります。

新規でバイナリーオプションをされる業者は増えそうでしょうか?

いや、新規参入は来てないんですよ。業者が増えてこないところが問題ですね。
競合他社は海外の無登録会社なんですよね。グローバルでは現在のルールが適用される前のHIGH・LOW型が標準になっていて、30秒や1分のオプションなどいろいろなタイプがあったりします。
そういったものを知って海外のFX会社で口座を開く、私が知る限りではそういったユーザーは増えています。

ただし、海外でやることにはリスクがあります。出金ができないとかですね。そのような問題を解決しようと、我々や金融庁、当局などと連携して無登録業者の撲滅に向けて努力しています。

FXトレード・フィナンシャル様としてはバイナリーオプション業界の現状をどうお考えなのでしょうか?

バイナリーオプションを知らない日本のお客さまへどう広めるかが課題

やはり国内で広めたいという気持ちが大きいです。広告の規制や知識確認がありますので、なかなか広まりにくい部分がありますが、地道に啓蒙活動などをして広めていきたいと思っています。

FXトレード・フィナンシャル取材潜在パイは大きいです。FXは500万口座もあるのですが、バイナリーオプションはまだ30万口座くらいしかない。
あとバイナリーオプションを知らない人が圧倒的に多いですよね。FXとは取り組みや手法も違う商品があることを、日本のお客さまにどうやって広めるかが課題になってきますね。


バイナリーオプションの拡大に繋がればと思い、MT4インジケーターを作ってきたのですが、見ていただけますか?

本当ですか?それはぜひ見たいですね。

4. バイトレ用MT4インジケーターをご用意しました

 

MT4上でのバイトレの分析に役立つインジケーター「バイトレ・ナビ」です。

前回の取材時からお伺いしていた「バイナリーオプションを広めたい」という想いに貢献できないかと考え、FXTF MT4も取り扱っているFXトレード・フィナンシャル様だからこそ扱えるものを制作してきました。
多くの方々に使ってもらえたらと思いますので、こちらもぜひご覧ください。

バイトレ・ナビをご提案MT4チャートにバイトレの取引時間を表示するインジケーターなのですが、MT4でバイトレの分析をしてもらおうと考えて作りました。
 
現在・前回・次回の3つの回号について開始時刻・判定時刻を表示し、購入開始・締切を知らせるアラートや、判定時刻60秒前からのカウントダウン機能も搭載しています。

バイトレ・ナビ

バイトレ・ナビをご提案このラインが現回号のバイトレ開始時刻なんですね。判定時刻も表示されて、これはすごいですね。
このブルーの部分はなんですか?

前回号の高値安値から計算したボラティリティも表示し、2標準偏差の範囲、3標準偏差の範囲が色付けされるようになっています。
バイトレ・ナビ
MT4なので、普段から使っているインジケーターを組み合わせて分析することも可能です。
FXTF MT4で提供されている経済指標を表示するインジケーターや、ボリ平さんの「ボリ平ドラゴン式」チャートとの併用などもおすすめですね。

なるほど、これは便利ですね。どうして作らなかったんだろうと思うくらいです。
5分足以外でも使えますか?

はい、1分足と5分足を推奨しますが、1時間足まで表示できます。
バイナリーオプション普及のお役に立てるようにと制作しましたので、どなたでも無料で使っていただこうと思っています。ぜひ貴社のお客さまにご案内して使っていただければ幸いです。

バイナリーオプションもMT4も扱っている当社にはバッチリじゃないですか。
これは、バイナリーオプション取引をする人には嬉しいですね。ぜひ紹介させていただきます。

ありがとうございます。「バイトレ・ナビ」の詳しい使い方の解説や、インジケーターをダウンロードできるページをご用意させていただきますので、ぜひご活用ください。

 
 

5. 今後の目標・ビジョンについて

前回の取材でもお伺いしましたが、今後の貴社の目標・ビジョンについてお聞かせください。

お客さまに楽しんでもらい、感動と驚きを与えたい

業界の状況や規制によって小さな目標などは、少しずつ変わっていきますが、日本の金融商品を変える、個人のお客さまの資産運用を変革しようという我々のベースは変わっていません。個人の余剰資金の運用に関して金融商品を変えることにより、経済に依存せず、経済が悪ければ売りから入れるような、そういうものを取り扱ってみませんかと。

FXトレード・フィナンシャル取材他社とは価値観や目標が異なるかもしれませんが、基本的にお客さまに楽しんでもらう。感動してもらい、「こんなものがあるんですか?」と驚きを与えたいんです。
もちろん余剰資金の運用ですから、株や投資信託についても、勝つときもあれば上手くいかないときもあるかもしれません。
ただ、負けても楽しかった、次やってみようと思っていただけるような、そういう感動や驚きを与えるような会社になりたい。

証拠金取引であれば、売りから入れますし、レバレッジもあるから少額でも入れますと。FXですと24時間月曜日から土曜日の朝まで、スマホでいつでもどこでもできます。
そういう金融商品を知らない人、FXをされていない人たちはたくさんおられると思います。スマホでこんなにできるんですかと。証券会社や銀行に行って手続きする必要がないんですよと、そういう感動などを与えたいですね。理念ですから変わっていません。

とりあえずMT4とバイトレに注力していきます。
今ホットなところですと、次はビットコイン。どういう形でやるかは別として、視野には入れています。来年には金融会社も本格的に動き始めるかと思います。そこに対してどう準備していくかというところですね。

ビットコイン/米ドルなどのトレードができるように、ということですね?

そうです。我々のようなFX会社ですと取引所を作るかどうかは別として、現物の取引、いわゆる交換とFXは視野に入っているのではないでしょうか。

営業面ですが、ビットコインという仮想通貨は、インフラのところがブロックチェーンインフラと言って、分散型の外注システムというようになっているんですね。
これをいかに社内に導入していくかがもう一つの課題で、注力すべき部分です。これはFX会社、金融会社に限らず、全産業でですね。御社もそうかもしれません。
情報漏洩やサイバーアタックなどにも強固なシステムであるとか、コストも十分の一とかになりますので、これは全産業が取り組んでいくのではないでしょうか。

FXトレード・フィナンシャル(MT4)公式サイト

【株式会社FXトレード・フィナンシャル 会社概要】
「株式会社FXトレード・フィナンシャル」
商号 株式会社FXトレード・フィナンシャル
(FXTrade Financial Co., Ltd.)
所在地 〒108-0073 東京都港区三田2-11-15 三田川崎ビル4F
連絡先 TEL:03-4577-6777 (代表)
フリーダイヤル:0120-445-435(各種お問い合わせ)
FAX:03-5765-6415
設立年月日 2006年6月14日
資本金 3億5千万円 (2016年3月末現在)
代表者 代表取締役社長 鶴 泰治
登録番号 関東財務局長(金商)第258号
加入団体 一般社団法人 金融先物取引業協会 会員番号 第1570号
一般社団法人 日本投資顧問業協会 会員番号 012-02639

番外編

最後に、FXトレード・フィナンシャルという会社を引っ張っておられる鶴社長の、お人柄に迫るべくプライベートな一面についてもお伺いさせていただきました。

前回の取材で教えていただいたのですが、社長は極真空手を長年されており、黒帯でいらっしゃいます。これはぜひとも稽古をされている姿を拝見したい!
お願いすると「道場での見学は迷惑がかかるといけないので難しいけど、空手道着でしたら持って行きますよ」と仰ってくださいました。
ということで、わざわざ取材のために着替えていただけました!鶴社長の黒帯姿です!

FXトレード・フィナンシャル 代表取締役 鶴社長の空手道着姿

FXキーストン:
鶴社長、無理なお願いですみません。ご快諾いただきありがとうございます!

精神修行の意味合いが強い

鶴社長:
35歳から空手を始めて、もう19年になりますからね。
鍛えてるでしょう?これが35歳から私が生きてきた生き様です。
FXキーストン:
本当に、鍛えられてますね!びっくりしました。
今はどれくらいの頻度で道場に行かれているのですか?
鶴社長:
週に、2回から3回は行ってますよ。土日の午前中は、ほぼ稽古してますね。
精神修行の一環でやっていますし、ストレス解消にもなりますよ。どんな会社の社長さんもいろいろなプレッシャーを感じておられると思うのですが、どのようなストレス解消をされているのか気になりますよね。
行きたくなっちゃうんですよね。サンドバッグより、組手が最高ですね。
FXキーストン:
週に、2回から3回とは凄いですね!
ロゴと一緒に写真を撮らせてもらってもいいですか?
鶴社長:
立ってポーズとるだけだったら誰でもできますから、空手じゃないとできないことを。開脚とかをやってみましょうか。股割り。本当に空手やってるんだなとなりますから。

FXトレード・フィナンシャル 代表取締役 鶴社長の空手道着姿

FXキーストン:
凄いですね!完全に体までべったりと!長年の稽古の賜物ですね!
大会とかにも出場されるのですか?
鶴社長:
会社の社長になってからは試合には出ていません。怪我をして会社に来られなくなるのは一番まずいと思って。組手はしますが。試合で怪我をしますと、担架で運ばれたりしますから。
FXキーストン:
社長としての責任感ですね。さすがです。
鶴社長:
道場で稽古しているのを見せられればいいんでしょうが、道場では取材とか写真撮影とか、迷惑がかかるといけないんでね。
FXキーストン:
もちろんそうですね。
しかし、ここまでしていただけるとは思っていませんでした。股割りから拳立てまでご披露くださり大感激です。空手道の修行を通じ、心身共に鍛え上げられているのがよく分かりました。本当にありがとうございました!
【編集後記】

FXトレード・フィナンシャル取材FXトレード・フィナンシャル様には今回で3度目の取材の機会をいただきました。MT4とバイナリーオプションに注力され、「バイナリーオプションを広めたい」と仰っていた鶴社長になにか貢献できないかと制作したMT4インジケーターが好評でよかったです。MT4、BO業界を盛り上げる一助になればと思っております。
また、今回はよりプライベートな一面も拝見させていただきたく、黒帯姿もご披露いただいたのですが、心身共に鍛え上げた、長年の稽古の賜物に圧巻でした。さすが為替の世界で長年にわたりトップを走り続ける方は、相当メンタル面も強靱なんだろうなと腑に落ちました。さすがでした。貴重な一面を拝見させていただきありがとうございました。

取材:FXキーストン 編集部
取材日:2016年7月26日
取材協力:株式会社FXトレード・フィナンシャル 代表取締役社長 鶴泰治 様、取締役 閏間亮 様、企画担当役員付 調査分析特命 マネージャー 伊藤雅也 様

FXトレード・フィナンシャル(MT4)公式サイト