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レバレッジ規制は自己資本規制比率で決まる?/比率の高いFX業者を紹介
「レバレッジが10倍になる!?」そんな噂がささやかれ始めたのは2017年の終わり頃。ちょうどコインチェックのXEM盗難事件と重なり、金融庁主催の有識者検討会で本格的に議論されてきました。店頭FX(外国為替証拠金取引)の証拠金倍率(レバレッジ)を現行の25倍から10倍すべきという意見が多く出た中、最終的には見送ることに。
しかし自己資本規制比率の状態によっては、レバレッジ10倍規制の対象となるFX業者が出てくることもあるのでしょうか。大切な資産を預ける上でも今後注目すべき重要な指標の1つです。
レバレッジは自己資本規制比率によって決まる?
急激な相場変動はいつの時代も突然やってきます。有事の際でも耐えられるだけの経営基盤を持っているのか? その観点からFX業者を客観的に評価しなければなりません。健全性の低いFX事業者はレバレッジ10倍規制の対象となることもありえます。
Q. 自己資本規制比率とは?
固定化されていない自己資本の額 / リスク相当額 × 100
= 自己資本規制比率(%)
自己資本規制比率は固定化されていない自己資本の額を、さまざまな全リスク相当額で割った率です。金融商品取引法では、自己資本規制比率120%が絶対条件であり、それを下回った場合、金融庁から監督命令が下されます。140%を下回っても金融庁に届け出る必要があり、今後はこれらの数値が引き上げられるか、さらに厳格なストレステストが行われる可能性が十分にあります。
FX業者は毎年3、6、9、12月末時点に自己資本利益率を公表します。
FX業者の自己資本規制比率
※最終更新日 2024年1月5日
FX会社 | 自己資本規制比率 | 更新時期 | 比率掲載ページ | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
GMO外貨 | 868.1% | 2023年11月末時点 | [比率掲載ページ] | 詳細 |
アイネット証券 | 149.4% | 2023年9月末時点 | [比率掲載ページ] | 詳細 |
ポイント
くりっく365はレバレッジ規制とは無縁?
レバレッジ規制の対象となるのは店頭FXのみと言われております。取引所FX(くりっく365)は証拠金の全額を東京金融取引所が保管してあり、万が一破綻した場合でも保全される仕組みです。
レバレッジ10倍規制になった場合、取引所FX(くりっく365)の口座数が増加し、売買高も一気に上昇。店頭FXと立場が逆転することも予想されます。
GMO外貨
GMOインターネットグループのGMO外貨は自己資本規制比率が高く、口座開設数も多い人気のFX業者。
サービスとしては米ドル円を業界最低水準スプレッドや、初めてでも扱いやすい取引ツールなどに定評があります。スマホアプリは扱いやすく高機能で、多くのトレーダーから支持されています。
アイネット証券
アイネット証券のFXサービスでは、自動売買システムの「ループイフダン」が大きくアピールされています。感情に左右されがちな裁量トレードとは異なり、決まったルールに従って売買を繰り返してくれるループイフダンは、使いようによって日々のトレードの強い味方になってくれるでしょう。