トレードするときに考えなければならないことは、どれだけリスク(損失)があるかということです。そしてそのリスクに対してどれだけリワード(利益、報酬)を得るつもりなのか。もちろん、勝率のことも考える必要がありますし、それが期待値へと繋がってくるでしょう。
リスクとリワードを自動計算するためのインジケーター
そこでリスクリワード比率に注目し、どれだけのリスクとリワードがあるのかをチャートに表示したり、指定したラインのリスクリワード比率を自動で損益計算するインジケーターを作りました。
トレードする上で欠かせないインジです。ぜひ一度使ってみてください。
ダウンロードはこちら(2025/01/23 ver3.5)
keys_Risk_Reward_Ratio_EN.ex4(English Version):Regarding the EN
MT5版ダウンロードはこちら(2025/01/23 ver3.5)
keys_Risk_Reward_Ratio_EN.ex5(English Version)
インジケーターのダウンロード方法、ダウンロードができない場合はコチラ!
- 2025年1月23日
- 【MT4/MT5 ver3.5】 リスク、リワードラインにタッチでポップアップアラートできるようにしました。
- 2024年12月25日
- 【MT4/MT5 ver3.4】 リスク、リワードをコントロールすることで、エントリー位置が決まる機能を追加。(リクエスト元)
- 2024年5月20日
- 【MT4/MT5 ver3.3】 全角入力の状態でも反応するようにしました。
- 2024年1月26日
- 【MT4/MT5 ver3.2】 「利益:損失」か「損失:利益」か選べるようにしました。
※インジケーターへのご質問・改善アイデアあれば、下部のコメント欄に投稿をお願いします!
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インジケーター名称 | インジケーター概要 |
---|---|
keys_scalping_arrow | ドル円1分足・5分足限定のスキャルピング前提のシンプルなサインインジ |
keys_zigzag | トレンドを見極め、スキャルピングの勝率を上げるためのZigZag(パラメーターなし、オリジナルのロジック採用) |
keys_stop_label | スキャルピング用のストップラベル(直近の高値・安値までのpipsを表示) |
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リスクリワードの5種類から選ぶ
まず、リスクリワードの割合を固定にするか、変動させて考えるかの2つのパターンがあります。
何を固定にするか、もしくは変動させるのか。割合を固定にするのか、ピップ数で固定にするのかによって、5種類の選択があります。
リスクリワード比率を固定する(パラメーターは固定)
リスクとリワードの割合は人それぞれ違ってきます。1対1の場合もありますし、1対2や1対3もあるでしょう。逆にリスクを大きくすることも間違いではありません。
例としてリワードを2、リスクを1として表示してみました。まずはユーロドルをロングの場合です。
0.96276にロングをエントリーした場合、ストップを直近安値の0.96073に赤ラインを動かしました。そうするとリスクの2倍のところに青ライン(価格は0.96683)が自動的に移動します。
ショートした場合も同じです。144.465でショートをエントリーしたと仮定します。
今回はリスクを指定するのではなく、リワードを指定してみました。青ラインを144.032に移動です。そうすることで、赤ラインが144.682に移動しストップの価格が分かります。
こういった形で、リスクリワードを固定して、損切りのストップを移動させた場合には利確のリミットの価格位置が自動的に分かったり、利確のリミットを移動させた場合には損切りのストップの価格位置が自動的に分かります。
リスクリワード比率を知る(パラメーターは変動)
ベースとなるエントリー価格を決めた後、リミットとストップを指定することで、リスクリワード比率が分かります。
上図ではショートをした場合、高値となるところにストップを置いたとします。次にリミットをどれだけ移動させれば許容できるリスクリワードなのかが分かるようになっています。図では1.60です。
もう一つはレンジを想定し、ロングしたいとします。下限にストップ(赤ライン)を置き、上限にもリミット(青ライン)を置きます。
エントリー位置(白ライン)を動かすことによってリスクリワードの比率が分かり、どの価格でエントリーするべきかの判断ができます。
リスクリワードを固定(ピップ数で固定)
ストップは10pips、リミットは20pipsにしているという場合はこれです。それぞれpipsを指定できます。
ロングからショートへ、ショートからロングへ変更するときはキーボードのXを押してください。
比率(相対値)ではなく実際の値(絶対値)で価格間を把握できます。
リスクを固定(ピップ数で固定)、リワードは変動
リスクを例えば10pipsと限定させ、リワードを伸ばしたいというときにこれを選びます。
リスクのラインは常に同じ価格間で動きます。エントリー価格から何pipsという間隔です。
これを選ぶ人が多いように思えます。ある程度のリスクの感覚が掴めやすいです。
リスクを変動、リワードは固定(ピップ数で固定)
次は逆のパターンです。
めざしているリワードに対してどれだけのリスクを冒せるのかを計算します。
リスクリワード変動、エントリー(比率)
リミットとストップを動かすことで、リスクリワードの割合でエントリー価格が自動的に決まるパターンです。
どの価格でエントリーすればいいかを決めるときに使えそうです。
エントリーを現在価格にする
エントリーを指値、逆指値注文ではなく、成り行きで注文したときのリスクリワードを考えることもできます。
パラメーターの設定で「エントリー(現在価格)」をtrueにしてください。
エントリーライン(白いライン)を指定することなく、自動的に現在の価格でエントリーしたときのリスクリワードが出てきます。
これもリスクリワードを固定にしたり、自分で調整したりすることができます。
実際の取引数量から損益を円換算
実際にエントリーしてみてどれだけの利益が発生するのか、または損失をだしてしまうのか、知りたいはずです。
これがクロス円の場合は計算しやすいと思います。例えばユーロ円を1万通貨持っていた場合、100pips動くと1万円の損益となります。しかしユーロドルとなった場合、1万通貨はドルとなり、円換算(現在のドル円のレートを掛け合わせる)しないといけません。
エントリーしたロット数を指定することで、どれだけの損益が出るか下に表示されます。
ここで注意してほしいのが1ロット(Lot)の通貨です。多くのFX業者では1ロット1万通貨ですが、業者によっては10万通貨であったり、1000通貨の場合があります。トレードする業者で確認してから設定をお願いします。
パラメーターの設定
リスクリワードは「固定」と「変動」があります。
固定の場合は、リワードとリスクをそれぞれ指定してください。初期設定ではリワードが2.0、リスクが1.0となってます。
通貨ペアを変更したときにリミットライン、ストップラインの表示が変更前の状態のままになってますので、キーボードのC(クリアーのC)を押してください。
またこのインジケーターをキーボードから表示/非表示に切り替えることができます。パラメーターの設定からどのキーでオンオフするか選んでください。
さらにキーボードのXを押すと、ロングとショートを入れ替えることができます。ラインをドラッグする手間が省けます。試してみてください。
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世界的に利用者を急増させているTradingView(トレーディングビュー)でもリスクリワードが一目で分かる描画ツールが利用できます。
TradingViewの「ロングポジション」「ショートポジション」では指定したラインからのリスクリワード比率、確定損益、数量が一目で確認できます。
その他にも便利な描画ツールがたくさんあるので、気になる方は別記事をぜひご一読ください。
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TradingViewインジケーターに関しても、ご要望に応じて作成と更新を続けていきますのでぜひ使ってみてくださいね。
ご協力よろしくお願いいたします。
コメント
そうだったんですね。クロス円が絡まない通貨も対応できるように改良できませんか?
まさき様
そもそもデータがないから表示が難しいということですが、ちょっと調べて考えてみます。
ありがとうございます。
大変助かっているのでよろしくお願いします。
大変有益なインジだと思うのでぜひお願いします。