例えば「大きなローソク足が出現した」とします。
それは、はたして大きなローソク足なのでしょうか。
何と比較して大きいと言えるのでしょうか。
MT4/MT5はスケールが変更するので直近のチャートでは大きなローソク足でも、実はそれほどだったりすることも。
ローソク足の実体に注目したインジケーター
実際にローソク足の実体をボリューム(出来高)のように並べてみて、比較できるようにしてみました。
登録などなく、ワンクリックでダウンロードできます。無料ですので使ってみてください。
ダウンロードはこちら(2024/08/28 ver1.2)
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- 2024年4月28日
- 【MT4/MT5 ver1.2】 太さを変更できるようにしました。(リクエスト元)
- 2024年4月22日
- 【MT4/MT5 ver1.1】 陽線を0以上、陰線を0以下に分けられるようにしました。
- 2024年4月8日
- 【MT4/MT5 ver1.0】 ローソク足の実体を比較するためのインジケーターを公開
※インジケーターへのご質問・改善アイデアあれば、下部のコメント欄かアンケートに投稿お願いします!
インジケーターの解説
単純にローソク足の実体部分を並べてあります。色も陽線、陰線の色に対応してます。
水平線は平均値、そしてボリンジャーバンドで使われる平均値からの標準偏差を表示させてます。
この期間はチャートで表示させている全ローソク足となります。
MT4/MT5の設定で「チャートの最大バー数」というものがありますが、最大でもこれだけのデータ数を計算することになります。データ数は多すぎても時系列分析ということもあり意味がないのかもしれませんが、それでもできるだけ多くのデータから比較したいと思い、このようにしました。
業者ごとにヒストリカルデータの量が違ってきます。それによって結果は変わってくることをご留意ください。
大きいローソクを目立させる
大きく動いたローソク足は注目されていると思います。そこで矢印を出してみました。初期設定では2標準偏差以上となります。
陽線なら上矢印、陰線なら下矢印となります。
ただ大きく動いたからといってそのままトレンドとして継続ではなく、行き過ぎたことによる反発もあります。よって逆張りチャンスを狙うことも考えられそうです。
高値から安値の大きさ(ヒゲまで含めた大きさ)比較
実体ではなくローソク足のヒゲを含めた大きさを比べることもできます。
実体とは違い、また見え方が変わってきます。試してみてください。
ATR(真の値幅の平均)も追加
ヒゲも含めた表示をしたときに、ATRにしたらどうなるのだろうと思い、機能として追加してみました。
だいたい1標準偏差近辺の値となるのかなと思います。参考程度にしてみてください。
このインジケーターを使ってみての考察
大きなローソク足はボラティリティが大きく、注目される。もしくは注目されていたという仮定を個人的に持っています。ただそこからどのように動いていくかは分かりませんが、この動きから今後どう動いていくのかを見ていきたいと思っています。
ドル円に関してはリスクのオンオフ、金利などによって、大きく下落したときと大きく上昇したときの意味が違ってきます。この動きを参考にトレンドを考えても面白いのではないかと。
一方で逆の見方も見ることができ、実体が小さいときをチャンスと考えているトレーダーもいるのではないかと思ってます。ボリューム(出来高)が小さく、レンジと判断したときのトレードを狙うこともできるのではないでしょうか。バイナリーオプションでも考えられそうです。
このインジケーターを使って、さらに検証してみたいと思います。
パラーメーター設定
矢印が出現したときにアラートを出すこともできます。
矢印のサインのマークは変更可能です。以下の表から選んでください。
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コメント
いつもステキなインジケーターをありがとうございます。
特に今回のは実体を計算式で加工せずに、そのまま使っているので見易いと感じました。
陰線と陽線を区別できると更に分かり易いかとも感じるので、もし可能なら、
陰線はゼロラインの下に表示選択も出来ると嬉しいです。
陰線・陽線の変化は折れ線グラフでも表示選択が出来ると更に嬉しいです♪
ATRは日々変化したりもするので、ATRの変化のグラフや
陰線・陽線グラフの移動平均線もあると更に見てみたいなと思うのですが、
今後のご参考にして頂ければ幸いです♪
ぺろこ様
コメントありがとうございます。そしてインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
いろいろとご提案をありがとうございます。非常に勉強になります。いろいろと検討してからできるところを改良していきたいと思います。参考になりました。
これからもよろしくお願いいたします。