リスクリワードを自動計算するMT4/MT5インジケーターを公開!1対3も検証できるツール

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トレードするときに考えなければならないことは、どれだけリスク(損失)があるかということです。そしてそのリスクに対してどれだけリワード(利益、報酬)を得るつもりなのか。もちろん、勝率のことも考える必要がありますし、それが期待値へと繋がってくるでしょう。

リスクとリワードを自動計算するためのインジケーター

リスクリワードを計算するインジケーター

そこでリスクリワード比率に注目し、どれだけのリスクとリワードがあるのかをチャートに表示したり、指定したラインのリスクリワード比率を自動で損益計算するインジケーターを作りました。

トレードする上で欠かせないインジです。ぜひ一度使ってみてください。

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更新履歴
2024年1月26日
【MT4/MT5 ver3.2】 「利益:損失」か「損失:利益」か選べるようにしました。
2023年11月20日
【MT4/MT5 ver3.1】 ラインの太さを変更できるようにしました。
2023年10月4日
【MT4/MT5 ver3.0】 pipsで固定できるようにしました。キーボードのXでロングとショート入れ替わるようにしました。
2023年7月24日
【MT4/MT5 ver2.4】 テキストの表示位置を選べるようにしました。

インジケーターへのご質問・改善アイデアあれば、下部のコメント欄かアンケートに投稿お願いします!

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リスクリワードの5種類から選ぶ

まず、リスクリワードの割合を固定にするか、変動させて考えるかの2つのパターンがあります。

固定と変動の2種類

何を固定にするか、もしくは変動させるのか。割合を固定にするのか、ピップ数で固定にするのかによって、5種類の選択があります。

 

リスクリワード比率を固定する(パラメーターは固定)

リスクとリワードの割合は人それぞれ違ってきます。1対1の場合もありますし、1対2や1対3もあるでしょう。逆にリスクを大きくすることも間違いではありません。

例としてリワードを2、リスクを1として表示してみました。まずはユーロドルをロングの場合です。

ロングの場合のリスクリワード比率

0.96276にロングをエントリーした場合、ストップを直近安値の0.96073に赤ラインを動かしました。そうするとリスクの2倍のところに青ライン(価格は0.96683)が自動的に移動します。

ショートした場合も同じです。144.465でショートをエントリーしたと仮定します。

ショートの場合のリスクリワード比率

今回はリスクを指定するのではなく、リワードを指定してみました。青ラインを144.032に移動です。そうすることで、赤ラインが144.682に移動しストップの価格が分かります。

こういった形で、リスクリワードを固定して、損切りのストップを移動させた場合には利確のリミットの価格位置が自動的に分かったり、利確のリミットを移動させた場合には損切りのストップの価格位置が自動的に分かります。

 

リスクリワード比率を知る(パラメーターは変動)

ベースとなるエントリー価格を決めた後、リミットとストップを指定することで、リスクリワード比率が分かります。

エントリー位置とストップが決まっている場合

上図ではショートをした場合、高値となるところにストップを置いたとします。次にリミットをどれだけ移動させれば許容できるリスクリワードなのかが分かるようになっています。図では1.60です。

もう一つはレンジを想定し、ロングしたいとします。下限にストップ(赤ライン)を置き、上限にもリミット(青ライン)を置きます。

エントリー位置・価格を変更する

エントリー位置(白ライン)を動かすことによってリスクリワードの比率が分かり、どの価格でエントリーするべきかの判断ができます。

 

リスクリワードを固定(ピップ数で固定)

ストップは10pips、リミットは20pipsにしているという場合はこれです。それぞれpipsを指定できます。

ピップ数で固定

ロングからショートへ、ショートからロングへ変更するときはキーボードのXを押してください。

比率(相対値)ではなく実際の値(絶対値)で価格間を把握できます。

 

リスクを固定(ピップ数で固定)、リワードは変動

リスクを例えば10pipsと限定させ、リワードを伸ばしたいというときにこれを選びます。

リスクを固定する

リスクのラインは常に同じ価格間で動きます。エントリー価格から何pipsという間隔です。

これを選ぶ人が多いように思えます。ある程度のリスクの感覚が掴めやすいです。

 

リスクを変動、リワードは固定(ピップ数で固定)

次は逆のパターンです。

リワードを固定する

めざしているリワードに対してどれだけのリスクを冒せるのかを計算します。

 

エントリーを現在価格にする

エントリーを指値、逆指値注文ではなく、成り行きで注文したときのリスクリワードを考えることもできます。

パラメーターの設定で「エントリー(現在価格)」をtrueにしてください。

パラメーターの設定でtrueに

エントリーライン(白いライン)を指定することなく、自動的に現在の価格でエントリーしたときのリスクリワードが出てきます。

エントリーは現在の価格に自動設定

これもリスクリワードを固定にしたり、自分で調整したりすることができます。

 

実際の取引数量から損益を円換算

実際にエントリーしてみてどれだけの利益が発生するのか、または損失をだしてしまうのか、知りたいはずです。

これがクロス円の場合は計算しやすいと思います。例えばユーロ円を1万通貨持っていた場合、100pips動くと1万円の損益となります。しかしユーロドルとなった場合、1万通貨はドルとなり、円換算(現在のドル円のレートを掛け合わせる)しないといけません。

損益を円換算で表示

エントリーしたロット数を指定することで、どれだけの損益が出るか下に表示されます。

通貨数は業者ごとによって違ってくる

ここで注意してほしいのが1ロット(Lot)の通貨です。多くのFX業者では1ロット1万通貨ですが、業者によっては10万通貨であったり、1000通貨の場合があります。トレードする業者で確認してから設定をお願いします。

 

パラメーターの設定

リスクリワードは「固定」と「変動」があります。

固定の場合は、リワードとリスクをそれぞれ指定してください。初期設定ではリワードが2.0、リスクが1.0となってます。

リスクリワードのインジのパラメーター

通貨ペアを変更したときにリミットライン、ストップラインの表示が変更前の状態のままになってますので、キーボードのC(クリアーのC)を押してください。

またこのインジケーターをキーボードから表示/非表示に切り替えることができます。パラメーターの設定からどのキーでオンオフするか選んでください。

さらにキーボードのXを押すと、ロングとショートを入れ替えることができます。ラインをドラッグする手間が省けます。試してみてください。

 

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世界的に利用者を急増させているTradingView(トレーディングビュー)でもリスクリワードが一目で分かる描画ツールが利用できます。

TradingViewの「ロングポジション」「ショートポジション」では指定したラインからのリスクリワード比率、確定損益、数量が一目で確認できます。

その他にも便利な描画ツールがたくさんあるので、気になる方は別記事をぜひご一読ください。

 

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TradingViewインジケーターに関しても、ご要望に応じて作成と更新を続けていきますのでぜひ使ってみてくださいね。

 

より良い情報を提供するために、アンケートを実施しております。
ご協力よろしくお願いいたします。

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アンケートでいただいたご質問やご要望については、随時こちらのページでお答えしています。

ご質問・ご要望の一覧はこちら

コメント

  1. 安藤 より:

    前回、線の太さを変えてほしいとお願いしましたところもう対応していただいており驚いております。ありがとうございます。過去検証で仮想売買をインジケータでできればと数年探し、やっとKey_Risk_Riwasrdまでたどり着きました。それまではフィボナッチを使っていました。インジケータで仮想売買できるのものはReviewCandleChartのT-noteがありますがこれは4本値でしかエントリ決済できないので獲得PIPSがかなり大雑把な数値となり、PFが分からず勝率しか出せません。最近、素数という方のCR1というチャートを動かすインジケータと描画インジFR0に、ソフトとして独立していると思われる仮想売買のインジがついています。これらを購入しました。これはよくできているのですが、一目均衡表の雲の表示に問題があり私には結局使えませんでした。素数様に仮想売買のインジだけを売ってほしいとお願いしましたが断られました。仮想売買の機能がKey_Risk_Reward_Retioについていれば非常に付加価値の高いインジになると思います。仮想売買結果から勝率、PFを計算しCVSファイルで出力できるとありがたいです。CR1の仮想売買インジはこれができます。過去検証ソフトFT5は10万円近いです。数千円で仮想売買インジさえ入手でき、ReviewCandleChartでつかえれば検証が進みます。一度ご検討ください。

    • masa より:

      安藤様
      コメントありがとうございます。
      検証するためのツールということで、作ってみたい気もするのですが、かなり大がかりなことになり、時間的にも大変な作業となります。ちょっと考えたいため、検討とさせてください。他のご紹介いただいた検証ソフトも調べてみようと思います。
      これからもよろしくお願いいたします。

  2. E.K より:

    いつもありがとうございます。このインジ、ちょっともったいない気がします。普通、S/Lの位置で失う金額(or資金の何%か)を決めていると思います。で、S/Lの位置を決めた時に、売買できるロット数を知りたくなるはずです。なので、例えば、損失額を2000円と決めているとして、S/Lの位置を決定したら、その幅なら何ロットで勝負するかを計算して表示して欲しいのです。ぜひ、ご検討くださいませ!

    • masa より:

      E.K様
      コメントありがとうございます。そしてインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
      たしかにロット数が計算できるといいのですが、証拠金の関係もあったりと、ちょっと検討させてください。参考にさせていただきます。
      これからもよろしくお願いいたします。

  3. choichoi より:

    いつも大変お世話になっております。
    ロット計算機能を私も希望します。
    エントリー位置と損切り位置を水平線で指定したら、固定金額 or 損失% を元にロットを計算して表示だけして欲しいです(できればpips数も表示されるとありがたいです)。
    (損失%の計算は、残高のみではなくクレジットも含めた有効証拠金もしくは余剰証拠金)
    なるべく動作を軽くしていただきたいので、他の計算はなくて良いです。というと keys_Risk_Reward_Ratio とは全く違うインジケータになってしまうかもしれません、、、。
    ご検討いただけますと幸いです。

    • masa より:

      choichoi様
      コメントありがとうございます。そしてインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
      ロット計算のご要望がいくつかあるので作ってみたいのですが、いろいろと条件的に考えることがありまして、証拠金をどうするのかも含め、検討する時間をください。
      これからもよろしくお願いいたします。

  4. まな より:

    いつもありがとうございます。こちらのインジリスクリワード計算した所異なります…
    ユーロドルロング
    エントリーレート1.08458
    損切りレート1.08415 -4.3pips
    利確レート1.08885 +42.7pips
    42.7pips÷4.3pips=9.93…になるはずですが9.9:1=9.86になってます。
    ご確認改善宜しくお願いします。
    またリスクリワードの表示形式ですが
    リワード:リスク=リスクリワード比率になっていますが分かりやすく
    リスク1:リワード〇.〇〇(リワードは小数点第2位まで表示)のみの形式に変更は可能でしょうか?宜しくお願いします。

    • masa より:

      まな様
      コメントありがとうございます。そしてインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
      ちょっと確認後修正したいと思います。教えていただきありがとうございます。
      もしかしたらパソコンの計算による誤差の可能性もあります。分かり次第またコメントいたします。
      表示に関しては選べるようにしたいと思います。
      これからもよろしくお願いいたします。

      • T より:

        宜しくお願い致します。
        リスクリワード表示形式選択できますと助かります。
        ありがとうございます。

  5. Y より:

    いつも素晴らしいインジケーターを作っていただきありがとうございます。
    暗号通貨をトレードするときがあるので「1通貨」での表記もあると1ロットあたりの損益がそのまま把握できて便利だと思いました。
    また、出先でMacbookでトレードしたいと思ったときに「クリアキー」「水平線の表示/非表示」「ロングショート入れ替え」のキーボード配列によるショートカットが使えないのでControlやCommand(Alt)を加えたものにできるようにするか、自由にショートカットキーが決められるようにしてほしいです。
    ご検討いただけますと幸いです。

    • masa より:

      Y様
      コメントありがとうございます。そしてインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
      暗号通貨については想定してなかったので、一度表示してみたりして検討してみたいと思います。非常に参考になるアドバイスに感謝です。
      ショートカットキーは選べるようにしたいと思います。
      これからもよろしくお願いいたします。

    • masa より:

      Y様
      すみません。ショートカットキーの変更はパラメーター設定で自由にできますので、そちらを一度試していただければと思います。

  6. より:

    表示非表示ですが現在レート付近に表示可能でしょうか、m1などの短期の分足で表示する際に現在レート付近に表示されないです、現在レート付近に表示されると助かります

    • masa より:

      d様
      コメントありがとうございます。そしてインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
      表示のずれはクリアキーとなるCキーを押すとチャートの中央に戻ります。それではダメなのでしょうか?
      これからもよろしくお願いいたします。

  7. haru より:

    大変素晴らしいインジケーターをありがとうございます。
    ですが、MACBOOKでの取引をする際、水平線のON・OFFがキーボードタッチでは反応せずで困っております。。。

    チャート上でON/OFFができるものがあると大変助かります。
    ご検討よろしくお願いいたします。

    • masa より:

      haru様
      コメントありがとうございます。そしてインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
      水平線のオンオフはキーボードのA以外にも変更できますが、変更したとしても反応しないということでしょうか。もしそういうことであれば、マウスのクリックでオンオフできるように検討したいと思います。
      私の環境でも試してみます。
      これからもよろしくお願いいたします。

      • haru より:

        ご返答ありがとうございます。
        現状キーボードA以外に変更しても反応がない状態です。
        クリックでのon\offを熱望しております。
        厚かましいお願いですが、前向きにご検討頂けると嬉しいです。
        宜しくお願い致します。