IMMポジションは、毎週金曜日に米CFTC(Commodity Futures Trading Commission)が発表するCOT(Commitments of Traders Report) をもとに作られます。
主要通貨(円、ユーロ、ポンド、豪ドルなど)の先物市場における「Non-Commercial(投機筋)」の買い(Long)と売り(Short)、その差である Net(ネットポジション) が基本データです。
トレビューにIMMポジションを表示させるインジケーター

そこで、トレーディングビューのチャート上でIMMポジションを表示するインジケーターを作りました。
IMMポジションを見ることで、市場における大口投機筋のセンチメント(偏り)を把握できます。長期トレンドと投機筋の動きを比較、ポジション極端時の反転ポイント確認、マーケットセンチメントの推移を視覚化、「行き過ぎ相場」を早期に察知、など、相場の“内部構造”を知るデータなので、テクニカル指標とは異なる次元の情報を補完できます。
TradingViewでの表示はこちら(2025/12/04 ver1.0)
- 2025年12月4日
- 【TV ver1.0】 IMMポジションを表示するインジケーター
※インジケーターへのご質問・改善アイデアあれば、下部のコメント欄に投稿をお願いします!
各社のIMMポジション情報
一部の業者では、サイト上で情報を整理し、公開しています。
| FX会社 | IMMポジション情報のページ |
|---|---|
外為どっとコム |
IMMポジション(シカゴ通貨先物(円)投機筋(Non-Commercial)のポジション) https://www.gaitame.com/markets/imm.html |
OANDA証券 |
IMM通貨先物ポジションの推移チャート https://www.oanda.jp/lab-education/oanda_lab/oanda_rab/imm/ |
セントラル短資FX |
シカゴIMM通貨先物ポジション推移 https://www.central-tanshifx.com/market/indicator/immposition.html |
インジケーターの特徴と使い方
このインジケーターは、投機筋の買いと売り、ネットポジションの大きさとチャートを同時に見ながらの検証ができます。

買いポジションと売りポジションどちらが大きいか、そして前週と比較してどれだけの増減があったか、買いと売りの差となるネットの拡散、縮小を分析します。
米国で政府機関が閉鎖されると、統計機関など多くの公的機関が「閉鎖対象」になり、データ収集・公表作業が中断されました。

よって、直近では、同じ値のままの状態になっています。今後これは修正されるのかどうか未定です。
実際のチャートで分析
ドル/円の週足と円のポジション
ドル円の週足と投機筋(Non-Commercial)の日本円のポジションを見ています。

2025年は5月頃から円売りのポジションが増加してきました。これにより円安に進みやすい状況となったのかもしれません。
買いと売り、どちらかに偏るとネットが大きくなります。ポジションが溜まった状態とも言えるわけで、大きなネットの値から減少したとき、要注意です。
ユーロ/米ドルの週足とユーロのポジション
次にユーロドルの週足で、ユーロのポジションを見てみましょう。

2025年の3月からユーロ買いが売りよりも大きくなり、ユーロドルが上昇しています。
必ずしも同じようにトレンドとなるわけではありませんが、実際のポジションとして参考になります。
パラメーター設定
赤く囲まれた項目が大事です。

クロス円であれば日本円を見てください。
スタイル
テーブルの項目は、右上に表示される表になります。実際の値と前週の値の比較も大事なので表にしてますが、必要がなければチェックボックスをオフにしてください。

TradingViewでの表示はこちら(2025/12/04 ver1.0)
本計算結果は、入力条件をもとに自動算出された概算値であり、正確性や完全性を保証するものではありません。実際の取引結果とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
その他の計算してくれるインジケーターはこちら

外為どっとコムでは「IMMポジション情報」をスマホアプリ内で見れます。同社で口座開設すれば無料で閲覧可能。
上記画像は、スマホアプリで実際にIMMポジションを表示させた画面になります。「投機筋ポジション」「総建玉の推移」を表示可能。
グラフに表示できる通貨は6種類(円、ユーロ、ポンド、豪ドル、NZドル、スイスフラン)から、期間(グラフの本数)は4種類(50週、100週、150週、200週)から選択できます。また、グラフエリアをタップして、該当箇所のデータ確認も可能です。
IMMポジションをスマホアプリでサクッと確認できるのは非常に便利。ちなみに、外為どっとコムのアプリでは、板情報や売買比率などの表示もできます。外為どっとコムのアプリに関しては特集記事も参考にしてみてくださいね。
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FXキーストンではTradingView対応のオリジナルインジケーターも公開中です。すべて無料で利用可能となっています。
TradingViewインジケーターに関しても、ご要望に応じて作成と更新を続けていきますのでぜひ使ってみてくださいね。
ご協力よろしくお願いいたします。

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