移動平均線と言えば、一般的に使われているのが単純移動平均線(SMA)です。そして指数平滑移動平均線(EMA)を使っている方も多いのではないでしょうか。期間はさまざまですが、おすすめは20期間か21期間です。ボリンジャーバンドの期間と合わせるといいですね。
いろいろな移動平均線のインジケーター
今回は、そんな一般的な移動平均線ではなく、ちょっと特殊な移動平均線を紹介します。実はいろんな種類があります。数を増やしていきたいと思います。
MT4で標準に表示できる移動平均線
4種類あります。
- 単純移動平均(SMA, Simple Moving Average)
- 指数移動平均(EMA, Exponential Moving Average)
- 平滑移動平均(SMMA, Smoothed Moving Average)
- 線形加重移動平均(LWMA, Linear Weighted Moving Average)
今回はこれ以外のインジケーターを作ってます。
二重平滑単純移動平均(DSMA)
名前の通り、単純移動平均線(SMA)を二重に平滑したものです。同じように二重指数移動平均(DEMA)もあります。DEMAはパトリック・マロイが開発しました。両方とも遅効性を改善するために作られ、新たなトレンドに対して早くエントリーすることができます。
トレードは、SMAと同時に使い、GCで買い、DCで売る。DSMAの傾きがプラスになれば買い、マイナスになれば売り。価格がDSMAを上に突き抜ければ買い、下に突き抜ければ売りです。
ダウンロードはこちら(2021/04/22 ver1.1)
- 2021年4月22日
- 【ver1.1 更新】 シフトできるようにしました
- 2020年4月10日
- 【ver1.0 公開】 インジケーターを公開
※以前にダウンロードされたものは新しいバージョンのインジケーターに交換をお願いいたします。
インジケーターへのご質問・改善アイデアあれば、下部のコメント欄かアンケートに投稿お願いします!
二重平滑単純移動平均(DSMA)の計算式
DSMA = SMA × 2 – SMAを単純平均した値
汎用化二重指数平滑移動平均(GDEMA)
二重指数平滑移動平均線(DEMA)とEMAを係数fで合わせたインジケーター。Gは「Generalized」。DEMAよりもさらに価格に近付いているのが特徴です。
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汎用化二重指数平滑移動平均(GDEMA)の計算式
GDEMA = EMA × (1 + f) – DEMA × f
期間は25期間、係数fは0.7が一般的。
ハル移動平均(HMA)
アラン・ハル(Alan Hull)によって開発されたインジケーターであり、2本の加重移動平均を用いて導きだされたものです。加重移動平均(WMA)と同じく直近に荷重を置いているインジケーターです。
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ハル移動平均(HMA)の計算式
HMA = WMA(n/2) × 2 – WMA(n)
ワイルダー移動平均
アメリカのJ・ウエルズ・ワイルダー・Jrが開発したインジケーターです。前日のMAをn-1倍してあるのが特徴。
同じ期間のSMAとのGCとDCを見たり、乖離を見たりする使い方があります。
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ワイルダー移動平均の計算式
ワイルダーMA = {前日のワイルダーMA × (n – 1) + close} ÷ n
closeは当日の価格
正則化指数平滑移動平均(REMA)
クリス・サッチウェル(Chris Satchwell)によって考案されたインジケーター。Regularized EMAの略です。価格との乖離が小さく、トレンドに反応しやすいです。REMAモメンタムと併用することも。期間は20。
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正則化指数平滑移動平均(REMA)の計算式
REMA = {(REMA(i-1) + α × (価格 – REMA(i-1)) + λ × (REMA(i-1) + (REMA(i-1) – REMA(i-2))} ÷ (1 + λ)
平滑化定数αは2 ÷ (n+1)、λは0.5
移動回帰値(EPMA)
エンドポイント移動平均(EPMA)または線形回帰指標(LRI)とも言われてます。期間の価格を回帰分析したものです。価格との追随性が高いです。
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移動回帰値(EPMA)の計算式
EPMA = n期間の回帰分析した値
変動調整移動平均(MoMA)
前日比の変化値幅(前日差)が大きい日の比重を大きくしたインジケーター。大きく相場が動いたときに価格の追随性が高くなります。
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変動調整移動平均(MoMA)の計算式
MoMA = (前日差 × 価格) ÷ n期間
トレーディングトレンド(TTT)
アンドリュー・アブラハム(Andrew Abraham)が開発したインジケーターです。TTTではTRのWMAを使います。
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トレーディングトレンド(TTT)の計算式
Hilimit = n日間の高値 – TRのn日WMA × c
Lolimit = n日間の安値 + TRのn日WMA × c
価格がHilimitを上回る場合、TTT=Hilimit。それ以外TTT=Lolimit
その他の移動平均線インジケーターはこちら
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コメント
ハル平均線を遅行スパンとして使いたいのでシフトできるようにしてもらえませんか?
ヒロサワ様
コメントありがとうございます。そしてインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
分かりました。修正したいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
今まで7つほどのインジケーターを使わせていただきました。
毎度ありがとうございます。
インジケーターのアイデアを提供したいと思いコメントさせて頂きます。
数本のMAが収束したらアラートを出すというインジケーターです。
これはパーフェクトオーダーの手法が元となっています。
私がこの手法を使わないのは、どのインジケーターもパーフェクトオーダーと認識するのが遅いためです。
なのでパーフェクトオーダーが起こる前のMAの収束という予兆を用いてパーフェクトオーダーを捉えることができるのでは無いかということであります。
MAとMAの間隔は0.5pipsくらいで、
50、75、100MAの収束を想定しています。
エントリーの機会を増やすために1分足から4時間足まで監視できるような機能があればいいかと思います。
ヤマナカ様
コメントありがとうございます。そして7つほどインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
「MAの収束という予兆」ということですが、MACDの考え方になるのかなと感じました。ただ3本の50、75、100MAの収束ということで、どう判断し、インジケーターとして表現すればいいのかかと思いました。
またいろいろと考えてみたいと思います。参考になるアイデアを本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。