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MT4のチャート複数表示とトレーディングビューはどっちが便利?画面分割の機能を徹底比較!

この記事では、MT4とトレーディングビューのチャート複数表示について徹底比較!どちらも世界的に人気な取引ツールですが、チャートの複数表示に関しては様々な違いがあります。
MT4とトレーディングビュー、どちらが便利なのか、ぜひ参考にしてみてくださいね。
MT4のチャート複数表示とTradingViewの違いは?
項目 | MT4 | TradingView |
---|---|---|
料金 | 無料 |
Essential:2,200円 Plus:5,000円 Premium:10,100円 |
最大分割数 | 無制限 | 最大8画面 |
レイアウト保存 | 無制限 (タブ毎に保存) |
Essential:5 Plus:10 Premium:無制限 |
銘柄の同期 | キーストンインジで可能 (無料ダウンロードはこちら) |
対応 |
時間足の同期 | キーストンインジで可能 (無料ダウンロードはこちら) |
対応 |
描画ツールの同期 | キーストンインジで可能 (無料ダウンロードはこちら) |
対応 |
十字カーソルの同期 | キーストンインジで可能 (無料ダウンロードはこちら) |
対応 |
日時の同期 | キーストンインジで可能 (無料ダウンロードはこちら) |
対応 |
タブの同期 | 非対応 | 対応 |
スマホ・PCの同期 | 非対応 | 対応 |
※TradingViewの料金は2025年10月1日時点の新規契約者向け月額料金を掲載。
上記はMT4とトレーディングビューの画面分割と関連機能について一覧で比較した表です。
各項目について詳しく解説していきます!
MT4は料金がかからない
最初に比較するのが、料金についてです。MT4は国内FX会社の口座開設(無料)だけで利用できるため、費用はかかりません。
国内のFX会社でMT4に対応している会社は以下の通りです。
MT4対応の国内FX会社比較表
FX会社 | 通貨ペア | 取引単位 | 米ドル円 スプレッド |
独自機能・サービス | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|
![]() |
29 種類 |
1,000 通貨 |
0.2銭 (※1) |
スキャルピング公認 40種類以上のオリジナルツール無料提供 |
詳細 |
![]() 楽天証券(楽天MT4) |
24 種類 |
1,000 通貨 |
0.5銭 (※2) |
大手ネット証券会社 CFD取引にも対応 |
詳細 |
![]() OANDA証券 |
40 種類 |
1,000 通貨 |
変動制 | 50種類以上のオリジナルインジ無料提供 | 詳細 |
![]() JFX(※3) |
41 種類 |
1,000 通貨 |
0.2銭 (※3) |
スキャルピング公認 40種類以上のオリジナルインジ無料提供 |
詳細 |
![]() 外為ファイネスト |
40 種類 |
1,000 通貨 |
変動制 | スキャルピング公認 NDD方式採用 |
詳細 |
(※1:ゴールデンウェイ・ジャパンの上記スプレッドはAM8:00〜翌AM5:00の時間帯で原則固定・例外あり)
(※2:楽天MT4の米ドル円スプレッドは0.5銭、楽天FXの米ドル円スプレッドは0.2銭、いずれも原則固定・例外あり。楽天FXと楽天MT4の違いはこちら)
(※3:JFXでは分析専用ツールとしてMT4を提供、発注機能は非対応。上記表には通常FXサービスのスペックを掲載。上記スプレッドはAM9:00〜翌AM3:00の時間帯で原則固定・例外あり)
一方、トレーディングビューは基本利用であれば無料でも利用可能ですが、複数チャートの表示は有料プラン限定となります。
トレーディングビュー有料プラン毎の料金比較表
新規契約者向け
項目 | 月額 | 年額 | ||
---|---|---|---|---|
プラン名 | 米ドル | 円換算 | 米ドル | 円換算 |
Basic | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
Essential | 14.95ドル | 約2,200円 | 155.4ドル | 約22,800円 |
Plus | 33.95ドル | 約5,000円 | 339.48ドル | 約49,900円 |
Premium | 67.95ドル | 約10,000円 | 677.88ドル | 約99,600円 |
(※:料金は2025年9月18日時点の米ドル/円レート:1米ドル/147円を元に新規契約者向けの税抜き料金を掲載。)
既存契約者向け
項目 | 月額 | 年額 | ||
---|---|---|---|---|
プラン名 | 米ドル | 円換算 | 米ドル | 円換算 |
Basic | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
Essential | 14.95ドル | 約2,200円 | 155.4ドル | 約22,800円 |
Plus | 29.95ドル | 約4,400円 | 299.4ドル | 約44,000円 |
Premium | 59.95ドル | 約8,800円 | 599.4ドル | 約88,100円 |
(※:料金は2025年9月18日時点の米ドル/円レート:1米ドル/147円を元に有料プラン購読済みの方の税抜き料金を掲載。)
料金は上記の通りです。通常料金を掲載していますが、トレーディングビューの有料プランを契約するのであればセールを活用するのが最適です。
有料プランが最大80%割引になるため、長期利用が前提であれば最新のセール情報をぜひチェックしてみてください。
まとめ
「ツールにお金はかけたくない」⇒無料で使えるMT4がおすすめ!
「便利ならお金をかけてもいい」⇒トレーディングビューも選択肢になる
「便利ならお金をかけてもいい」⇒トレーディングビューも選択肢になる
MT4は無制限のチャート複数表示が可能
画面分割に関して、MT4は無制限のチャート複数表示が可能です。上記は20枚のチャートを複数表示させた画面です。
これだけのチャートを表示させると、一つ一つはかなり小さくなりますが、多通貨を同時に監視したい方や複数の時間軸でチャートを見たい方には便利です。
追加方法も簡単です。MT4を起動し、左上「ファイル」⇒「新規チャート」をクリックすればチャートが追加されます。
上記のアイコンをクリックすればチャートが整列されます。各チャートは自由にサイズ変更も可能。タブ毎に保存されるので、切り替えて複数表示が可能です。
トレーディングビューは最大8画面分割
一方、トレーディングビューは最大8画面までチャートを分割表示できます。
プラン毎に分割数が決まっており、Essential:2画面、Plus:4画面、Premium:8画面です。
チャートの複数表示という点だけで見れば、MT4の方が費用もかからず無制限で利用できるのでおすすめですね。
ちなみに、トレーディングビューはレイアウトが事前に用意されており、ワンクリックで変更が可能です。
レイアウトの保存もPremiumでは無制限で保存ができるため、呼び出しも簡単です。
内蔵トレーディングビューなら無料でチャートの複数表示が可能
本家トレーディングビューは有料プランを契約しないとチャートの複数表示はできません。
もっとも、国内FX会社の中にはトレーディングビューをチャートツールとして自社の取引ツールに内蔵している会社があります。
「みんなのFX」はその1つです。みんなのFXではPremiumプラン相当の一部チャート機能が無料で利用可能。
上記は、実際にみんなのFXのFXトレーダーというブラウザ版ツールに内蔵されているTradingViewの画面です。
みんなのFXでは最大6画面分割が可能。レイアウトのテンプレート複数保存にも対応、ツール内での分割とタブを独立させた形でもチャートが複数表示できます。
内蔵トレーディングビューであれば、無料で利用できるので有料プランの契約は必要ありません。費用面がネックであれば、みんなのFXもチェックしてみてください!
トレーディングビュー内蔵ツールの比較表
FX/CFD会社 | 分割形式 | 分割可能数 | レイアウト保存 | レイアウト詳細 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|
![]() |
ツール内 (独立表示も可能) |
ウィンドウ 最大6枚 |
最大5個 | 分割ごと保存可能 | 詳細 |
![]() |
ツール内 (独立表示も可能) |
ウィンドウ 最大6枚 |
最大5個 | 分割ごと保存可能 | 詳細 |
![]() |
ツール内 | 最大9分割 | 最大5個 | 分割ごと保存可能 | 詳細 |
![]() |
ツール内 (独立表示も可能) |
最大6分割 ウィンドウ無制限 |
1個 | 分割ごと保存可能 | 詳細 |
![]() GMO外貨(外貨ex CFD) |
独立 | ウィンドウ 最大8枚 |
10個以上 | チャート情報のみ保存可能 | 詳細 |
![]() セントラル短資FX |
独立 | ウィンドウ 無制限 |
10個以上 | チャート情報のみ保存可能 | 詳細 |
![]() |
ツール内 | 最大8分割 | 1個 | 分割ごと保存可能 | 詳細 |
MT4はそのままではチャートが連動・同期しない
チャートの画面分割と合わせて便利なのが同期・連動の機能です。
通貨ペア・時間足・十字カーソル・描画ツールなど必要に応じてチャートが同期・連動すると相場分析も捗ります。
この点、初期設定のMT4はシンボルや時間足が同期しません。連動させるには別途、インジケーターをセットする必要があります。
FXキーストンでは、オリジナルMT4・MT5インジケーターを無料公開しています。弊社のインジケーターであれば、MT4でも銘柄や時間足を同期させることが可能です。
月間ダウンロード総数で約15,000回以上、300個以上のインジケーターを公開しています。自由に使っていただけますのでぜひチェックしてみてください。
次は、弊社のオリジナルインジケーターと本家トレーディングビューの機能を順に解説していきます。
FXキーストンMT4インジ:keys_all_charts_change
このインジケーターはセットしたチャートの時間軸や通貨ペアを変更すると、変更が自動的にすべてのチャートに反映されるインジケーターです。
時間軸、通貨ペア、チャートの拡大/縮小の3つのパラメーターがあります。連動させたい項目を「true」にするだけなので簡単です。
FXキーストンMT4インジ:keys_SynchroChart_Line
このインジケーターは弊社で公開している多数のインジケーターの中でも、特に人気のインジケーターです。
トレンドラインや水平線などの描画ツールを他のチャートにも連動して反映してくれます。
同期する時間足の範囲は個別に設定可能。チャネルやフィボナッチ、図形、矢印なども同期してくれる優れモノです。ぜひお試しください。
FXキーストンMT4インジ:keys_Crosshair
次に、紹介するのは十字カーソルを同期させるインジケーターです。
日足と4時間足など時間軸が違うチャートでも、同じ時刻と同じ価格に十字カーソルが連動します。マルチタイムフレームで分析するときにも便利です。
FXキーストンMT4インジ:Synchroll
このインジケーターは全てのチャートの時間軸を自動で合わせてくれるインジケーターです。
過去検証の際に、他の時間軸、通貨ペアはどんな動きをしているのかを知りたいときに便利です。十字カーソルの同期と合わせて使うと、より使い勝手が良くなります。
ちなみに、このインジケーターは「LINE友だち限定」です。詳細は記事でも解説しているので気になる方はご確認ください。
チャートの同期・連動はトレーディングビューが便利
MT4でもインジケーターをセットすればチャート間の同期や連動は可能です。
しかし、この点に関してはトレーディングビューの方がMT4よりも便利です。MT4のようにインジケーターをセットしなくても、各項目をONにするだけで連動します。
さらに、異なるデバイス間でも同期するのがトレーディングビューの利点です。1つのアカウントに情報が統合されているので、PC、スマホ、タブレットを使ってトレードされる方にはおすすめ。
ここでは各項目の概要を簡単に紹介しますが、別記事にてより詳しく解説しています。
まず、トレーディングビューの同期・連動方法についてですが、項目は上記のアイコンから選びます。
レイアウト内で分割したチャートに対して、同期させたい項目をONにさせるだけです。
シンボル(銘柄)、時間足、十字カーソル、日時、日付範囲を選択できます。
通貨ペア・シンボルの同期
シンボルの同期をONにすると、片方のシンボルを変更した際にもう一方のシンボルも自動的に変更されます。
各画面にはカラーフラグを付けることができ、同じフラグカラーを付けたものだけを連動させることも可能です。
こうした細かい調整ができるのはTradingViewの便利な点です。
日時の同期
時間足や日時も上記の同期をONにするだけで、分割したチャートが連動して変わります。
特に、トレーディングビューは日付範囲も選択することが可能です。左に1カ月分の日足チャートを表示させると、右側には1カ月分の1時間足チャートが自動で表示されるという機能です。
連動もスムーズなので使い勝手が良いです。
十字カーソルの同期
十字カーソルも同期します。トレーディングビューはインストール版のデスクトップアプリも提供していますが、デスクトップアプリでは無料プランでも複数のチャート表示が可能です。
タブごとに開いたチャートの十字カーソルも同期します。無料プランでトレーディングビューをお使いの方はデスクトップアプリもおすすめです!
描画ツールの同期
描画ツールはチャート画面左側のクリップのアイコンから設定できます。
「新規描画をレイアウト内で同期」と「新規描画をグローバルに同期」の2種類があります。
レイアウト内はその名の通り、レイアウトの中で分割したチャートにのみ同期が適用されます。グローバルに同期はシンボル自体に描画の情報が記録されるため、他のレイアウトで開いた場合でも同期されます。
描画ツールに関してはこの2種類の同期が使えるので非常に便利です。
こうした機能は無料プランの方でも利用できるので、ぜひお試しくださいね。
MT4はPC版とスマホアプリが連動しない
最後に、トレーディングビューの便利な点が「異なるデバイスでも同期・連動が自動で行われる」という点です。
MT4はPC版とスマホアプリが同期しません。PC版で設定したインジケーターや描画ツールもスマホアプリに再度、設定し直す必要があります。
この点、トレーディングビューはアカウントを紐づけることで、情報が共有されます。デバイスを複数使われる方はトレーディングビューがおすすめです!
YouTubeでも動画で解説しています
TradingViewの同期・連動方法をYouTubeにて動画を公開しています。分かりやすく解説しているのでぜひ合わせてご視聴ください!