この記事には広告・プロモーションが含まれています
楽天証券(楽天FX・MT4)の最大ロット数と建玉上限を徹底解説!大口注文のスプレッドなども紹介

当記事の更新頻度スプレッド:毎月中旬に更新(原則)
ここでは、楽天証券のFXでの最大ロット数・建玉上限を徹底解説しています。楽天証券には「楽天FX」と「楽天MT4」がありますが、前者を中心に紹介。
楽天FXは国内では珍しく、最大500万通貨の発注に対応しているのが特徴的。また、200万通貨超の発注になるとスプレッドが変動するのですが、業界最狭水準スプレッドが最大200万通貨までの発注に適用される、という非常に珍しいスペックを持ちます。
当記事ではまず、楽天FX・楽天MT4の最大ロットおよび建玉上限に関するスペックを紹介。その上で、大口取引におすすめの楽天FXに関して、スプレッドなどのデータを掲載。他社との比較も行っています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
楽天証券(楽天FX・MT4)の最大ロット数・建玉上限
「楽天FX」「楽天MT4」は最大ロット数・建玉上限が違う
楽天証券には「楽天FX」と「楽天MT4」、2種類のFXサービスが存在します。前者はオリジナルツールを使った取引が可能、後者は「MT4」を使った取引が可能です。
楽天FXと楽天MT4では、取引ツール以外のスペックには共通する部分もありますが、取引上限やスプレッドなどには違いがあります。
取引上限関連では特に、楽天FXのみ1回の注文数量上限が大幅に引き上げられた、という点にご注目ください。上記画像の通り、楽天FXでは1取引あたり「最大500万通貨」の発注が可能です。一方で、楽天MT4は「最大200万通貨」が上限です。
最大500万通貨の発注に対応している国内FX会社は少数派。大手ネット証券で500万通貨まで発注できるFX会社となるとさらに希少です。ただし、200万通貨を超える発注の場合はスプレッドが変動しますのでご注意ください(スプレッドの詳細はこちら)。
また、楽天FXと楽天MT4の違いに関しては、別記事にて詳しい解説を行っています。気になる方はそちらも参考にしてみてくださいね。
「楽天FX」「楽天MT4」取引上限関連スペック表
比較項目 | ![]() |
![]() |
---|---|---|
1度の発注上限 | 500万通貨 | 200万通貨 |
建玉上限 (全通貨ペア合計) |
100億円相当額(※1) | 100億円相当額(※1) |
建玉上限 (通貨ペアごと) |
3,000万通貨(※2) | 3,000万通貨(※3) |
スプレッド (米ドル円) |
〜200万通貨:0.2銭 200万超〜300万通貨:0.6銭 300万超〜500万通貨:1.0銭 (※4) |
取引画面で確認 |
(※1:リアルタイムで円換算された金額)
(※2:ZARJPY・MXNJPYは1億通貨、CNHJPYは2,500万通貨、TRYJPYは300万通貨が建玉上限)
(※3:ZARJPY・MXNJPYは1億通貨、TRYJPYは300万通貨が建玉上限)
(※4:楽天FXの上記スプレッドはAM9:00~翌AM3:00の時間帯で原則固定・例外あり)
建玉上限「100億円相当額」って具体的にいくら?
「全通貨ペア合計の建玉上限が100億円相当額ってあるけど、具体的にどれくらい?」と気になったので、計算してみました。例として、米ドル円を100億円相当額保有する場合を考えてみます。計算式は「100億円 ÷ ドル円レート」です。
【計算結果】100億円 ÷ 144.55円 = 約6,918万通貨
通貨ペアごとの建玉上限は基本3,000万通貨なので、実際は米ドル円をここまで保有できませんが、目安にしてもらえればと思います。
「楽天FX」のスプレッドは発注数量で変動する
既にお伝えしている通り、楽天FXは最大500万通貨の発注が可能ですが、200万通貨を超える発注の場合は基準スプレッドが変動します。
大口発注で基準スプレッドが変動するのは他社も同じなのですが、楽天FXは200万超の発注でも低水準スプレッドが適用されるのがポイント。
また、下記でもお伝えしていますが、最大200万通貨まで業界最狭水準スプレッドが適用される、非常に珍しいFXサービスでもあります。
注文数量 | USD JPY |
EUR JPY |
GBP JPY |
AUD JPY |
EUR USD |
---|---|---|---|---|---|
〜200万通貨 | 0.2銭 | 0.5銭 | 0.9銭 | 0.6銭 | 0.4pips |
200万超 〜300万通貨 |
0.6銭 | 1.2銭 | 2.1銭 | 1.1銭 | 0.7pips |
300万超 〜500万通貨 |
1.0銭 | 1.6銭 | 2.5銭 | 1.5銭 | 0.9pips |
(※:上記スプレッドは原則固定・例外あり。USDJPYのみAM9:00〜翌AM3:00の時間帯に適用)
楽天FXの業界最狭水準スプレッドは200万通貨まで適用!
既に何度か触れていますが、上限関連の楽天FXの特徴として、米ドル円などの業界最狭水準スプレッドが最大200万通貨までの発注に適用される、という点があります。
他のFX会社のスペックに詳しい方ならご存じかもしれませんが、他社では100万通貨までの発注に限り低水準スプレッドを適用する、という設定が一般的です。そのため、楽天FXの設定はかなり珍しいと言えます。
本当に他社と比べて有利なの?と気になる方は、下記の比較表をご参照ください。各社で適用される、「米ドル円の最も低水準の基準スプレッド」と、「その基準スプレッドが適用される最大発注数量」をまとめています。ぜひご確認ください。
FX会社 | 基準スプレッド (米ドル円) |
左記のスプレッドが適用される最大発注数量 | 公式サイト |
---|---|---|---|
![]() |
0.2銭 | 最大200万通貨 | 詳細 |
![]() |
0.2銭 | 最大100万通貨 | 詳細 |
![]() |
0.2銭 | 最大100万通貨 | 詳細 |
![]() |
0.2銭 | 最大100万通貨 | 詳細 |
![]() |
0.2銭 | 最大100万通貨 | 詳細 |
![]() |
0.2銭 | 最大100万通貨 | 詳細 |
![]() |
0.2銭 | 最大100万通貨 | 詳細 |
![]() |
0.2銭 | 最大100万通貨 | 詳細 |
![]() |
0.18銭 | 最大100万通貨 | 詳細 |
![]() |
0.2銭 | 最大100万通貨 | 詳細 |
(※:「基準スプレッド」には各社で適用される最も低水準のスプレッドを記載。いずれも原則固定・例外あり)
(※:楽天証券(楽天FX)の上記スプレッドはAM9:00〜翌AM3:00の時間帯に適用)
(※:外為どっとコムの上記スプレッドはAM9:00~翌AM3:00の時間帯に適用)
(※:みんなのFXの上記スプレッドはAM8:00〜翌AM5:00の時間帯に適用)
(※:LIGHT FXの上記スプレッドはAM8:00〜翌AM5:00の時間帯に適用)
(※:ヒロセ通商の上記スプレッドはAM9:00〜翌AM3:00の時間帯に適用)
(※:JFXの上記スプレッドはAM9:00〜翌AM3:00の時間帯に適用)
(※:GMOクリック証券の上記スプレッドはAM9:00〜翌AM3:00の時間帯に適用)
(※:ゴールデンウェイ・ジャパン(FXTF)の上記スプレッドはAM8:00〜翌AM5:00の時間帯に適用)
(※:SBI FXトレードの上記スプレッドは100万通貨までの発注に適用される基準値)
(※:GMO外貨の上記スプレッドはAM8:00〜翌AM3:00の時間帯に適用)
楽天FXの最大ロット数・スプレッドを他社と比較
「200万通貨を超える発注の場合、他社と比べてスプレッドはどうなの?」と気になる方のために、以下のデータを用意しました。
楽天証券(楽天FX)を含む人気FX会社を対象に、「100万通貨」「200万通貨」「300万通貨」「500万通貨」それぞれの発注時におけるスプレッドを比較。500万通貨になると、そもそも対応しているFX会社が絞られてきますので、その点にもご注目ください。
「100万通貨」の発注に対するスプレッドを比較
FX会社 | USD JPY |
EUR USD |
建玉上限 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
![]() |
0.2銭 | 0.4pips | 100億円相当額 | 詳細 |
![]() |
0.2銭 | 0.4pips | 原則上限なし | 詳細 |
![]() |
0.2銭 | 0.3pips | 5億通貨 | 詳細 |
![]() |
0.2銭 | 0.3pips | 5,000万通貨 | 詳細 |
![]() |
0.2銭 | 0.3pips | 5,000万通貨 | 詳細 |
![]() |
0.2銭 | 0.3pips | 1,300件 | 詳細 |
![]() |
0.2銭 | 0.3pips | 4,000万通貨 | 詳細 |
![]() |
0.18銭 | 0.3pips | 2,000件 | 詳細 |
(※:「スプレッド」は1取引あたり100万通貨の発注に対する基準値を掲載。一部を除き原則固定・例外あり)
(※:楽天FXの上記USDJPYスプレッドはAM9:00〜翌AM3:00の時間帯に適用)
(※:IG証券の上記スプレッドは2025年6月17日時点に取引画面で確認できた数値)
(※:外為どっとコムの上記スプレッドはAM9:00~翌AM3:00の時間帯に適用)
(※:みんなのFXの上記スプレッドはAM8:00〜翌AM5:00の時間帯に適用)
(※:LIGHT FXの上記スプレッドはAM8:00〜翌AM5:00の時間帯に適用)
(※:ヒロセ通商の上記USDJPYスプレッドはAM9:00〜翌AM3:00の時間帯に適用)
(※:GMOクリック証券の上記スプレッドはAM9:00〜翌AM3:00の時間帯に適用)
(※:SBI FXトレードの上記スプレッドは100万通貨までの発注に適用される基準値)
「200万通貨」の発注に対するスプレッドを比較
FX会社 | USD JPY |
EUR USD |
建玉上限 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
![]() |
0.2銭 | 0.4pips | 100億円相当額 | 詳細 |
![]() |
0.8銭 | 0.6pips | 原則上限なし | 詳細 |
![]() |
0.8銭 | 0.7pips | 5億通貨 | 詳細 |
![]() |
0.6銭 | ー | 5,000万通貨 | 詳細 |
![]() |
0.6銭 | ー | 5,000万通貨 | 詳細 |
![]() |
1.9~2.3銭 | 1.9pips | 1,300件 | 詳細 |
![]() |
2.4銭 | 2.5pips | 4,000万通貨 | 詳細 |
![]() |
0.38銭 | 0.4pips | 2,000件 | 詳細 |
(※:「スプレッド」は1取引あたり200万通貨の発注に対する基準値を掲載。該当銘柄の取り扱いがない場合は「ー」と記載しています)
(※:楽天FXの上記USDJPYスプレッドはAM9:00〜翌AM3:00の時間帯に適用)
(※:IG証券、みんなのFX、LIGHT FX、GMOクリック証券の上記スプレッドは2025年6月17日時点に取引画面で確認できた数値)
(※:外為どっとコムの上記スプレッドはAM9:00〜翌AM3:00に適用。100万通貨超の注文では、100万通貨以下の注文における原則固定スプレッドに一定値を加算したスプレッドが適用、ただし例外あり)
(※:ヒロセ通商の上記スプレッドは2025/5/1~5/31の期間における実績値)
(※:SBI FXトレードの上記スプレッドは100万通貨超〜300万通貨取引時の基準値)
「300万通貨」の発注に対するスプレッドを比較
FX会社 | USD JPY |
EUR USD |
建玉上限 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
![]() |
0.6銭 | 0.7pips | 100億円相当額 | 詳細 |
![]() |
0.8銭 | 0.6pips | 原則上限なし | 詳細 |
![]() |
0.8銭 | 0.7pips | 5億通貨 | 詳細 |
![]() |
0.6銭 | ー | 5,000万通貨 | 詳細 |
![]() |
0.6銭 | ー | 5,000万通貨 | 詳細 |
![]() |
1.9~2.3銭 | 1.9pips | 1,300件 | 詳細 |
![]() |
0.38銭 | 0.4pips | 2,000件 | 詳細 |
(※:「スプレッド」は1取引あたり300万通貨の発注に対する基準値を掲載。該当銘柄の取り扱いがない場合は「ー」と記載しています)
(※:楽天FXの上記USDJPYスプレッドはAM9:00〜翌AM3:00の時間帯に適用)
(※:IG証券、みんなのFX、LIGHT FXの上記スプレッドは2025年6月17日時点に取引画面で確認できた数値)
(※:外為どっとコムの上記スプレッドはAM9:00〜翌AM3:00に適用。100万通貨超の注文では、100万通貨以下の注文における原則固定スプレッドに一定値を加算したスプレッドが適用、ただし例外あり)
(※:ヒロセ通商の上記スプレッドは2025/5/1~5/31の期間における実績値)
(※:SBI FXトレードの上記スプレッドは100万通貨超〜300万通貨取引時の基準値)
「500万通貨」の発注に対するスプレッドを比較
FX会社 | USD JPY |
EUR USD |
建玉上限 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
![]() |
1.0銭 | 0.9pips | 100億円相当額 | 詳細 |
![]() |
0.8銭 | 0.6pips | 原則上限なし | 詳細 |
![]() |
1.2銭 | 0.9pips | 5億通貨 | 詳細 |
![]() |
0.68銭 | 0.4pips | 2,000件 | 詳細 |
![]() |
1.6銭 | 0.8pips | 2億5,000万通貨 | 詳細 |
(※:「スプレッド」は1取引あたり500万通貨の発注に対する基準値を掲載)
(※:楽天FXの上記USDJPYスプレッドはAM9:00〜翌AM3:00の時間帯に適用)
(※:IG証券、サクソバンク証券の上記スプレッドは2025年6月17日時点に取引画面で確認できた数値)
(※:外為どっとコムの上記スプレッドはAM9:00〜翌AM3:00に適用。100万通貨超の注文では、100万通貨以下の注文における原則固定スプレッドに一定値を加算したスプレッドが適用、ただし例外あり)
(※:SBI FXトレードの上記スプレッドは300万通貨超〜500万通貨取引時の基準値)
FX会社の最大ロット・最大取引数量を徹底比較!
当記事では楽天証券の最大ロット数・最大取引数量を解説していますが、別記事では同社を含むおすすめFX会社の比較を行っています。
以下リンク先の記事では、発注数量を「100万通貨以下」「300万通貨以下」「500万通貨以下」「1,000万通貨以上」の複数パターンに区分し、各数量に応じたおすすめ業者を紹介。
大口トレーダーの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
楽天証券(楽天FX・楽天MT4)の特徴は?
独自機能を備えた高性能ツール対応!
楽天証券の楽天FXでは、グッドデザイン賞受賞の実績を持つ「マーケットスピードFX(MARKETSPEED FX)」を利用可能。
約40種類のテクニカル指標や比較チャートなど、多数の機能を兼ね備えている上に、デザイン面やカスタマイズ性に優れるのが魅力です。シンプルな操作で扱いやすいのもポイント。
楽天FXはスマホアプリ派の方にもおすすめです。楽天FXのスマホアプリ「iSPEED FX」は他社と比べても高性能で、デザイン性が優れているのはもちろん、多数のテクニカル指標を搭載しており、最大8枚のチャートを同時表示できたりします。
また、楽天FX独自開発の「サークルメーター」という機能が備わっており、直感的かつ素早い発注を実現してくれるのも特徴的。
米ドル円などのスワップポイントが高水準!
(※:1万通貨分のUSDJPY買いポジションを、各月1ヶ月間保有した場合のスワップ履歴を掲載)
(※:「約20社平均」の算出の対象は、当サイトのスワップ早見表に掲載しているFX会社です)
楽天FX・楽天MT4はスワップポイントが同等となっており、米ドル円をはじめとして高水準スワップを実現しているのもメリットです。上記画像は過去12ヶ月における、累計スワップポイントをまとめたもの。
また、楽天FX・楽天MT4ともにメキシコペソ円やトルコリラ円などの高金利通貨ペアも取り扱っています。特に楽天FXのメキシコペソ円は業界最狭水準スプレッドで取引できるので、大口取引でスワップを狙いたい方にもおすすめ。
楽天MT4なら「MT4」が使える!
楽天証券はMT4を取り扱っている貴重な大手ネット証券である、という点も大きな特徴。
楽天MT4は1取引あたりの最大発注数量が200万通貨ではありますが、それで問題ないという方は多いと思います。また、最大発注数量は楽天FXより少ないですが、建玉上限は楽天FXと同等。
楽天MT4では標準搭載のインジケーターはもちろん、オリジナルインジケーターの活用も可能。当然、当サイトで無料配布しているインジも使えます。
楽天FXと楽天MT4はいずれも無料で利用できる上に、併用もできます。そのため、MT4でチャート分析を行い、取引自体はスプレッドと発注上限が有利な楽天FXのツールで実行する、ということも可能。
楽天証券(楽天FX)新規口座開設プログラム
「楽天銀行FX」の最大ロット数・建玉上限は?
楽天グループの別会社である「楽天銀行」でもFXサービスが扱われているので、「楽天証券のFXと楽天銀行FXの最大ロットは違うの?」と気になる方もいるのでは。
「楽天銀行FX」の1取引あたりの最大発注数量は最大200万通貨となっています。そのため、当記事で紹介している楽天FXの方が有利なスペックです。
(※:出所 楽天銀行公式サイト FXサービス概要)
また、「楽天銀行FX」の建玉上限は最大30億円相当額なので、こちらも楽天FXの方が有利となっています。
楽天FXと楽天MT4の比較、楽天FXと楽天銀行FXの違いに関しては、下記リンク先の記事で詳しく解説しています。興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。