この記事には広告・プロモーションが含まれています
【FX】ロシアルーブル円でサヤ取り(アービトラージ)!外為どっとコム・IG証券の併用でスワップ狙い
【3/10更新】ロシアルーブル関連の各社対応
ロシア軍のウクライナ侵攻の影響により、ロシアルーブルの流動性が極度に低下しています。カバー先金融機関の一部でカバー取引の引き受けを停止するといった処置が取られており、ロシアルーブル円対応の各社では新規注文受付の停止などの対応が行われています。
業者によっては、対象通貨ペアのポジションを業者側で強制決済する可能性がある旨を発表、すでにロシアルーブル関連銘柄の取り扱いを停止した業者もあります。また、スワップポイントに関してもプラスからマイナスに転じている業者があります。
ロシアルーブル円取り扱い各社の対応状況は以下の通り。新しい情報が判明し次第、こちらの情報は更新していきます。
- 【外為どっとコム】2022年3月22日(火)営業日クローズ時点に、「外貨ネクストネオ」「らくらくFX積立」にて、ロシアルーブル円の残存ポジションを業者側で決済すると発表。本告知日より2022年3月18日(金)営業日クローズ時刻まで、スプレッド0.1銭にて提示、ご自身でのポジション決済を推奨(詳細はこちら)
- 【IG証券】ロシア関連通貨ペアおよびノックアウト・オプション銘柄における取引サービス提供を、2022年3月4日をもって終了。2022年3月4日午前0時時点で保有されている、ロシア関連通貨ペアおよびノックアウト・オプション銘柄にて、未決済ポジションの強制決済(詳細はこちら)
- 【みんなのFX】ロシアルーブル円の新規注文受付を停止、ポジションを業者側で強制決済する可能性(詳細はこちら)
- 【LIGHT FX】ロシアルーブル円の新規注文受付を停止、ポジションを業者側で強制決済する可能性(詳細はこちら)
- 【SBI FXトレード】ロシアルーブル円の新規建て注文の停止、ポジションを業者側で強制決済する可能性(詳細はこちら)
- 【SBI証券】ロシアルーブル円の新規建て注文の停止、ポジションを業者側で強制決済する可能性(詳細はこちら)
サヤ取り(アービトラージ)とは?やり方は?
サヤ取り(アービトラージ)は同じ銘柄に価格差が生まれたときに、その差額を利用して利益を得ようとする取引手法です。
FX取引ではポジションを持ち越すとスワップポイントが発生しますが、このスワップポイントでサヤ取り(アービトラージ)が可能。
基本的にFX各社では、プラスのスワップよりもマイナスのスワップの方が多くなっています。例えば、A社では南アフリカランド円の買いスワップは50円、売りスワップは-80円というように。
ですが、スワップポイントはFX業者によって付与数値が異なっているため、A社では南アフリカランド円の買いスワップが50円、B社では売りスワップが-40円ということが起こり得ます。
このとき、同数量の買いポジションと売りポジションをそれぞれの業者で保有していれば、両建てにより為替損益は概ね相殺されるのに対し、スワップポイントは+10円(50円-40円)を得ることができる、という計算になります。
同一銘柄を2社で保有するという方法もありますし、相関性の高い銘柄(例えばユーロ円とポーランドズロチ円)を利用してサヤ取りを行うといった方法もあります。
当記事で紹介しているロシアルーブル円のサヤ取り(アービトラージ)に関しては、IG証券の売りスワップがプラスという状況があるため、より効率的にスワップポイント益を積み重ねることが可能となっています(今後は売りスワップがマイナスに転じるかもしれませんが)。
ロシアルーブル円のサヤ取り(アービトラージ)の方法
次に、ロシアルーブル円でのサヤ取り(アービトラージ)のやり方を解説していきます。といっても方法としては簡単で、買いスワップポイントがプラスの外為どっとコムなどの業者で買いポジションを保有し、同数量の売りポジションをIG証券で保有するというだけです。
ロシアルーブル円の売りポジションでプラスのスワップを狙えるのは、国内でIG証券だけですので、売りポジションはIG証券で保有します。
買いポジションの保有に関しては、ロシアルーブル円を取り扱っているFX業者はいくつかありますが、その中でも特に外為どっとコムがおすすめ。理由は単純にスワップポイントが高水準であり、その高水準が安定しているからです。スプレッドが狭いのも魅力。
ちなみに、「IG証券は売りスワップポイントが本当にプラスなの?」と気になる方は、同社の公式サイトにあるスワップポイント情報をご参照ください。最近のデータも見られますし数ヶ月遡ったデータもご覧いただけます。
サヤ取りで得られたスワップポイント履歴
では、ロシアルーブル円のサヤ取りで得られたスワップポイントの履歴を見てみましょう。以下の表では、外為どっとコムとIG証券に関して、月ごとのスワップポイント付与履歴をまとめています。
記載しているスワップポイントの数値は10万通貨あたりの情報。スワップポイントだけを見れば、2社を合計すると年間で1万円以上プラスになっているのが分かります。
期間 | 外為どっとコム | IG証券 | 2社合計 |
---|---|---|---|
2022年1月 | 469円 | 540円 | 1009円 |
2021年12月 | 711円 | 120円 | 831円 |
2021年11月 | 525円 | 520円 | 1045円 |
2021年10月 | 714円 | 610円 | 1324円 |
2021年9月 | 672円 | 560円 | 1232円 |
2021年8月 | 546円 | 560円 | 1106円 |
2021年7月 | 435円 | 480円 | 915円 |
2021年6月 | 396円 | 430円 | 826円 |
2021年5月 | 324円 | 270円 | 594円 |
2021年4月 | 384円 | 360円 | 744円 |
2021年3月 | 396円 | 320円 | 716円 |
2021年2月 | 336円 | 240円 | 576円 |
12ヶ月合計 | 5908円 | 5010円 | 10918円 |
(※:各月に外為どっとコムは買いポジション、IG証券は売りポジションを保有し続けた場合に得られた合計スワップポイントを記載しています。いずれも10万通貨のポジションを保有した場合の付与履歴)
また、当サイトでは2021年7月下旬より実際に2社でロシアルーブル円のポジションを保有し続けていますので、そちらの結果もお伝えしておきます。
外為どっとコムで10万通貨分のロシアルーブル円の買いポジション、IG証券で10万通貨分のロシアルーブル円の売りポジションを保有。
外為どっとコムはポジションを決済するかスワップ振替を行わない限り、スワップポイントがスワップ評価として貯まっていく仕様です。IG証券はスワップポイントが発生するたびに証拠金残高に自動的に反映される仕様。
為替差損がある程度発生していますが、スワップポイントは2社ともにプラスの結果であり、全体で約6,200円プラスとなっています。
当サイトではロシアルーブル円のスワップポイントを日々チェックしていますので、実際に得られたスワップポイント情報もなるべくこまめにお伝えしていきます。気になる方は今後も当ページの情報をチェックしてみてくださいね。
ロシアルーブル円サヤ取りの注意点
ロシアルーブル円のサヤ取り(アービトラージ)を行う際の注意点として、すぐにはプラスにならないということがあります。スプレッドの関係で最初は為替差損がマイナスからスタートし、その分をスワップポイントが上回らなければプラスにはなりません。
そのため、2ヶ月程度はポジションを保有し続けて待つ必要があります。もちろん、その間にIG証券の売りスワップがマイナスに転じてそれが続くといったことになれば、予期せぬ結果になりかねません。その点は十分考慮していただきたいと思います。
また、2社を利用するにしてもサヤ取りでは両建てを行うことになりますので、思わぬロスカットが起きないように十分な資金を入れておくのも必要です。
当然ですが、スワップポイントは日々変動するのが通常であり、プラスからマイナスに転じてしまうこともあり得ますので、最新の情報は逐一確認しておきましょう。
ロシアルーブル円のサヤ取りならココがおすすめ!
最後に、ロシアルーブル円のサヤ取りにおすすめのFX業者を解説します。
すでに何度かお伝えしていますが、ロシアルーブル円で買いスワップを狙うなら「外為どっとコム」、売りスワップなら「IG証券」がおすすめ。
外為どっとコムはどんなFX業者なの?IG証券のメリットは?といった疑問をお持ちの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
外為どっとコム
おすすめポイント!
- 業界最高水準のロシアルーブル円買いスワップポイント!
- 業界最狭水準のスプレッドも魅力!
- ポジション未決済でもスワップ益のみ引き出し可能!
サヤ取り(アービトラージ)をするか否かにかかわらず、ロシアルーブル円の買いスワップを狙うなら外為どっとコムが特におすすめです。
ロシアルーブル円を取り扱っているFX業者が少ないため、取引できること自体メリットですし、外為どっとコムは早い段階から同銘柄の取り扱いを開始している業者。
なんといっても外為どっとコムは、ロシアルーブル円の買いスワップが業界最高水準なのが魅力です。スワップポイントは日々変動するのが普通なのですが、外為どっとコムのロシアルーブル円買いスワップは比較的安定しているのもメリット。
外為どっとコムは「スワップ振替」に対応しているのもメリットの1つです。スワップ振替は、ポジションを決済せずに貯まったスワップ益のみ口座に反映する操作。
ポジションはそのまま持ち続けたいのだけど、貯まったスワップポイントだけ出金したいといった場合に活躍してくれます。
未決済ポジションのスワップ引き出しに関しては業者によってルールが異なりますので、スワップ振替の対応を重視される方にも外為どっとコムがおすすめです。未決済ポジションのスワップに関するルールは別ページで詳しく比較・解説していますので、興味のある方はそちらも参考にしてみてくださいね。
2021年のロシアルーブル円スワップ付与履歴
2021年12月 | 2021年11月 | 2021年10月 | 2021年9月 |
---|---|---|---|
711円 | 525円 | 714円 | 672円 |
2021年8月 | 2021年7月 | 2021年6月 | 2021年5月 |
546円 | 435円 | 396円 | 324円 |
2021年4月 | 2021年3月 | 2021年2月 | 2021年1月 |
384円 | 396円 | 336円 | 264円 |
(※:10万通貨あたりの買いポジションを、各月で保有し続けた場合に得られた買いスワップポイントの付与履歴を掲載しています)
外為どっとコムで開催中の口座開設キャンペーン
IG証券(※取り扱い終了)
※IG証券では2022年3月4日をもってロシアルーブル円含む、ロシア関連銘柄の取り扱いを終了しています。
おすすめポイント!
- ロシアルーブル円の売りスワップならIG証券!
- 付与されたスワップポイントは随時口座に反映!
- 高機能ツール、17,000銘柄以上のCFD取引もおすすめ!
ロシアルーブル円の売りスワップポイントならIG証券がおすすめ。というより、売りスワップがプラスの国内FX業者はIG証券だけです。
下記画像は実際にリアル口座でロシアルーブル円の売りポジションを保有し、付与されたスワップポイントの履歴。売りスワップがプラスであり、着々とスワップ益を積み重ねているのがお分かりいただけると思います。
ただし、冒頭でも触れているのですが、2021年はロシアルーブル円の売りポジションに対してほぼプラスのスワップが発生していたのですが、2021年12月29日と2021年12月30日の年末の2日間だけはマイナススワップが発生していました。
2022年に入ってからは、売りポジションに対して再びプラスのスワップポイントが付与されているのですが、この状況が今後も続くかどうかは分かりません。
IG証券のロシアルーブル円の売りスワップを狙われる場合は、マイナスに転じる可能性があることを考慮していただき、余裕を持って取引していただければと思います。
2021年のロシアルーブル円スワップ付与履歴
2021年12月 | 2021年11月 | 2021年10月 | 2021年9月 |
---|---|---|---|
120円 | 520円 | 610円 | 560円 |
2021年8月 | 2021年7月 | 2021年6月 | 2021年5月 |
560円 | 480円 | 430円 | 270円 |
2021年4月 | 2021年3月 | 2021年2月 | 2021年1月 |
360円 | 320円 | 240円 | 160円 |
(※:10万通貨あたりの売りポジションを、各月で保有し続けた場合に得られた売りスワップポイントの付与履歴を掲載しています)