【米国株信用取引】現物やCFDとの違いは?手数料、取引期限、担保まで徹底解説!

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【米国株信用取引】現物やCFDとの違いは?手数料、金利、取引期限まで徹底解説!

この記事では2022年7月よりスタートした米国株式の信用取引について徹底解説!

米国株の現物取引やCFD取引との違いを比較表で分かりやすく解説しています。米国株式の信用取引に関して、最新情報もまとめているのでぜひご一読ください!

2022年7月、ついに米国株式の信用取引がスタート!

2022年7月、ついに米国株式の信用取引がスタート!

日本国内では現状、米国株式の信用取引は提供されていませんでした。しかし、近年の米国株式に対する投資家の需要に答える形で日本証券業協会は現行規制を改定。

2022年7月より米国株式の信用取引を解禁する運びとなりました。それに伴い、各証券会社でも米国株式の信用取引サービスを開始する予定です。

日本証券業協会がガイドラインを公表しており、そのガイドラインに沿った取引条件で運用が開始されました。

 

米国株式信用取引の概要

対象銘柄:大型株(時価総額50億ドル以上)を中心に約1,300銘柄
保証金率:50%(レバレッジは最大2倍)
追証発生基準:30%(日本株は20%)
代用有価証券:利用可能。日本株に比べて担保価値は10%減額
保証金通貨:米ドルまたは円貨(円貨の場合は米ドル換算額の95%)
保証金の引き出し:保証金の余剰分(50%超過の保証金)は引き出しが可能
注文種類は方法は新規買建、新規売建、売返済、買返済、現引、現渡(※楽天証券)

米国株式の信用取引とは

米国株式の信用取引とは

米国株式の信用取引のメリット

最大2倍のレバレッジをかけて資金効率を高められる
空売り(売りから取引に入る)が可能
配当金の受け取り(配当金相当調整額)もあり
現物で保有している株式を担保に委託保証金として利用可能

米国株式の信用取引とは、レバレッジと呼ばれる倍率をかけることで取引額面の全額を用意しなくても取引が可能となる取引方法です。

例えば、アップルの現物株式に投資する場合、1株あたり約2万円(※)が必要ですが信用取引では半分の約1万円から取引が可能になります。

※2022年7月11日時点、1ドルあたり135円で換算。

信用取引を利用すれば現物取引よりも効率良く資金を運用して売買差益を狙うことが可能です。

対象となる銘柄は以下の基準を満たす米国株式です。

米国株式信用取引の対象銘柄選定基準

NYダウ、ナスダック100、S&P500構成銘柄
平均時価総額50億ドル以上、1日当たりの平均売買代金が5,000万ドル以上
NYSE、Nasdaq Global Market、Nasdaq Global Select Market、NYSE Arcaのいずれかに上場
上場日から起算して30日以上経過している銘柄
平均株価が10ドル以上

上記の基準を満たす銘柄のうち、各証券会社が選定した銘柄が対象となります。現時点では大型株を中心に約1,300銘柄が対象となる見通しです。

次は、米国株式の信用取引と現物取引の違いについて解説していきます。

米国株式の信用取引と現物取引の違い

項目 信用取引 現物取引
対象銘柄 米国取引所上場株式のうちガイドラインに適合する各証券会社選定銘柄 米国証券取引所に上場銘柄のうち証券会社選定銘柄
取引単位 1株 1株
レバレッジ 最大2倍 なし
空売り 可能 不可
取引期限
(弁済期限)
無期限 無期限
配当金
最低委託保証金 30万円 銘柄による

上記でも簡単に解説しましたが、信用取引と現物取引を比較したときの最大のメリットは「レバレッジをかけられる」という点です。

レバレッジはかける分だけ利益と損失の振り幅が大きくなりますが、資金を効率良く投資できる取引方法です。

もっとも、米国株式の信用取引では最大レバレッジが2倍に規制されています。以下でも解説しますが、株式CFD取引では最大5倍レバレッジが可能なので自分のリスク許容度に応じて取引方法を選んでいただければと思います。

【米国株信用取引】現物やCFDとの違いは?手数料、金利、取引期限まで徹底解説!

また、信用取引では買いだけではなく売りからも取引に入る(空売り)が可能です。

現物取引では、購入時点の株価から上昇しなければ利益が出ません。一方、信用取引では株価の下落局面でも空売りをすることで利益を出すことが可能です。

配当に関しても、配当金相当額の受け取り(信用買いのポジション保有時)があります。

最低投資金(委託保証金)は30万円(米ドルの場合は30万円相当)からです。現物では1万円以下でも投資できる銘柄がありますが、信用取引は投資家保護の観点から一定の保証金の入金が義務づけられています。

米国株式の信用取引で担保(代用有価証券)は可能?

米国株式の信用取引でも担保(代用有価証券)を委託保証金として差し入れることが可能です。担保は有価証券の種類に応じて掛目が異なります。

円建有価証券は有価証券の種類に応じて85~75%(為替変動を考慮し、国内株式信用取引の代用有価証券の掛目から10%減じた掛目)となります。

米国上場株式の代用有価証券は70%が掛目となります(前日の時価ベースで計算する場合は60%)。国内株式信用取引の掛目(80%)よりも低い点にはご注意ください。

 

米株信用取引の各社の対応状況は?

米株信用取引の各社の対応状況は?

別記事では、米国株式の信用取引に関して各証券会社の対応状況を一覧表でまとめています。

SBI証券、楽天証券、マネックス証券などの大手ネット証券は7月からサービス開始を発表しています。各社の最新情報を掲載しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!

米国株式の信用取引と各取引方法の違い

次は、日本株の信用取引と株式CFD取引の違いを解説していきます。

項目 米国株
(信用)
日本株
(信用)
株式CFD
対象銘柄 米国取引所上場株式のうちガイドラインに適合する銘柄の中、各証券会社選定銘柄 国内取引所上場株式等のうち、各証券会社選定銘柄 各証券会社選定銘柄
取引単位 1株 100株 1株
レバレッジ 最大2倍 最大3.3倍 最大5倍
追証発生基準 30% 20% 証券会社による
取引期限
(弁済期限)
無期限 半年(制度信用) 無期限
取引コスト 取引手数料、買方金利、売方金利、貸株料、信用取引関係諸経費 取引手数料、買方金利、売方金利、品貸料(逆日歩)、貸株料、名義書換料、事務管理費 スプレッド、オーバーナイト金利(金利調整額)、価格調整額、権利調整額
配当金
取引方法 取引所取引 取引所取引 店頭取引
担保(代用有価証券) ×
最低委託保証金 30万円 30万円 証券会社による
口座 外国株式信用取引口座 国内株式信用取引口座 各証券会社のCFD口座

※CFD取引では各証券会社によって追証、ロスカット水準が異なります。取引の際は各証券会社の取引条件をご確認ください。

日本株式の信用取引よりもレバレッジが低い

日本株式の信用取引よりもレバレッジは低い

米国株式の信用取引は米国株式市場のボラティリティが高いことから、最大レバレッジが2倍に規制されています。

また、追証基準に関しても30%と高めに設定されているのが特徴です。取引期限、取引コストは各証券会社に委ねられており、今後、各社が発表する取引条件によります。

株式CFDと比較した場合、信用取引が取引所取引(板方式での売買価格)なのに対して株式CFDは店頭取引(証券会社の提示レート)となります。

委託保証金は信用取引が30万円(米ドルの場合は30万円相当)必要なのに対して、株式CFDは各証券会社による(IG証券は条件なし)点が異なります。

最大レバレッジ、銘柄数、取引期限ならCFD取引がオススメ!

取扱銘柄、最大レバレッジならCFD取引がオススメ!

米国株式の信用取引は現物取引と比べればメリットの多い取引方法ですが、よりレバレッジをかけるなら「株式CFD取引」が最適です。

CFD取引とは「Contract For Difference」の略で日本語では「差金決済取引」のことを指します。FXは外国為替の通貨ペアを利用したCFD取引の一種です。

米国株式でCFD取引を行う場合、株式CFD(外国株CFD)といいます。

取扱銘柄、最大レバレッジならCFD取引がオススメ!

株式CFDでは、「最大5倍レバレッジ」「銘柄が豊富」「空売りが可能」「取引期限なし」「少額取引ができる」というメリットがあります。

米国株の信用取引は最大2倍レバレッジですが、株式CFD取引は最大5倍レバレッジなのでより資金効率を高めることが可能。

また、対応銘柄も証券会社によりますが、12,000種類以上の株式(日本株、米国株、中国株、ADR銘柄など)が取引できます。現状では、1,300銘柄の大型株にしか対応していない米株の信用取引とは大きな差があります。

自分自身のトレードスタイルと照らし合わせて、最適だと思う取引方法を選んでいただければと思います。

米国株のCFD取引ならIG証券

IG証券のCFDサービス

米国株式のCFD取引ならIG証券にご注目ください。

IG証券は株式CFDで国内トップクラスの12,000銘柄以上を取り扱いしている国内No.1のCFD業者です。

アップルやアマゾン、テスラなどの有名銘柄はもちろん、かなりマイナーな銘柄にも対応。IT、金融、自動車、ファッション、製薬、食品、エネルギーまで世界中の株式に投資が可能です。

一部の人気銘柄(70銘柄)は取引時間が延長されており、プレマーケット(日本時間18:00~23:30)からの取引にも対応しています。

IG証券のCFDサービス

取引ツールはマルチデバイス対応のPC版ツールとスマホアプリの2種類です。

IG証券で取り扱いのある株式、株価指数、商品、外国為替、債券の全17,000銘柄が1つのツールですべて取引可能。

さらに、IG証券はほぼすべての銘柄で1注文あたりの発注上限がありません。少額取引にも対応しているので初心者からプロトレーダーまで使いやすい国内業者です。

「米国株式にレバレッジをかけて積極的にトレードしたい」という方はぜひIG証券をチェックしてみてください!

(※:IGグループの財務情報よりグローバル大手CFD各社公表の財務データを比較、2022年10月時点、FXを除いた収益ベース)

IG証券 米国株CFD取引の基本情報

口座開設手数料 無料
取引手数料 片道:1株あたり2.2セント
最低手数料:16.5米ドル
取引単位 1株
取引時間 【標準時間】月~木曜18:00~翌10:00、金曜18:00~翌7:00
【夏時間】月~木曜17:00~翌9:00、金曜17:00~翌6:00
(※IG証券は米国株の一部銘柄にて、通常よりも延長した取引時間を設定しているため、取引時間の面で他社よりも有利となっています)
レバレッジ 5倍
注文方法 成行注文、指値注文、逆指値注文、IFD注文、IFO注文、スピード注文、トレーリングストップ、ノースリッページ注文
PC取引ツール ウェブブラウザ版取引システム(基本ツール)、ProRealTimeチャート(上級者向けツール)
スマホアプリ トレーディング・アプリ(iPhone・Android)

IG証券 公式サイト

米国株の株式CFD取引ができる業者

以下では、米国株式のCFD取引に対応している国内業者を一覧にしています。業者選びの参考としてご活用ください!

CFD取扱業者 CFD取扱数 取引手数料 最低手数料 取引時間 公式サイト
[IG証券]IG証券 17,000銘柄 片道2.2セント/1株 16.5ドル 18:00〜翌10:00(※1) 詳細
[GMOクリック証券]GMOクリック証券 150銘柄 無料(※2) 無料(※2) 23:30〜翌6:00 詳細
[SBIネオトレード証券]SBIネオトレード証券 31銘柄 無料(※2) 無料(※2) 23:30~翌5:50 詳細

(※:取引時間は標準時間の情報を記載。証券会社、銘柄によって異なる場合もあります)
(※1:月曜〜木曜の取引時間は18:00~翌10:00、金曜のみ18:00~翌7:00となります。夏時間は取引終了が1時間ずつ早まり、それぞれ翌9:00まで、翌6:00までとなります)
(※2:取引手数料は無料ですが、別途スプレッドが発生します)

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