ここでは、米国ラッセル2000のCFD対応業者を徹底比較しています。
NYダウやナスダック100のCFDに対応している国内業者は多いですが、米国ラッセル2000を取り扱っている業者は意外と少なめです。対応業者を探している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
以下では、米国ラッセル2000に対応しているおすすめの国内業者を紹介。調査時点でのスプレッドや最低取引数量、取引時間などのスペックを比較しています。気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
米国ラッセル2000のCFD取引とは?
「ラッセル2000」について
「ラッセル2000」はラッセルインベストメント社が開発した、米国の代表的な株価指数の1つです。ニューヨーク証券取引所やナスダックなどに上場している銘柄の中でも、時価総額が上位1001位〜3000位までの銘柄における、浮動株調整後の時価総額加重平均型の株価指数となっています。
ラッセル2000は小型株のベンチマークとして知られています。ちなみに、時価総額の上位3000銘柄を対象とした指数のラッセル3000、上位1000銘柄を対象としたラッセル1000という株価指数も存在します。
「ラッセル2000」のCFD取引について
IG証券やGMOクリック証券では、ラッセル2000を原資産としたCFD取引が可能です。IG証券では「米国Russ2000種株価指数」、GMOクリック証券では「米国RS2000」という名称で取り扱われており、業者によって名称は異なりますが、ラッセル2000を参照原資産としているのは同一。
CFD取引ではFXのように、レバレッジを活用した取引が可能となっています。ラッセル2000を含む株価指数CFDでは、最大10倍(証拠金率10%)のレバレッジを利用した取引が可能。特に、GMOクリック証券など最低取引数量の少ない業者であれば、数千円の少額から取引を始められます(具体的な各社の最低証拠金額こちら)。
取り扱い業者によって異なりますが、ラッセル2000のCFDは取引時間がほぼ24時間となっているのも特徴的です。また、CFD取引では買いからも売りからも注文を始められるため、上昇相場と下落相場の両方で利益を狙うことが可能。
米国ラッセル2000 CFD対応おすすめ業者一覧
次に、米国ラッセル2000のCFDを取り扱っている国内業者を確認してみましょう。以下の表に、米国ラッセル2000を取引できるおすすめ国内業者をまとめました。気になる業者があれば公式サイトもチェックしてみてくださいね。
CFD取扱業者 | スプレッド | 最低取引数量 | 取引時間 | 業者の特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|
IG証券 | 0.3 | 1単位 | 24時間 | 17,000以上のCFD銘柄 高機能ツール対応 |
詳細 |
GMOクリック証券 | 0.3 | 0.1単位 | 8:00〜 翌6:59 |
国内店頭CFD取引高「10年連続1位」(※1) 大手ネット証券 |
詳細 |
楽天証券(楽天CFD) | 0.9 | 1単位 | 8:00~ 翌6:55 |
大手ネット証券 「iSPEED」対応 |
詳細 |
GMO外貨 | 0.3 | 0.1単位 | 8:00〜 翌6:59 |
TradingView対応 低水準スプレッド |
詳細 |
インヴァスト証券(トライオートCFD) | 1 | 0.1単位 | 8:10~ 翌6:40 |
自動売買対応 少額取引対応 |
詳細 |
OANDA証券 | 0.5 | 1単位 | 8:01~ 翌6:59 |
MT4・MT5対応 多数のオリジナルインジ |
詳細 |
(※:各社のラッセル2000先物のCFDにおけるスプレッド、最低取引数量、取引時間を掲載しています)
(※:上記スプレッドは2024年10月2日時点に公式サイトまたは取引ツールで確認した数値です。最新の情報は取引画面でご確認ください)
(※:取引時間は標準時間の情報を記載しています)
(※1:2014年1月~2023年12月 日本証券業協会及び日本商品先物取引協会の統計情報よりGMOクリック証券調べ)
米国ラッセル2000 CFD最低証拠金額を比較
米国ラッセル2000のCFDは、具体的にいくらから取引できるの?と気になる方のために、おすすめ各社の最低証拠金額を以下にまとめてみました。調査時点における各社の最低証拠金額を掲載していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
CFD取扱業者 | 最低取引数量 | 最低証拠金額 | レバレッジ | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
IG証券 | 1単位 | 約31,700円 | 最大10倍 | 詳細 |
GMOクリック証券 | 0.1単位 | 約3,200円 | 最大10倍 | 詳細 |
楽天証券(楽天CFD) | 1単位 | 約31,600円 | 最大10倍 | 詳細 |
GMO外貨 | 0.1単位 | 約3,200円 | 最大10倍 | 詳細 |
インヴァスト証券(トライオートCFD) | 0.1単位 | 約3,200円 | 最大10倍 | 詳細 |
OANDA証券 | 1単位 | 約31,600円 | 最大10倍 | 詳細 |
(※:2024年10月2日時点に確認した銘柄の価格、ドル円レートを元に算出した最低証拠金を掲載しています。IG証券のみ取引画面で確認した維持証拠金を掲載しています。必要証拠金は常に変動しますので、実際に取引される際は最新の情報をご確認ください)
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米国ラッセル2000 CFD対応業者を解説
次に、米国ラッセル2000を取り扱っているおすすめ業者に関して、各社のスペックや特徴などを個別に解説していきます。気になる業者があればぜひチェックしてみてくださいね。
IG証券
IG証券では「米国Russ2000種株価指数」という名称にて、ラッセル2000のCFD銘柄が取り扱われています。
同社の取引ツール上で確認すると、「米国Russ2000種株価指数($10)」と「米国Russ2000種株価指数($50)」の2種類が用意されているのですが、それぞれ1ポイントあたり$10または$50という違いがあります。少額から取引したい場合は前者の$10をお選びください。
IG証券のラッセル2000は取引時間が「24時間」となっているのが特徴的。こちらの比較表に記載している通り、他社では取引不可の時間が1時間ほど設定されているので、より幅広い時間帯で取引したい方にはIG証券がおすすめです。
IG証券は高機能なPC取引ツール・スマホアプリが使えるのも魅力。PC取引ツール・スマホアプリ共に、30種類以上のテクニカル指標を搭載しており、描画ツールも豊富に対応しています。PC取引ツールはチャートパネルなどの配置を自由にカスタマイズできるのもポイントです。
IG証券 ラッセル2000 CFDスペック表
取引手数料 | 無料 |
---|---|
スプレッド方式 | 変動制 |
取引単位 | 1単位 |
取引時間 | 24時間 |
レバレッジ | 最大10倍 |
注文方法 | 成行注文、指値注文、逆指値注文、IFD注文、IFO注文、スピード注文、トレーリングストップ、ノースリッページ注文 |
PC取引ツール | ウェブブラウザ版取引システム(基本ツール)、ProRealTimeチャート(上級者向けツール) |
スマホアプリ | トレーディング・アプリ(iPhone・Android) |
デモ取引 | 〇 |
ラッセル2000含むCFD銘柄 | 17,000銘柄以上(株式、株価指数、商品、債券先物) |
IG証券で開催中のキャンペーン
GMOクリック証券
GMOクリック証券は、国内店頭CFDにてトップクラスの取引高を誇る大手ネット証券です。ラッセル2000を含む株価指数、商品、外国株など多彩な銘柄に対応。ラッセル2000のCFDは「米国RS2000」として提供されています。
GMOクリック証券の米国RS2000は取引単位がCFD価格の1倍となっているのですが、同社では最小0.1枚から取引可能です。他社と比べても少ない証拠金額から米国RS2000のCFD取引を始められるので、少額重視の方におすすめ。
GMOクリック証券は取引ツールの利便性も高く、特にスマホアプリは他社と比べても高機能かつ使いやすいいので要チェックです。
スマホアプリではワンタップで快適に発注できるスピード注文機能や、銘柄の管理に便利なウォッチリスト機能、チャートの4分割表示、複数のアラート機能などを搭載。
また、GMOクリック証券ではApple Watch専用アプリまで利用可能。Apple Watch上でチャートの確認やスピード注文まで使えてしまいます。スマホアプリもしくはApple Watch対応で選ぶならGMOクリック証券がおすすめです。
GMOクリック証券 ラッセル2000 CFDスペック表
取引手数料 | 無料 |
---|---|
スプレッド方式 | 変動制 |
取引単位 | 0.1単位 (※「CFD価格の1倍」×「0.1枚」から取引可能) |
取引時間 | 冬時間:8:00~翌6:59 夏時間:7:00~翌5:59 |
レバレッジ | 10倍 |
注文方法 | スピード注文、成行注文、指値注文、逆指値注文、トレール注文、IFD注文、OCO注文、IFD-OCO注文 |
PC取引ツール | ブラウザ取引ツール、はっちゅう君CFD(インストール型)、プラチナチャート(ブラウザ対応の高機能チャートツール) |
スマホアプリ | GMOクリックCFD(iPhone・Android) |
デモ取引 | 〇 |
ラッセル2000含むCFD銘柄 | 150銘柄(株価指数、商品、外国株、バラエティ) |
GMOクリック証券で開催中のキャンペーン・特典
楽天証券(楽天CFD)
楽天証券には「楽天CFD」と「楽天MT4CFD」の2種類のCFDサービスがあるのですが、ラッセル2000に対応しているのは前者の「楽天CFD」となります(2つのCFDサービスの違いはこちら)。
楽天CFDでは「米国2000」としてラッセル2000のCFD取引を提供。CFD価格の1倍から取引可能となっています。
楽天CFDの利点は多数ありますが、中でもおすすめなのがスマホアプリ「iSPEED」に対応しているという点です。iSPEEDは楽天証券で数多くの投資家に愛用されている高機能スマホアプリ。同アプリでは日本株と米国株の現物取引ができる上に、CFD取引も利用可能となっています。
上記画像は、iSPEEDにて米国2000の取引画面を実際に表示した画面です。チャートを見ながらの素早い発注や、4分割チャート表示にも対応。
銘柄の市況情報や調整金の履歴なども、スマホアプリ内でまとめて確認可能となっています。
また、iSPEEDでは多数のマーケット情報をチェックできるのもポイント。最新ニュースや投資情報メディアの「トウシル」にて配信されている情報も閲覧可能となっています。スマホアプリの利便性やマーケット情報の豊富さで選ぶ方にも楽天証券はおすすめです。
楽天証券(楽天CFD)ラッセル2000 CFDスペック表
取引手数料 | 無料 |
---|---|
スプレッド方式 | 変動制 |
取引単位 | 1単位(CFD価格の1倍) |
取引時間 | 冬時間:8:00~翌6:55 夏時間:7:00~翌5:55 |
レバレッジ | 10倍 |
注文方法 | スピード注文、成行注文、指値注文、逆指値注文、OCO注文、IFD注文、IFD-OCO注文 |
PC取引ツール | マーケットスピード II (Windows) |
スマホアプリ | iSPEED(iPhone・Android) |
デモ取引 | × |
ラッセル2000含むのCFD銘柄 | 78銘柄(株価指数、商品、米国株式、バラエティ、ETF) |
楽天証券(楽天CFD)で開催中のキャンペーン
GMO外貨(外貨ex CFD)
GMO外貨のCFDサービス「外貨ex CFD」でも、ラッセル2000のCFD取引が可能です。同社では「米国RS2000」としてラッセル2000のCFD取引を提供。
ちなみに、先に紹介したGMOクリック証券とGMO外貨は、いずれもGMOインターネットグループに属する業者です。2社には共通点もいくつかあるのですが、取り扱い銘柄や取引ツールの仕様など、異なる点も多くあります(2社の詳しい比較はこちら)。
外貨ex CFDではPC対応の高機能チャートとして「TradingViewチャート」を活用できるのがポイント。100種類以上のインジケーターや80種類以上の描画ツールを自由に使って、高度なチャート分析が可能となっています。
通常のTradingViewとは違い、分析できる銘柄は外貨ex CFDで取り扱いのあるものに限定されており、オリジナルスクリプトは非対応となっていますが、高機能チャートでラッセル2000などの分析を行いたい方にはおすすめ。
外貨ex CFDは利便性の高いスマホアプリもおすすめです。スマホアプリはTradingViewチャート非搭載ですが、外出先などでもサクッとチャートの確認が可能。チャートには豊富な描画ツールが備わっており、マグネットなどの補助機能が備わっているのも特徴となっています。
GMO外貨(外貨ex CFD)ラッセル2000 スペック表
取引手数料 | 無料 |
---|---|
スプレッド方式 | 変動制 |
取引単位 | 0.1単位 (※「CFD価格の1倍」×「0.1枚」から取引可能) |
取引時間 | 冬時間:8:00~翌6:59 夏時間:7:00~翌5:59 |
レバレッジ | 10倍 |
注文方法 | ワンタッチ注文、成行注文、指値注文、逆指値注文、IFD注文、OCO注文、IFD-OCO注文 |
PCツール | PCブラウザ版取引ツール(ブラウザ対応) TradingViewチャート(ブラウザ対応、チャート分析ツール) |
スマホアプリ | 外貨ex CFDスマホアプリ(iPhone・Android) |
デモ取引 | × |
ラッセル2000含むCFD銘柄 | 23銘柄(株価指数、商品、バラエティ) |
GMO外貨で開催中のキャンペーン
インヴァスト証券(トライオートCFD)
インヴァスト証券の「トライオートCFD」でもラッセル2000が取り扱われています。同社では「米国R2000」として提供。最小0.1ロットから取引可能であり、他社と比べても少ない証拠金から取引を始められます。
インヴァスト証券のトライオートCFDは、高性能な自動売買サービスの提供が大きな特徴。ルールを選ぶだけで始められる「セレクト」や、各種ルールをカスタマイズできる「ビルダー」などにより自動売買の利用が可能です。
「セレクト」には米国R2000を対象とした戦略も用意されています。ルールの解説やシミュレーションなど確認が可能であり、稼働すればすぐに自動売買を開始可能。
インヴァスト証券(トライオートCFD)ラッセル2000 CFDスペック表
取引手数料 | 無料 |
---|---|
スプレッド方式 | 変動制 |
取引単位 | 0.1単位 (※0.1Lotから取引可能) |
取引時間 | 冬時間:8:10~翌6:40 夏時間:7:10~翌5:40 |
レバレッジ | 10倍 |
注文方法(マニュアル注文) | 成行注文、指値注文、逆指値(トリガ)注文、OCO注文、If Done注文、If Done OCO注文、一括決済、クイック決済 |
PC取引ツール | ブラウザ対応取引ツール(Windows・Mac) |
スマホアプリ | スマホアプリ版取引ツール(iPhone・Android) |
デモ取引 | × |
ラッセル2000含むのCFD銘柄 | 7銘柄(株価指数) |
OANDA証券
OANDA証券では「US2000」としてラッセル2000のCFD取引が提供されています。最小取引単位は1単位。取引時間は標準時で8:01~翌6:59までです。
OANDA証券のCFD取引では、世界中のトレーダーに愛用されている「MT4」および「MT5」を取引ツールとして採用しているのが大きな特徴。
高度なチャート分析を利用しながらUS2000などの取引が可能であり、EAによる自動売買にも対応。さらに、OANDA証券ではMT4・MT5で使える多数のオリジナルインジケーターが提供されており、無料で活用できるのも魅力です。
MT4・MT5でラッセル2000のCFD取引ができる国内業者は貴重ですので、気になる方は要チェックです。ちなみに、OANDA証券はTradingViewにも対応していますが、そちらはFXのみ対応となっており、CFD銘柄の分析・取引は非対応となっています。
OANDA証券 ラッセル2000 CFDスペック表
取引手数料 | 無料 |
---|---|
スプレッド方式 | 変動制 |
取引単位 | 1単位 |
取引時間 | 冬時間:8:01~翌6:59 夏時間:7:01~翌5:59 |
レバレッジ | 10倍 |
注文方法 | 成行注文、指値注文、逆指値注文、トレーリングストップ注文、If Done注文、OCO注文 |
PC取引ツール | MT4(インストール型)、MT5(インストール型)、ウェブ版MT4(ブラウザ利用) |
スマホアプリ | スマホアプリ版MT4、MT5(iPhone・Android) |
デモ取引 | 〇(※MT5のみ対応) |
ラッセル2000含むCFD銘柄 | 24銘柄(株価指数、商品) |
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