上ヒゲが長いローソク足、下ヒゲが長いローソク足、これらをプライスアクションではピンバー(Pin Bar)と言います。ローソク足1本でトレード判断をするシンプルかつ重要な手法だと思います。バイナリーオプションで使っている方も多いのではないでしょうか。ストップの位置も明確になり、有効です。
では、このピンバー、どうなったらピンバーと言えるのでしょうか。どれだけヒゲが長ければ有効なのでしょうか。明確に答えられますか?
そこで、ピンバーに特化したインジケーターを作って検証してみました。さらに、普通のピンバーのインジケーターはこの世に存在していると思い、FXナビ・オリジナルの機能も付けてみました。ぜひ一度試してみてください。
ダウンロードはこちら(2020/10/09 ver1.0)
- 2020年10月9日
- 【ver1.0 公開】インジケーターを公開
※以前にダウンロードされたものは新しいバージョンのインジケーターに交換をお願いいたします。
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プライスアクションの検証とその他のインジケーター
プライスアクションをEAにして検証したページがあります。そしてプライスアクションの他のインジケーターもあります。こちらもなかなかいいと思います。使ってみてください。
ピンバー判定の種類
「このローソク足はピンバーである」と決めなければなりません。その基準は?定義は?思いつくものをインジケーターに入れて、選べるようにしました。ピンバーが出現したときは「P」の文字が出てきます。
相対値(%)判定
ローソク足全体(高値-安値)の何パーセントがヒゲになっているかを判定基準にしています。
デフォルトでは70%としてます。さらに絞り込んで80%にしてもいいかもしれません。
pips判定
相対値の反対の絶対値です。実際のヒゲの大きさをピップ数で見ます。
これは通貨ペアや表示しているタイムフレームによって違います。デフォルトでは10pipsとなってます。1分足などスキャルピング感覚でしょうか。実体が大きければピンバーには見えないかもしれません。
実体基準
よく言われているのが、実体(ローソク部分)に対して何倍のヒゲかを見ると言われています。デフォルトでは3倍となってます。
実体の大きさによってピンバーの感じ方も違ってきます。実体が小さければヒゲが小さくても判定されてしまいます。そして初値と終値が同じだと同事線となり、ピンバーにそぐわないものもピンバーと判定されてしまいます。
ATR判定
ATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)以上の長さのヒゲがあれば、ピンバーと判定されます。
ATR以上の長さのヒゲがあるかどうかですが、レンジとなりATRが小さくなったときにヒゲの長さが小さくても判定されてしまいます。
FXナビ・オリジナルサイン
上ヒゲで陽線か陰線か、または、下ヒゲで陽線か陰線か、違ってくると思います。
上ヒゲ陰線のときは下矢印、下ヒゲ陽線のときは上矢印が出現します。
リバース(逆行)したときに矢印
ピンバーが必ずしも成功するとは限りません。逆に反対方向に進んだ場合、ストップを巻き込み、逆にチャンス到来となるのかも!?
ヒゲを終値でブレイクしたときにその方向にサインを出現させます。ピンバーが出現し、エントリー。ただし終値で逆行すれば、ドテンで追いかける。そういうトレードもありでしょう。
パラメーターの解説
最初に大事なのが「ピンバー判定基準」設定です。それぞれ選んだ後、数値を設定してください。
リバースサインを表示させるときはtrueにしてください。
アラートは3種類あります。リバースサインをtrueすれば、リバースサインもアラートされます。
ダウンロードはこちら(2020/10/09 ver1.0)
作ってみて、使ってみた感想
ピンバーの可能性を感じました。特にバイナリーオプションで何かしら有効に使えるのではないかと考えたくなります。ただ、ピンバーだけでなく、全体(上位足)のトレンドの把握も大事なのではないかと。大まかな流れです。トレンドまたはレンジを把握し、サインが出たときだけトレードする。全てを信用するのではなく、何かしらのフィルターが必要なのかもしれません。
いずれにせよ、これからも研究は続きます。もしこうして欲しいというご要望があれば、コメントに書き込んでください。さらに使えるインジケーターに改良していきます。
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