この記事ではGMOクリック証券のCFD取引でスキャルピングが可能なのか、詳しく解説しています。
結論からいうと「GMOクリック証券のCFD取引でスキャルピングは可能」です!具体的にどんな取引が可能なのか、禁止されている取引方法についても解説しています。
GMOクリック証券のCFDでスキャルピングをお考えの方はぜひご一読ください。
GMOクリック証券のCFDはスキャルピング可能!
早速ですが、上記はGMOクリック証券に問い合わせを行った際の回答です。
「CFD取引でのスキャルピングは可能でしょうか」という問い合わせに対して、「オンライントレード規定ではスキャルピング(短時間取引)を禁止していない」という旨の回答でした。
オンライントレード規定第34条第1項第11号はスキャルピング(短時間取引)を禁止するものではない
GMOクリック証券の担当部署が定めた抽出条件に該当した場合にのみ取引規制が行われる
悪質と判断された場合以外は事前に注意喚起が行われる
具体的な審査基準は公表不可
正式に公認している訳ではないものの、禁止もしていないことからGMOクリック証券でCFD取引のスキャルピングは可能です。
回答で示されたオンライントレード規定第34条を以下に引用しています。
オンライントレード規定第34条(本サービスの利用の制限)
1. 次の各号に該当する場合、当社はお客様の本サービスの利用に対し、事前の通知なく、全部又は一部制限を行う場合があります。(11)短時間または頻繁に行われる注文または取引であって、当社のシステムまたは他のお客様もしくは当社がお客様に提供する商品に対する当社が行なうリスクヘッジのための取引に影響を及ぼすと当社が判断した場合。
(12)本サービスの装置上、システム上の脆弱性を利用し、当社が予め想定し得ない操作が行われていると認められた場合、もしくはそのような行為と疑われる行為をしたと認められる場合。または、当社の認めていないプログラムの使用等により、当社のシステムの意図から外れた方法、もしくは過大なアクセスにより、当社のシステム及び他のお客様に影響を及ぼすと当社が判断した場合。
GMOクリック証券:オンライントレード取扱規程
オンライントレード規定第34条では「本サービスの利用の制限」という条項で一定の事由が生じた際に全部または一部制限を行う場合があるとされています。
GMOクリック証券のオンライントレード規定および取引規約から禁止されている取引方法は以下の通りです。
GMOクリック証券で禁止される取引方法
短時間または頻繁に行われる取引かつリスクヘッジに影響を及ぼす取引
システム上の脆弱性を利用し、GMOクリック証券が予め想定し得ない操作を行う取引
GMOクリック証券が認めていないプログラムを使用する取引
GMOクリック証券のシステムの意図から外れた取引方法、もしくは過大なアクセスによりシステム及び他のお客様に影響を及ぼすような取引
カバー取引が困難な時間に集中した取引
複数のお客様によりレートを操作しうるような数量の取引
上記に該当する場合、GMOクリック証券は取引の停止および口座凍結といった処置を取ることができます。
もっとも、この規定はスキャルピングを禁止するものではなく、あくまでも「リスクヘッジ(カバー取引)ができないほどの短時間かつ高頻度の取引」や「流動性の低い時間帯に行う大量の注文」「複数人でレートを操作しうるような数量の取引」などが該当するだけです。
個人トレーダーが手動で行う秒単位のスキャルピング程度では該当しないと考えられます。GMOクリック証券のサーバーに影響を与えるほど、機械的に大量発注を行う自動売買プログラムや不正なシステムを使った取引が禁止対象となります。
GMOクリック証券は顧客から注文を受けた際に、同じポジションを銀行や証券会社に出します。これをカバー取引といい、為替変動のリスクヘッジに行われる取引になります。このカバー取引が正常に行えないような注文は受けられないという規定です。
GMOクリック証券のカバー取引について
GMOクリック証券のように国内のFX業者は顧客から注文を受けた際にカバー取引を行います。カバー取引に関しては、OANDA証券が公式で解説を行っています。
参照:OANDA証券 FX会社がどのくらいカバー取引をしているのか
カバー取引は顧客の注文に対して為替変動のリスクをFX会社が負わないための取引です。顧客が米ドル円の買い注文を出せば、同じ数量の買い注文をカバー先(提携金融機関)に出します。
複数の顧客から買い注文と売り注文が同時に入った場合は注文同士を相殺させます。顧客の買い注文と売り注文を相殺させることをマリー取引といい、どれだけの注文数量が溜まった段階でマリー取引を行うかはFX会社によって異なります。
カバーされていない顧客のポジションは為替変動の影響を直接受けるため、未カバー率が低いFX業者ほど安全な経営を行っているといえます。
GMOクリック証券の未カバー率はかなり低い
GMOクリック証券では毎月公式サイトにて「店頭FX取引リスク関連情報」を公開しており、当該月の未カバー率を確認することができます。月によって変わりますがGMOクリック証券はかなり低い未カバー率を維持しています。
カバー取引を行うことでFX会社は為替変動のリスクヘッジを行っています。正常にカバー取引ができないほど短時間かつ高頻度のトレードやシステムに障害を与えるような注文を禁止しているということですね。
繰り返しになりますが、個人が手動で連続発注を繰り返す程度の注文であれば問題なくスキャルピングは可能です。万が一、規定に違反する場合でも事前に注意喚起を行う(※悪質な場合を除く)との回答を得ているため、注意喚起があった際には指示に従いましょう。
参照:金融先物取引業協会 店頭外国為替証拠金取引の実態調査結果について
ちなみに、金融先物取引業協会は店頭FX会社の実態調査で外部流通(カバー取引)と内部流通(マリー取引)の取引数量を公開しています。
GMOクリック証券は高いカバー率を維持し、健全な経営状況を保っていますが一般的な国内FX業者では約4割ほどのカバー率なのが分かります。大切な投資資金を預ける会社なので経営状況にも注意したいですね。
GMOクリック証券のトレアイではCFDスキャルピング勢も!
GMOクリック証券では「Trade Island(トレードアイランド、愛称:トレアイ)」と呼ばれるトレード成績をランキング形式で公開するサービスがあります。
トレアイに登録したトレーダーはGMOクリック証券での取引成績が公開され、各種ランキングで順位を確認することができます。毎月2万人以上のトレーダーが参加し、公式で記録されたトレード成績をもとにランキングされるため実力を測る人気サービスとなっています。
トレアイでCFDの約定回数順に並べ替えると1か月で1万回以上のトレードを行っているトレーダーもいるのが分かります。トレード可能日が20日/月としても1日500回以上のトレードを行っている計算です。
月に3,000回以上の取引を行うトレーダーも多くいるため、トレアイを見てもGMOクリック証券でCFDのスキャルピングができるということが分かります。
トレードアイランドは2023年2月1日フルリニューアル!
トレードアイランドはGMOクリック証券の人気サービスですが、旧サービスは2023年1月31日に終了しました。2023年2月1日より新サービスとしてフルリニューアルしています。
上記は新トレードアイランドのPR動画です。「この島に、「偽物」は存在しない。」というキャッチフレーズが非常に印象的ですね。
トレアイに登録すると個々のトレード履歴が公開されます。記録の改ざんはできないため、実力の証明になります。GMOクリック証券でCFDのスキャルピングを検討されている方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
GMOクリック証券のCFDスプレッドは?
次は、GMOクリック証券のCFDでスキャルピングをする際に気になるスプレッドについて解説していきます。
GMOクリック証券は株価指数、商品、米国株式など多彩なCFD銘柄に対応。以下では、一部抜粋ではありますが、人気銘柄のスプレッドをまとめています。
CFDスプレッド一覧表(一部銘柄)
日本225 | ナスダック100 | 米国30 | S&P500 |
---|---|---|---|
3.0 | 1.1 | 4.0 | 0.3 |
ドイツ40 | FTSE100 | ユーロ50 | 金 |
2.6 | 1.0 | 2.0 | 0.4 |
銀 | WTI原油 | 天然ガス | 米国VI(VIX指数) |
1.5 | 3.0 | 0.008 | 0.08 |
砂糖 | 小麦 | ||
15 | 2 |
(※:上記スプレッドは2023年11月1日に公式サイトで確認した数値です。GMOクリック証券のCFD取引のスプレッドは常に変動しますので、最新の情報は公式サイトまたは取引画面でご確認ください)
GMOクリック証券のCFDは変動制のスプレッドを採用しています。相場状況によってスプレッドは変動しますが比較的低水準となっています。
CFDはFX通貨ペアと比べてボラティリティが高い銘柄が多く、スプレッドが開きがちになります。この点、GMOクリック証券は競合他社と比べても狭い水準のスプレッドを提供しています。
特に、日経225やゴールド、原油といった商品関連もスプレッドが低水準です。
さらに、取引手数料は全CFD銘柄で無料。取引コストはスプレッドと各種調整金額(価格調整額、金利調整額など)です。
取引コストに関してもGMOクリック証券ならしっかり抑えることができます。
GMOクリック証券のCFDスプレッドが狭いといっても、他社と比べないと分からないですよね。そこで、別記事にて国内のCFD業者の銘柄別スプレッドを一覧表で比較しています。
スプレッドは毎月更新で掲載。変動幅についても比較しているのでスプレッドが気になる方はぜひチェックしてみてください!
GMOクリック証券は多彩なCFD銘柄に対応!
GMOクリック証券では100種類以上の多彩なCFD銘柄が取引できます。
口座は「株価指数CFD」「商品CFD」「バラエティCFD」「株式CFD」の4種類です。株価指数CFDでは日本・米国の主要株価指数の他、上海・香港・イギリス・ドイツなどの株価指数も取引可能。
商品CFDでは、金スポット・銀スポット・WTI原油・天然ガス・コーン・大豆などをラインナップしています。
また、GMOクリック証券では毎月CFD銘柄の売買代金ランキングを公開しており、その月の人気銘柄をチェックすることができます。
ナスダック100や日経225、WTI原油・金スポットなどは毎月ランクインする人気銘柄です。バラエティCFDではVIX指数を対象とした米国VIも取引量の多い銘柄になります。
GMOクリック証券の全取扱銘柄と取引単位は別記事にて詳しく解説しています。
GMOクリック証券はCFD取引ツールも充実!
CFDでスキャルピングをするなら取引ツールも気になりますよね。GMOクリック証券は国内FX/CFD業者の中でも充実した取引ツールを提供しています。
その中でも特におすすめなのがスマホアプリです。世界トップクラスの取引量を誇るGMOクリック証券のFXサービスで培ったノウハウと技術力が詰まった高機能アプリを配信。
スピード注文を搭載し、スマホアプリでも快適なスキャルピングが可能。直感的なアラート設定や豊富なテクニカル指標と描画ツールを搭載しています。
チャート設定を複数のテンプレートで保存したり、チャートの表示/非表示など細かい部分にまでこだわりが詰まっています。
GMOクリック証券のCFDはデモトレードが簡単にできるのでPCツールと合わせてスマホアプリもぜひ一度、お試しください。
CFDでスキャルピングならGMOクリック証券!
GMOクリック証券はCFDのスキャルピングが可能な国内FX業者ですが、総合的にみてサービスの質が高く初心者から上級者までおすすめの業者です。
トレードアイランドや毎月更新の銘柄ランキング、高機能なスマホアプリなど注目ポイントがたくさんあります。CFDでスキャルピングを検討されている方はGMOクリック証券をチェックしてみてくださいね!
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