移動平均線乖離率のインジケーターはネットで探せばあるだろうと思いました。
探すとあるので使ってみたのですが、そもそも乖離率をどこに設定すればいいのだろうと疑問が湧きました。そしてアラート付きも見つからず。
25日乖離率や200EMAにも対応したインジケーター
そこで私が望む移動平均線乖離率のインジを作ってみました。
行き過ぎの逆張りを意識しています。インジケーターは登録などなしで、すぐにダウンロード可能。無料です。
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- 2023年9月12日
- 【MT4/MT5 ver2.3】 コードを大幅に修正。アラートのバグを修正。
- 2022年7月21日
- 【MT5 ver1.0】 MT5版乖離インジを公開
- 2022年7月21日
- 【MT4 ver2.2】 コードを最適化、大幅修正
- 2022年4月12日
- 【MT4 ver2.1】 乖離率のボリンジャーバンドを表示できるようにしました。
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乖離率を意識しているトレーダーさんは多いです。ただし逆張りの考え方になります。
FXキーストン乖離率インジケーターの解説
このインジケーターは自動で境界値が計算されるのが特徴。ボリンジャーバンドと同じ統計学の観点から2標準偏差と3標準偏差にラインを引き、そこを超えてから逆張りをすることを考えてます。
FXキーストン乖離率の見方
マイナスの境界値を超えて陽線になったときに上矢印、プラスの境界値を超えて陰線になったときに下矢印がチャートに出現します。
ただし境界線を頻繁に往復するとそれだけ矢印が増えるので、境界線を越えて矢印が出て乖離率が0になるまで矢印が出現しない設定にしました。
そして2標準偏差ラインと3標準偏差ラインが引かれます。
それぞれのラインを超えて条件がそろったときに矢印が出現するようになっています。
パラメーター設定
乖離を自動化(標準偏差乖離)するときは「標準偏差乖離」のパラメーターをtrueに。そして「標準偏差 乖離(1)」と「標準偏差 乖離(2)」の設定をしてください。初期設定では2標準偏差と3標準偏差にしています。
個別の数値で乖離を見るときは「標準偏差乖離」のパラメーターをfalseにしてください。そして「境界値 乖離(1)」と「境界値 乖離(2)」の設定をしてください。
アラートはそれぞれの乖離に対して鳴らすことができます。
指定した値に対する乖離値でのアラートも設定できます。(緑枠)
矢印の種類も自由に変更可能です。下から選んでください。
さらに改良を加えました
ユーロドルのチャートにドル円の乖離率を表示させて、矢印も見てみたいと思い、機能を追加しました。
まずは通貨ペアのところにFX業者ごとの通貨ペア名を入力します。
例えばドル円の場合、
FXTF・・・「USDJPY-cd」
EZインベストメント・・・「USDJPY_」
OANDA・・・「USDJPY-a01」
ForexExchange・・・「USDJPY.pers」
となります。
上下反転をtrueにすることで、上下が逆になります。逆転させることでドルならドルの方向へと理解しやすくなります。
そしてメインチャートの矢印が重なってしまうことも想定されます。デフォルトでは0になっていますが、これを1とか2にすると縦軸方向にずらすことができます。
ユーロドルのチャートにユーロ円とドル円の乖離率を表示させ、いろいろ分析できそうです。ドルストレートだけをたくさん表示するのもどうでしょうか。いろいろと試してみてください。
ポイントは「行き過ぎだからこそトレンド判定に」
ボリンジャーバンドは2標準偏差を超えたときにトレンドが発生したと考えるのが基本です。このインジケーターもそうですが、行き過ぎた相場は調整が入り、さらに行き過ぎた方向にブレイクすることで、トレンドが発生する場合があります。
逆張りのトレードをするのもいいですし、失敗してからドテンをするのもいいと思います。トレンドフォローで利益を伸ばすのもどうでしょうか。
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TradingViewインジケーターに関しても、ご要望に応じて作成と更新を続けていきますのでぜひ使ってみてくださいね。
ご協力よろしくお願いいたします。
コメント
いつも使わせてもらっています
こちらの乖離率をMACDのもののようにダイバージェンスを表示できないでしょうか?
可能でしたらよろしくお願いします
roptor様
コメントありがとうございます。そしてインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
なかなかダイバージェンスは難しく、ちょっと検討させてください。方法を考えたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
標準偏差の境界値がどの時間でも一定なのはなぜでしょうか?
一定期間の標準偏差はボリバンのように可変値のイメージです。
丹次郎様
コメントありがとうございます。
ボリバンの場合は一定期間として20期間とした場合に移動平均線と同じで時間ごとに変わっていきます。
この乖離のインジはチャート全期間で計算してその値を全ての時間のチャートに対して表示しているだけになります。全期間のデータから導き出した標準偏差を表示させているのでこのように一定になります。
これからもよろしくお願いいたします。
全期間ということは、
証券会社によってどれぐらい過去までチャートを読み込めるか変わるため証券会社によって境界値は多少変わるということでしょうか?
丹次郎様
証券会社によっては過去のデータが違うので多少は変わるかと思います。
これはリペイント無しですか?
A様
コメントありがとうございます。そしてインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
終値が確定した足に関してはリペイントしないように作っていますが、確約するものではありません。
これからもよろしくお願いいたします。
こちら使わせていただいます、ありがとうざいます。
現状の仕様も気に入っているのですが、
ラインを越えたあとライン内に戻り、0に戻らずにまたラインを越えサイン条件揃った場合にサインを出す仕様も選べるようにしてほしいです。
それだけサインが増えてしまいますが、2つ目以降のほうが有利というケースも多いようなので。
A様
コメントありがとうございます。
連続したところを狙うのもたしかにありえるかなと思います。参考にして修正したいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
A様
いろいろとチャートで検証したのですが、2つ目以降の期間をどのように判定すればいいのか、またいろいろと条件がでてきそうです。最初のサインの段階でアラートなり知ることができて、チャートを見ながら準備して対応した方が良さげに思えてきました。どのタイミングでサインを出すかをもう少し考えさせてください。
こちらのTradingview版はありませんか?
もし可能でしたらお願いします。
A様
コメントありがとうございます。
全ての機能をTradingViewで実装するのはなかなか大変なのですが、乖離インジとして作ってみたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
とても便利なインジケーターを無償で配布していただき、ありがとうございます。
ただ乖離率のインジケーターにありがちなのですが、チャートを目で見た印象よりも乖離率(このインジケーターで言うと標準偏差)が大きかったり、その逆に小さかったりという事があります。これはやはり過去データの計算値の範囲が関係しているのでしょうか?
Fuji様
コメントありがとうございます。そしてインジケーターも使っていただき、ありがとうございます。
過去のチャートを検証するときにチャートのスケールも変わってくることから見え方も変わってくるのかもしれません。
計算値の範囲も関係してくるはずです。それがどれぐらいの量になってくるのか、許容範囲なのかは時系列分析でもあるので判断が難しいところです。
明確な答えを出せないのですが、また自分自身も考えてみたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。