この記事ではIG証券のTradingView(トレーディングビュー)について解説しています。
TradingViewは全世界で5,000万人以上の利用者がいるグローバルスタンダードのチャートツールです。豊富なインジケーターと描画ツール、多彩な相場分析機能はまさに世界トップクラス。
すでに普段から利用されている方も多いのではないでしょうか。国内最多のCFD取扱銘柄を誇るIG証券でTradingViewが使えればさらに便利なこと間違いなしです。
ここでは、IG証券が提供している取引ツールについて詳しく紹介しているので参考にしてみてくださいね!
IG証券はTradingViewに非対応
早速ですが、結論からいうとIG証券はTradingViewには対応していません。
TradingViewはいくつかの国内FX業者で内蔵ツールが提供されていたり、FX/CFD口座を連携できる業者があります。
この点、IG証券では取引ツールにTradingViewを内蔵しておらず口座連携も非対応です。
TradingView自体はチャートツールなので相場分析に特化しています。各FX業者が提供している取引ツールでは売り・買いの発注が可能ですが、TradingView単体ではFX業者を通しての発注ができません。
そこで、特定のFX会社では取引ツールにTradingViewを内蔵しておりTradingView使って相場分析をしつつ、そのまま発注することができます。
また、外部ツールとしてTradingViewとの口座連携に対応している国内業者もあります。口座連携をすればTradingView上から直接発注が可能です。
国内でTradingViewを内蔵したツールおよびTradingViewの口座連携に対応しているFX・CFD業者の一覧は以下の通りです。
TradingView対応のFX/CFD業者一覧比較表
TradingViewを取引ツール内で使えるFX会社
FX会社 | 通貨ペア | 取引単位 | ドル円スプレッド | 業者の特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|
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34 通貨ペア |
1,000 通貨単位 |
0.2 銭 |
月額約8,000円相当の機能が無料(※2) | 詳細 |
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34 通貨ペア |
1,000 通貨単位 |
0.2 銭 |
月額約8,000円相当の機能が無料(※2) | 詳細 |
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29 通貨ペア |
1,000 通貨単位 |
0.1 銭 |
初心者向けのシンプル取引ツール | 詳細 |
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69 通貨ペア |
1 通貨単位 |
0.4 銭(※1) |
最大8画面マルチチャート 5秒足が表示可能 |
詳細 |
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84 通貨ペア |
1,000 通貨単位 |
変動制 | PC版で口座連携可 内蔵ツールも提供 |
詳細 |
※:FOREX.com以外の上記スプレッドはいずれも原則固定・例外あり。
※:FOREX.comとOANDAは取引ツール内でのTradingViewの使用、連携によるTradingViewの使用の両方に対応しています。
※1:OANDAはベーシックコースとプロコースがTradingViewに対応しているのですが、上記スプレッドはベーシックコースのスペックを記載しています。
※2:一部搭載していない機能があります。
TradingViewと連携可能なFX・証券会社
FX会社 | 通貨ペア | 取引単位 | ドル円スプレッド | 業者の特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|
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150 通貨ペア以上 |
1,000 通貨単位 |
変動制 | 米国株口座(現物)と連携できる 6,000銘柄以上の米株 |
詳細 |
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69 通貨ペア |
1 通貨単位 |
0.4 銭(※1) |
PC版・スマホ両方で口座連携可 内蔵ツールも提供 |
詳細 |
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84 通貨ペア |
1,000 通貨単位 |
変動制 | PC版で口座連携可 内蔵ツールも提供 |
詳細 |
※:OANDAの上記スプレッドは原則固定・例外あり。
※1:OANDAはベーシックコースとプロコースがTradingViewに対応しているのですが、上記スプレッドはベーシックコースのスペックを記載しています。
内蔵ツールではみんなのFXやOANDAが高機能なTradingViewを内蔵したツールを提供しています。
また、サクソバンク証券、OANDA、FOREX.comがTradingViewとの口座連携に対応しています。
IG証券がTradingViewに対応していないのは非常に残念ですが、その他の国内業者は別記事にて詳しく違いを比較しているのでぜひチェックしてみてください。
TradingView対応ブローカー・FX会社比較はコチラ!
IG証券のTradingView以外の取引ツールは?
IG証券はPC版取引ツールとして「Webブラウザ版取引システム」とスマホアプリの「トレーディング・アプリ」を提供しています。
IG証券のPC版取引ツール
IG証券のPC版ツールはダウンロード不要のWebブラウザ版ツールです。先進のHTML5で記述されているため動作は軽快でスムーズ。Windows/Macの両OSで動作します。
テクニカル指標は30種類以上を標準搭載。エリオット波動やフィボナッチ・リトレースメントなどの描画ツール、アラート機能も充実しています。ブラウザ版ながらも本格的な相場分析が可能です。
IG証券はFX100通貨ペアに対応、CFD銘柄は個別株から指数、商品、債券まで総数17,000種類もの銘柄に対応している国内業者です。
そのすべての銘柄がこのツール1つで取引できるのが大きな魅力です。異なるアセットクラスも口座を切り替えるだけで取引できるので非常に便利。
また、実際に使ってみると分かるのですが「指値/逆指値の注文が入れやすい」という点もおすすめポイントです。
発注時にチャート上で指値/逆指値のラインが表示されるので、直感的に利確や損切りのレートを指定することができます。
毎回、指値/逆指値を数字で入力されている方はIG証券のWebブラウザ版ツールをぜひ一度お試しください。
IG証券「ブラウザ版取引ツール」スペック一覧表
利用手数料 | 無料 |
---|---|
CFD対応銘柄 | 株式CFD:約12,000銘柄 (日本株250銘柄以上、外国株約12,000銘柄) 株価指数CFD:約40銘柄 商品CFD:約70銘柄 債券先物CFD:約10銘柄 |
テクニカル指標 | アルーン、ATR、オーサムオシレーター、ボリンジャーバンド、ボリンジャーバンド幅、ボリンジャー%B、チャイキン・ボラティリティー、商品チャネル指数、デトレンディッド・プライス・オシレーター、ディレクショナル・ムーブメント、ドンチャン・チャネル、指数平滑移動平均、EOM(EMV)、一目均衡表、KDJ、ケルトナー・チャネル、MACD、モメンタム、マネーフローインデックス、移動平均、パラボリックSAR、ピボット・ポイント、RCI、変化率、RSI、標準偏差、ストキャスティクス、スーパートレンド、出来高、売買高加重平均価格(VWAP)、出来高加重移動平均線、加重移動平均、ウィリアムズ%R |
描画ツール | トレンドライン、水平線、垂直線、ポイントライン、矢印、チャネル、エリオット波動(1〜5波)、エリオット波動(A〜B波)、フィボナッチリトレースメント、フィボナッチエクステンション、ギャンファン、ギャンライン、ヘッドアンドショルダー、計測ツール、オーバル、ピッチフォーク、トライアングル、レクタングル、テキスト |
足種 | ティック、1秒足、10秒足、1分足、2分足、3分足、5分足、10分足、15分足、30分足、1時間足、2時間足、3時間足、4時間足、日足、週足、月足 |
チャートタイプ | ローソク足、平均足、ライン、バーチャート、山型 |
複数チャート表示 | 〇(表示可能数は無制限) |
マーケット情報 | 最新ニュース、経済指標カレンダー(別画面で表示、チャート上にイベントを表示することも可能)、Twitter(ブルームバーグニュースや日本経済新聞 電子版のツイートを表示) |
便利機能 | アラート機能(レート到達とレート変動、テクニカル指標に基づく売買シグナル。いずれも電子メールまたは、スマホアプリのプッシュ通知で受信可能) |
CFD以外の対応商品 | FX、ノックアウトオプション、バイナリーオプション |
IG証券のスマホアプリ
IG証券は高機能なスマホアプリ「トレーディング・アプリ」も提供しています。
Webブラウザ版に負けない機能性を有しており、30種類以上のテクニカル指標や20種類近くの描画ツールを標準搭載。
PC版と同じくIG証券で取り扱いのある銘柄はスマホアプリでもすべて取引可能です。OSはiOS/Androidの両方に対応、iPadなどのタブレットでもサクサク動きます。
スマホでトレードされる方であればアラート機能は注目ポイントかと思いますが、IG証券のスマホアプリは豊富なアラートも搭載しています。
指定レートでのアラートや変動幅でも鳴らすことが可能です。また、重要な経済指標に関してはPC版で設定しておけばスマホアプリで通知を受け取ることができます。
プッシュ通知で知らせてくれるので、外出先でもスムーズにアラートを確認可能。IG証券のスマホアプリに関しては別記事でも詳しく解説しているので気になる方はご一読を。
IG証券スマホアプリ「トレーディング・アプリ(FX/CFD対応)」徹底特集!
IG証券がTradingViewに対応することに期待!
現状では、IG証券はTradingViewには対応していません。もっとも、TradingViewに対応している国内FX/CFD業者は着実に増えています。
口座連携や内蔵ツールが使えれば日々の相場分析がより便利になったり、有料プランへの費用を抑えることが可能です。
今後、IG証券も口座連携や取引ツールに内蔵する形でTradingViewに対応してくれることに期待ですね!