ここでは、moomoo証券のCFD取引の対応について解説しています。
結論からお伝えすると、moomoo証券はCFD取引に対応していません。ただし、レバレッジ倍率は低くなりますが「信用取引」は対応しています。
以下では、moomoo証券のCFD対応状況、および信用取引の特徴を解説しています。
また、「だったら、米国株式や日本株式のCFD対応の国内業者はどこなの?」と気になる方のために、moomoo証券以外のCFD対応業者も紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
moomoo証券はCFD取引に対応してる?
moomoo証券はCFD取引に対応していません

冒頭でもお伝えした通り、moomoo証券はCFD取引に対応していません。
上記画像は公式サイトより引用した商品一覧になります。moomoo証券では米国株式や日本株式の現物取引を中心にサービスを展開していますが、残念ながらCFD取引は非対応。
検索サイトで「moomoo cfd」などで検索してみると、GoogleのAI概要で「CFD取引が可能です」と回答が出たりする場合がありますが、それは間違いです。少なくとも、国内でサービスを展開しているmoomoo証券はCFDを扱っていません。
また、同じく「moomoo cfd」などで検索すると、公式サイトのページがヒットするのですが、それらは有志の方によるCFDに関する解説や見解の投稿のようです。
ただし、お客様の需要が多ければ、今後moomoo証券でCFD取引サービスが始まる…かもしれません。その際は当記事ですぐにお知らせします。
ただし、moomoo証券は米国株信用取引に対応
moomoo証券はCFD取引に対応していませんが、CFDと同じくレバレッジを活用した「信用取引」には対応しています。
moomoo証券では米国株式の信用取引に対応。moomoo証券を含め、国内の証券会社では信用取引のレバレッジ倍率は「約2倍」となります。
国内の株式CFDのレバレッジは最大5倍なので、レバレッジ倍率はそれより低くなりますが、moomoo証券でレバレッジ取引を利用したい方は要チェック。
また、moomoo証券の信用取引は「業界最高水準」の特徴を複数兼ね備えるのがポイントです。取引コストや取り扱い銘柄など、他社の米国株信用取引と比べても魅力的。
さらに、moomoo証券ではプロ級の投資ツールを無料で使えるのも特徴です。バフェット氏など機関投資家のポートフォリオが見れたり、大口投資家の売買動向をチェックできたり、AIチャート予測といったものも利用可能。指値・逆指値、トリガーなど注文方法が豊富なのもメリットです。
米国株式や日本株式のCFD対応の国内業者はどこ?
moomoo証券はCFD非対応ですが、それ以外であれば、CFD取引に対応している国内業者は複数存在します。CFD対応の国内業者はこちらの記事にまとめていますので、ぜひご参照ください。
ただし、CFD取引は商品や株価指数や株式など、対象となるアセットクラスが複数ある金融商品であり、業者によって取り扱い銘柄は異なります。
中でも、米国株式や日本株式などの株式CFDに関しては、取り扱っている国内業者が少ないです。日本株式に絞るとさらに少なくなります。
米国株式CFD、日本株式CFDに対応している国内の証券会社を以下にまとめました。気になる業者があれば公式サイトもチェックしてみてくださいね。
米国株式CFD対応の証券会社一覧表
CFD取扱業者 | 取扱銘柄 (外国株) |
取引手数料 (米国株) |
業者の特徴 | 公式サイト |
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約12,000銘柄 | 2.2セント(※1) | 米国株式ノックアウトオプション対応 株式以外の銘柄も豊富 |
詳細 |
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約8,500銘柄以上 | 無料(※2) | 日本株が充実 TradingViewで株式CFD取引可能 |
詳細 |
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74銘柄 | 無料(※3) | 国内店頭CFD取引高「11年連続1位」(※4) 大手ネット証券 |
詳細 |
![]() 外為どっとコム |
8銘柄 | 無料(※3) | 低水準スプレッド 米国株式の24時間取引対応 |
詳細 |
![]() 楽天証券(楽天CFD) |
51銘柄 | 無料(※3) | 大手ネット証券 高機能アプリ「iSPEED」対応 |
詳細 |
(※1:IG証券の米国株CFDでは1株あたり片道2.2セントの取引手数料が発生、最低手数料は16.5ドル)
(※2:サクソバンク証券の取引手数料は無料ですが建玉を持ち越した際のオーバーナイト金利等、その他の費用が発生する場合があります)
(※3:取引手数料は無料ですが、取引に際してはスプレッドが発生します)
(※4:2014年1月~2024年12月 日本証券業協会及び日本商品先物取引協会の統計情報よりGMOクリック証券調べ)
日本株式CFD対応の証券会社一覧表
CFD業者 | 取扱銘柄 (日本株) |
取引手数料 (日本株) |
取引単位 | 業者の特徴 | 公式サイト |
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200銘柄以上 | 0.055%(※1) | 1株 | 日本株式のノックアウトオプション対応 | 詳細 |
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約1,500銘柄 | 無料(※2) | 100株 | TradingViewで株式CFD取引可能 | 詳細 |
(※:各社の日本株CFDにおける取扱銘柄、取引手数料、取引単位のスペックを記載しています。手数料はすべて税込表示となります)
(※1:IG証券の日本株CFDでは片道0.055%の取引手数料が発生、最低手数料は110円となります)
(※2:サクソバンク証券の取引手数料は無料ですが建玉を持ち越した際のオーバーナイト金利等、その他の費用が発生する場合があります)
「IG証券」は国内株式CFD・ノックアウトオプションに対応している貴重な国内業者であり、いずれも1株単位から取引が可能。株式ノックアウトオプションに関しては、取引開始時に最大損失額を確定でき、取引手数料が無料です。
「IG証券は国内株式CFDに対応してる?」「単元未満株に対応してるの?」という点に関しては、下記リンク先の記事で詳しく解説しています。興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
株式CFD対応のおすすめ証券会社はココ!
IG証券
株式CFD対応の国内業者をお探しであれば、IG証券は要チェックです。IG証券では米国株式と日本株式を含め、英国や中国、フランスなど多数の株式CFDに対応。取り扱っている株式CFDは実に約12,000銘柄となっています。レバレッジは最大5倍。
ただし、IG証券の株式CFDでは取引手数料が設定されているので、その点はご注意ください。一方で、IG証券は「株式ノックアウト・オプション」にも対応しており、そちらは取引手数料が無料となっています。
上記画像は、IG証券のPC版取引ツールの画面になります。チャート画面やお気に入り銘柄リストを自由に配置可能。チャートは30種類以上のテクニカル指標に対応しており、タブ内での分割チャート表示ができたり、別タブであれば無制限にチャートを表示できたりします。
株式CFDに興味のある方はぜひ、IG証券の「株式ノックアウト・オプション」にもご注目ください。
対応銘柄は米国株約200銘柄(エヌビディア、アップル、テスラ、TSMCなど)、日本株約130銘柄(トヨタ自動車、ソニー、任天堂など)。米国株の主要企業66銘柄は時間外取引にも対応しています。
ノックアウト・オプションではノックアウト価格(最大損失額)を決めることで、取引に必要な資金を自分で調整できるのが魅力。株式ノックアウト・オプションと競合商品(米国株式)を比較した以下の表を例としてご参照ください。
(※:IG証券公式サイト 株式ノックアウト・オプション特設ページより引用)
(※1:時間外取引の対応は証券会社により異なる)
(※2:IG証券の株式CFDではノースリッページ注文によりリスクの限定が可能)
予想に反してノックアウト価格に達した場合は、スリッページが発生せずに、設定したノックアウト価格で決済されるのもポイント。もちろん、ノックアウト価格到達前の途中決済も可能です。一方で、値動きが予想通りに動いた場合に関しては、利益の上限はありません。
また、IG証券のノックアウトオプションは取引手数料がありません。
ノックアウト価格に到達した場合はプレミアムが発生しますが、スリッページなしで決済するための保証料と考えれば、その価値はあるでしょう(ノックアウト価格に達することなく決済した場合は、プレミアムは払い戻されます)。株式ノックアウトの詳細は下記の特集記事をご参照ください。
サクソバンク証券
サクソバンク証券も株式CFD対応の証券会社としておすすめです。サクソバンク証券の株式CFDでは、約8,500銘柄以上の取引が可能。米国株式や日本株式を含め、世界各国の銘柄に対応しています。特に日本株式の取り扱いが充実。レバレッジ倍率はIG証券と同じく最大5倍です。

また、サクソバンク証券の株式CFDでは取引手数料が無料(※)となっているのもポイントです。上記画像は北米とカナダの抜粋ですが、日本株式やそれ以外の国の株式も取引手数料が無料。コスト面を重視される方におすすめです。
(※:建玉を持ち越した際のオーバーナイト金利等、その他の費用が発生する場合があります)
ちなみに、サクソバンク証券は「TradingView」でのチャート分析と取引にも対応しています。サクソバンク証券はTradingViewとの口座連携に対応しており、連携すればTradingView上で株式などの取引およびポジション管理が可能となります。
高品質なチャート分析環境を求められる方、既にTradingViewを使っている方は要チェック。サクソバンク証券のTradingView対応に関しては、下記の特集記事も参考にしてみてくださいね。
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