【TradingView】暗号資産(仮想通貨)の使い方・機能を徹底解説!

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この記事では、TradingViewでビットコインやイーサリアムなどの暗号資産(仮想通貨)の取引に使える便利な機能やツールの使い方を徹底解説!

TradingViewは非常に多機能なツールなので「使い方が分からない」「どんな機能があるのか知りたい」という方も多いかと思います。

すでにTradingViewを使って暗号資産をトレードされている方、これからビットコイン取引を始めたいという方もぜひ参考にしてみてくださいね!

【TradingView】暗号資産の使い方を解説!

TradingView

TradingViewは全世界5,000万人以上の投資家、トレーダーが利用する総合金融プラットフォームです。

暗号資産(仮想通貨)から個別株式、株価指数、コモディティ、債券まで世界中の金融商品の相場分析が可能。世界トップクラスの機能性が評価され利用者を増やし続けている人気ツールです。

そんなTradingViewは暗号資産のトレードに役立つ機能を豊富に搭載しています。800種類以上の暗号資産から目的の銘柄を選び出す銘柄スクリーナーや直感的に把握できる時価総額チャートなどTradingView独自の機能がたくさんあります。

ここでは1つ1つ使い方を解説していくので、トレードに役立ちそうな機能やツールがあればぜひチェックしてみてくださいね!

暗号資産(仮想通貨)の銘柄スクリーナー

暗号資産(仮想通貨)の銘柄スクリーナー

まず、解説するのは暗号資産の銘柄スクリーナーです。TradingViewのスクリーナーはかなり高機能。

800種類以上ある暗号資産ですが、TradingViewではより多彩な組み合わせで銘柄検索をかけることができます。総銘柄数は2万2,000種類以上。

変動率はもちろん、出来高、売買シグナル、値上がり/値下がりランキング、ボラティリティの高い順など詳細な条件から目的の銘柄を探し出すことが可能です。

暗号資産スクリーナーは「ホーム」⇒「スクリーナー」⇒「暗号資産スクリーナー」と進むと表示できます。

暗号資産(仮想通貨)の銘柄スクリーナー

スクリーナーのメニューバーには使える機能が表示されています。左から「更新」「更新間隔の設定」「カラム設定」「パフォーマンス(騰落率)」「オシレーター、トレンドフォロー(売買シグナル)」です。

デフォルトでは概要(各項目の一覧表示)が表示されるため、自分がチェックしたい銘柄を表示させるために条件を設定していきます。

「パフォーマンス」を設定すると各銘柄の騰落率(1週間、1カ月、3カ月、6カ月、年初来、年間)がチェックできます。指定期間で最もボラティリティの高い銘柄を探すのも簡単。

暗号資産(仮想通貨)の銘柄スクリーナー

メニューバー右側には「CSVファイルのエクスポート」「時間足の変更」「アラート」「ソートの種類変更」「フィルター(より詳細な条件設定)」が可能です。

TradingViewで設定できるソート種類は以下の通りです。

ソートの種類
全般 ボラティリティ上位
値上がり上位 値下がり上位
上場来高値 上場来安値
52週高値更新 52週安値更新
月間新高値 月間新安値
売られすぎ 買われすぎ
SMA50を上回る SMA50を下回る

このソート種類よりもさらに詳しい条件設定をしたい場合は青色の「フィルター」を選択します。

フィルターでは、時価総額、出来高、変動率、ボラティリティ、各テクニカル指標、移動平均線などの細かいパラメーターを個別に設定してソートをかけることが可能です。

暗号資産(仮想通貨)の銘柄スクリーナー

【具体例】
・時価総額100億ドル以上、直近1カ月でボラティリティ変動30%以上、200SMAを上抜け中の銘柄
・出来高100万ドル以上、直近1時間でボラティリティ変動率10%以上、ボリンジャーバンド2シグマに到達の銘柄

TradingViewではかなり細かい条件設定ができるため今、トレードしたい銘柄を探し出したり、今後大きく値動きがありそうな銘柄も事前に発掘することができます。

新機能:「ドルでの24時間出来高」と「24時間出来高変動率」

新機能:「ドルでの24時間出来高」と「24時間出来高変動率」

TradingViewの暗号資産スクリーナーに新しく追加された指標が「ドルでの24時間出来高」と「24時間出来高変動率」です。

ドルでの24時間出来高は過去24時間におけるドル建て暗号資産の総出来高でスクリーニングをかける方法です。

一方、24時間出来高変動率は過去24時間におけるドル建て出来高がどれだけ変化したかを示す指標になります。

新機能:「ドルでの24時間出来高」と「24時間出来高変動率」

表示方法は通常のスクリーニング条件の設定と同じです。「概要」カラムセットもしくは特定の暗号資産シンボルページ内「マーケット」タブの「概要」カラムセットから設定ができます。

新機能:「ドルでの24時間出来高」と「24時間出来高変動率」

出来高は取引量を意味し、出来高が過去24時間で急速に増えている銘柄はボラティリティが出ている可能性が高くなります。

また、その変動率でスクリーニングをかければより取引しやすい暗号資産を簡単に見つけ出すことが可能です。

TradingViewは開発スピードが非常に速く、新しい機能が次々と追加されます。今後、どんなアップデートが来るのかにも期待ですね。

暗号資産(仮想通貨)の時価総額チャート

暗号資産(仮想通貨)の時価総額チャート

より大局的に暗号資産全体をチェックするなら時価総額チャートが便利です。

上記はDeFiトークンを含む暗号資産全体の時価総額および出来高を示すチャートです。

DeFiトークンとは

分散型金融 (DeFi) とは、中央集権的な管理主体を必要としない分散型ネットワーク上に構築された金融サービスの総称です。このうちDeFiトークンとは暗号資産を介したレンディング(ローンの提供)を行う仕組みのことを指します。DeFiトークンを含むDeFi暗号資産は1,300億ドル(16兆円)以上の市場規模があります。

暗号資産はその多様性から様々な金融商品に派生しており、市場規模は日に日に拡大しています。

その全体的な動きを一目で確認できるのが時価総額チャートです。チャートの下部に表示されている出来高のヒストグラムと合わせて確認すると、出来高を伴いながら時価総額が上下しているのが分かります。

暗号資産(仮想通貨)の時価総額チャート

時価総額チャートは「ホーム」⇒「マーケット」⇒「暗号資産」⇒「時価総額チャート」と進むと表示することが可能です。

さらに、全体に対する各銘柄の比率を確認することもできます。

暗号資産(仮想通貨)の時価総額チャート

上記はビットコインを含む主要暗号資産の時価総額比率のチャートです。BTC(ビットコイン)が頭1つ抜けていますが、ETF(イーサリアム)やUSDT(テザー)も比較的大きな時価総額比率となっています。

各銘柄はオン/オフができるため、自分がチェックしたい銘柄だけをオンにすれば推移を比較することが可能です。

暗号資産(仮想通貨)の総合ページ

各暗号資産(仮想通貨)の総合プラットフォーム

各暗号資産(仮想通貨)の総合プラットフォーム

「ビットコインに関連する情報だけをチェックしたい」という場合は各情報が1つに集約されている総合ページが便利です。

このページでは各暗号資産の現在レート、時価総額、24時間の取引量、テクニカル指標の売買シグナル、投資アイデア、最新ニュースを一度にチェックすることが可能です。

各暗号資産(仮想通貨)の総合プラットフォーム

特に、テクニカル指標の売買シグナルは12種類のテクニカル指標(RSI,ストキャスティクス、MACD、モメンタム、ウィリアムズ%Rなど)から導き出した売買シグナルを表示してくれます。

各暗号資産(仮想通貨)の総合プラットフォーム

テクニカルを選択するとより詳しいサインが確認できます。オシレーター系11種のテクニカル指標とピボット、移動平均線(SMA/EMA10~200)、さらに一目均衡表やVWMA(出来高加重移動平均線)など複数の角度から売買シグナルを出してくれます。

暗号資産トレードの際に1つの参考としてみてはいかがでしょうか。

暗号資産(仮想通貨)の投資アイデア

暗号資産(仮想通貨)の投資アイデア

他のトレーダーがどんな分析をしているのか気になったことはありませんか。TradingViewでは世界中から投稿された投資アイデアを閲覧することができます。

すでに投稿された投資アイデアは総数10万個以上。暗号資産の投資アイデアも多くのトレーダーが積極的に投稿しています。

実際に1つ1つチェックしてみると「こんな見方もあるのか」と非常に参考になります。無料プラン(Basic)でも閲覧できるので、まだ読まれていない方は要チェックです!

暗号資産(仮想通貨)に便利なTradingViewの機能紹介

次は、暗号資産のトレード、検証をする際に便利な機能と使い方を解説します。どの機能も使いこなすと非常に有用なので活用してみてくださいね。

比較チャート

比較チャート

1つ目は比較チャートです。上記はBTC/USDと米国の株価指数「S&P500」を対数チャートで比較したものです。ビットコインとS&P500を比較したときの変動率(ボラティリティ)が分かります。

一目瞭然ですが、ビットコインのボラティリティはかなり高いですね。S&P500が平坦に見えるほどです。短期トレードではボラティリティが高いほど値幅を取りやすくなります。

このようにビットコインと色々な銘柄を比較してボラティリティがどれだけあるか、値動きの相関性があるかを知ることができるのが比較チャートです。

比較チャート

比較チャートはチャート画面左上の「+アイコン」を選択⇒比較したい銘柄のシンボル(ティッカー)を入力してEnter(エンター)で表示することができます。

同じ比率で表示したい場合は「同じ%スケール」を、値動きの相関性を見たい場合は「新規ペイン」を選択しましょう。

反転チャート

反転チャート

反転チャートとは、通常の銘柄を左右逆に反転させて表示させるチャートです。

上記は、ETF/BTC(1イーサリアムあたり何ビットコインか)を反転させてBTC/ETF(1ビットコインあたり何イーサリアムか)を表示させたものです。

この機能を使うと、今まで見ていたチャートを全く逆の角度から分析することができます。また、ビットコインの価値を様々な通貨・銘柄で測ったり、新しい通貨ペアを作ることも可能。

これまでとは違う角度での相場分析を可能にしてくれます。

反転チャート

反転チャートはシンボル検索の右側にある「1/」を選択すれば表示できます。

また、カスタム計算式(四則演算や乗数)を使ってオリジナルのチャートを作ることも可能です。もっとも、無料プランでは時間足のカスタム計算式は利用できないのでご注意ください。

バーのリプレイ、日付移動

バーのリプレイ、日付移動

3つ目はバーのリプレイと日付移動です。

バーのリプレイは過去チャートの値動きを再生できる機能です。リプレイすることで値動きを1つ1つ確認しながら検証することができます。

バーのリプレイ、日付移動

バーのリプレイと合わせて使うと便利なのが日付移動の機能です。

日付移動では任意の日付のチャートを一瞬で表示することができます。大きく値動きがあった日や重要なラインを抜けた日などに移動し、前後の動きをリプレイすることで実際にトレードしている感覚で検証が可能です。

どちらも無料プランで利用できる機能(バーのリプレイは無料プランでは日足以上のみ)なので、過去検証の際にぜひご利用ください。

TradingView対応のFX会社・ブローカー一覧表

以下では、TradingViewとの口座連携および取引ツールにTradingViewを内蔵している国内FX業者を一覧にしています。

暗号資産と合わせてFXや株式、株価指数をトレードされる方は業者選びの参考としてご活用ください。

FX会社 利用形式 搭載テクニカル 画面分割 テンプレ スマホ対応 公式サイト
[みんなのFX]みんなのFX 内蔵 80
種類以上
6
画面
複数対応 詳細
[LIGHT FX]LIGHT FX 内蔵 80
種類以上
6
画面
複数対応 詳細
[GMO外貨]GMO外貨 内蔵 100
種類以上
8
画面
× 詳細
[ゴールデンウェイ・ジャパン]ゴールデンウェイ・ジャパン 内蔵 100
種類以上
6
画面
× × 詳細
[サクソバンク証券]サクソバンク証券 連携 100
種類以上
プランによる プランによる 詳細
[OANDA証券]OANDA証券 内蔵/連携 80
種類以上
8
画面
詳細
[FOREX.com]FOREX.com 内蔵/連携 80
種類以上
10
画面
詳細
[ThinkMarkets]ThinkMarkets 内蔵 100
種類以上
8
画面
× × 詳細
[インヴァスト証券]インヴァスト証券 内蔵 13
種類
2
画面
× 詳細
[JFX]JFX ※TradingView上でのレート配信のみ対応 詳細

※みんなのFX、LIGHT FX、GMO外貨、ゴールデンウェイ・ジャパンは各社ツール内でTradingViewのチャートを利用可能。サクソバンク証券は連携によるTradingViewの利用のみ対応(PC・スマホ両対応)。FOREX.comとOANDA証券は取引ツール内でのTradingViewの利用、連携によるTradingViewの使用の両方に対応しています。
※内蔵ツールで表示できるチャートはその業者の取扱銘柄に限られます。
※口座連携した場合、使える機能は本家TradingViewで契約しているプランによって変わります。
※ThinkMarketsでTradingViewを利用するには有料のサブスクリプションを契約する必要があります。
※JFXはTradingView内蔵ツールや口座連携には対応していません。

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