TradingViewの移動平均線を無料で3本以上表示する方法!

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多彩な機能と抜群の使いやすさが世界的に評価されているTradingView。トレーディングビューは無料で使えるチャートツールですが、無料プラン(Basic)では機能制限があり、最大2本までしか移動平均線を表示させることはできません。

そこで、ここでは無料プランを契約しつつも移動平均線とその他のインジケーターを同時に複数表示する方法を解説していきます。

ページ下部では移動平均に関連する便利機能も解説しているので、TradingViewの移動平均線でお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね!

 

プログラマーの「masa」が分かりやすく解説します!

プログラマーの「masa」が分かりやすく解説します!

TradingViewで公開されているインジケーター(コミュニティ・スクリプト)で「これはどうやって使うのだろう?」と疑問に持たれたものはありませんか。

気になるインジケーターも英語やプログラムが分からないと使いこなせないですよね。そこで、FXキーストンのプログラマー「masa」がそのインジケーターを解説します!

masaはトレード歴15年以上、テクニカルアナリスト資格を持ちMT4/MT5、TradingViewでオリジナルインジケーターを200個以上作ってきた実績があります。

プログラマーの「masa」が分かりやすく解説します!

インジケーターの見方、使い方、どういうコードで記述されているのかを解説します。

気になるスクリプトがある方は当ページの最下部の「コメントを書き込む」にコメントお願いします!

TradingViewの移動平均線を無料で複数表示させる方法

TradingViewは見やすいチャート画面と豊富な機能が魅力的なチャートツールですが、無料プランでは使える機能に制限があります。

以下の表はTradingViewの無料プランと有料プランの主要な機能を比較した一覧表です。

機能/プラン Basic Essential Plus Premium
広告の表示
画面分割 1 2 4 8
レイアウトのテンプレート保存数 1 5 10 無制限
インジケーターのテンプレート保存数 1 無制限 無制限 無制限
インジケーターの同時表示 2 5 10 25
アラート設定数 5 20 100 400
同時アクセス可能なデバイス数 1 1 2 5
表示できるローソク足の数 5,000本 1万本 1万本 2万本
顧客サポート × 通常 優先 優先

TradingViewは無料プランでもチャートをチェックするだけであれば、十分な機能性を提供してくれています。

もっとも、無料プランでは1つのチャート画面に最大2つのインジケーターまでしか同時表示ができません。移動平均線であれば、2本を出してしまえば他のインジケーターは表示できない仕様です。

「でも、有料プランを契約するのはちょっと・・・。」という方も多いのではないでしょうか。そこで、利用したいのが「有志のコミュニティが公開している無料インジケーター」と「TradingViewを取引ツールに内蔵しているFX業者」です。

公開インジケーターを利用する

公開インジケーターを利用する
3MA CROSS Trendindicator

TradingViewでは、有志の個人プログラマーやコミュニティが無料でオリジナルのインジケーターを公開しています。

Pine言語と呼ばれるプログラム言語で記述された公開インジケーターは総数にして100万個以上。これらはすべて無償で提供されており、Basicプランの方でも利用できます。

上記は「3MA CROSS Trendindicator」という公開インジケーターです。3本の移動平均線を同時に表示させるインジケーターで、短期線・中期線・長期線のクロスでサインを出す機能付きです。

もちろん、細かいパラメーターや色、線のスタイルも変更可能。このインジケーターは3本で1つのカウントになるため、他にオシレーター系のインジケーターを合わせて2つまで表示できます。

移動平均線を4本、5本、6本以上表示できるインジケーター

移動平均線を4本、5本、6本以上表示できるスクリプト
10 in 1 Different Averages

「移動平均線を4本、5本、6本表示させたい」という方は「10 in 1 Different Averages」というインジケーターも便利です。

このインジは最大10本の移動平均線を表示可能。SMA(単純移動平均線)からEMA(指数平滑移動平均線)、WMA(加重移動平均線)まで6種類の移動平均線を自由に表示させることができます。

10 in 1 Different Averages搭載インジケーター
SMA(単純移動平均線) EMA(指数平滑移動平均線)
WMA(加重移動平均線) VWMA(出来高加重移動平均線)
RMA(修正移動平均線) HMA(ハル移動平均線)

各移動平均線はマルチタイムフレームでの表示にも対応しています(1時間足に日足の移動平均線を表示など)。もちろん、パラメーター調整・スタイルの変更も可能。

移動平均線を4本、5本、6本以上表示できるスクリプト

ゴールデンクロスやデッドクロスでサインを出す機能はありませんが、シンプルに複数の移動平均線を表示させるには最適なインジケーターです。

 

FXキーストンオリジナル!12本移動平均線のTradingViewスクリプト!
FXキーストンオリジナル!12本移動平均線のTradingViewスクリプト!

FXキーストンでもTradingViewのオリジナルスクリプトを開発、無料で公開しています。

FXキーストンオリジナル!12本移動平均線のTradingViewスクリプト!

1本から最大12本までの移動平均線が1つのスクリプトで表示できるインジケーターも公開中です!SMAからEMA、VWMAなど6種類のMAにも対応。

指定したMAのゴールデン・クロス、デッド・クロスでサインを出す機能まで搭載しています。ダウンロードから具体的な使い方まで分かりやすく解説しているので、ぜひチェックしてみてください!

FX業者の取引ツール内蔵TradingViewを利用する

TradingViewでは便利なスクリプトが多数公開されていますが、上記の方法では「最大で2つまでしかインジケーターを表示できない」という縛りは変わりません。

そこで、おすすめなのが「FX業者の取引ツールに内蔵されているTradingViewを利用する」という方法です。

国内FX業者の中には取引ツールにTradingViewを内蔵している業者があります。そのうちの1つが「みんなのFX」です。

みんなのFXの「FXトレーダー」はTradingView内蔵!

みんなのFX×TradingViewイメージ

みんなのFXでは、FXの取引ツールに「Webトレーダー」と「FXトレーダー」の2種類を提供しており、このうち「FXトレーダー」にTradingViewが内蔵されています。

みんなのFX

上記はFXトレーダー内蔵のTradingViewで移動平均線を5本同時に表示させたチャート画面です。

みんなのFXのTradingViewでは、1画面に最大30個以上のインジケーターを同時に表示可能

30個も同時に表示される方はいないかと思いますが、機能制限を気にせずテクニカル指標を表示させることができます。

みんなのFX

みんなのFX 内蔵TradingView基本スペック表

利用形式 テクニカル指標 描画ツール 足種
PCブラウザ、スマホ 87種類 81種類 12種類
チャート複数表示 チャートタイプ 比較チャート 対応OS
最大6チャート 7種類 Windows、Mac
テンプレート ショートカット 分析補助 アラート
複数保存も可 ×(※)

※本家TradingViewと同じアラートは利用できませんが、スマホアプリはプッシュ通知(レート到達、変動幅通知、経済指標通知、約定通知、その他)に対応、PCブラウザ(FXトレーダー)はメール通知が利用できます。

テクニカル指標は87種類、描画ツールは81種類を内蔵しており本家TradingViewと遜色ない機能性があります。

移動平均線の関連であれば、EMA・WMA・GMMA(ガンマ)といった人気インジケーターも表示可能。移動平均線の間に色を付けられる移動平均チャネルといった珍しいインジもあります。

みんなのFXのTradingView搭載インジケーター(移動平均線関連)
SMA(単純移動平均) EMA(指数移動平均)
WMA(加重移動平均) AMA(適応移動平均)
HMA(ハル移動平均) DSMA(2重移動平均)
SMMA(平滑移動平均) TSMA(3重移動平均)
TEMA(3重指数移動平均) DEMA(二重指数移動平均)
LSMA(最小二乗移動平均) ALMA(アルノールグー移動平均)
MA Cross(移動平均線の交差) Hamming MA(ハミング移動平均)
Moving Average Multiple(複合移動平均) グッピー複合型移動平均(GMMA)
移動平均チャネル 移動平均線とEMA(指数平滑移動平均線)の交差

みんなのFX

さらに、他の通貨ペアを一目で比較できる比較チャートや最大6画面の画面分割など、TradingViewの有料プランでしか使えない機能も無料で利用可能

特に、6画面分割はPremium(月額9,000円相当)でしか使えない機能です(※)。利用条件はみんなのFXで口座開設をするだけ。

※一部、利用できない機能があります。

口座開設費や維持管理手数料などは一切かかりません。また、TradingViewは基本的にチャートツールなので、TradingViewから直接注文を出すことはできません。

みんなのFX

この点、みんなのFXのTradingViewは取引ツールとして提供されているため、チャート上から発注をかけることができます。TradingViewで相場分析を行い、そのまま発注もできるので非常に便利です。

もちろん、無料プランでは表示される広告も非表示です。TradingViewで移動平均線を複数表示したい方、有料プランの機能を無料で使いたい方はみんなのFXをぜひチェックしてみてください!

みんなのFX 公式サイト

TradingView対応のFX会社・ブローカーを解説!

TradingViewを取引ツールに内蔵しているFX業者はみんなのFX以外にもいくつかあります。また、サクソバンク証券やOANDAでは、TradingViewと口座を連携することで本家TradingView上から直接注文を出すことが可能です。

各社の違いは以下の一覧表にてまとめています。他の業者についても簡単に解説しているので、気になるFX業者があればチェックしてみてくださいね。

FX会社 利用形式 搭載テクニカル 画面分割 テンプレ スマホ対応 公式サイト
[みんなのFX]みんなのFX 内蔵 80
種類以上
6
画面
複数対応 詳細
[LIGHT FX]LIGHT FX 内蔵 80
種類以上
6
画面
複数対応 詳細
[GMO外貨]GMO外貨 内蔵 100
種類以上
8
画面
× 詳細
[ゴールデンウェイ・ジャパン]ゴールデンウェイ・ジャパン 内蔵 100
種類以上
6
画面
× × 詳細
[サクソバンク証券]サクソバンク証券 連携 100
種類以上
プランによる プランによる 詳細
[OANDA証券]OANDA証券 内蔵/連携 80
種類以上
8
画面
詳細
[FOREX.com]FOREX.com 内蔵/連携 80
種類以上
10
画面
詳細
[ThinkMarkets]ThinkMarkets 内蔵 100
種類以上
8
画面
× × 詳細
[インヴァスト証券]インヴァスト証券 内蔵 13
種類
2
画面
× 詳細
[JFX]JFX ※TradingView上でのレート配信のみ対応 詳細

※みんなのFX、LIGHT FX、GMO外貨、ゴールデンウェイ・ジャパンは各社ツール内でTradingViewのチャートを利用可能。サクソバンク証券は連携によるTradingViewの利用のみ対応(PC・スマホ両対応)。FOREX.comとOANDA証券は取引ツール内でのTradingViewの利用、連携によるTradingViewの使用の両方に対応しています。
※内蔵ツールで表示できるチャートはその業者の取扱銘柄に限られます。
※口座連携した場合、使える機能は本家TradingViewで契約しているプランによって変わります。
※ThinkMarketsでTradingViewを利用するには有料のサブスクリプションを契約する必要があります。
※JFXはTradingView内蔵ツールや口座連携には対応していません。

ゴールデンウェイ・ジャパン

ゴールデンウェイ・ジャパン

ゴールデンウェイ・ジャパンもTradingViewを取引ツールに内蔵している貴重なFX業者です。

ゴールデンウェイ・ジャパンでは、新しい取引ツール「FXTF GX」にTradingViewが内蔵されています。

ゴールデンウェイ・ジャパン

上記はFXTF GXのTradingViewで移動平均線を表示させたチャートです。みんなのFXと同じで5本以上の移動平均線を同時に表示ができます。

また、複数画面の同時表示や豊富な描画ツールも利用可能。ただし、チャート画面のカスタマイズができない点と設定したインジケーターの保存ができない点はご注意ください。

ゴールデンウェイ・ジャパンのTradingViewも利用条件は口座開設だけです。ゴールデンウェイ・ジャパンは業界最狭水準のスプレッドが魅力的なFX業者。「取引コストはできるだけ抑えたい」という方はゴールデンウェイ・ジャパンがおすすめ!

ゴールデンウェイ・ジャパン 公式サイト

LIGHT FX

LIGHT FX

LIGHT FXはみんなのFXと同じトレイダーズ証券が提供している初心者向けのFXサービスです。

LIGHT FXでも取引ツールにTradingViewを内蔵していますが、基本的にツールのスペックは同じです。LIGHT FXはみんなのFXと比べて、高金利通貨(メキシコペソ円や南アフリカランド円)のスワップポイントが高いのが特徴。

FXでスワップポイント投資を行う方であれば、LIGHT FXの高金利通貨は要チェックです。別記事でも詳しく解説しているので、気になる方はぜひご一読ください。

その他にも、通貨ペア毎の原則固定スプレッドの設定やキャンペーン内容などみんなのFXとLIGHT FXには明確な違いがあります。

もっとも、TradingViewが無料で使える点は一緒なので、移動平均線をTradingViewで複数表示させたい方はLIGHT FXもチェックしてみてください!

LIGHT FXで開催中のキャンペーン

LIGHT FXのキャンペーン

LIGHT FX 公式サイト

サクソバンク証券

サクソバンク証券

サクソバンク証券はTradingViewと口座連携ができるFX業者です。

みんなのFXやゴールデンウェイ・ジャパンとは違い、取引ツールに内蔵しているわけではありません。したがって、インジケーターの最大表示数は契約しているプランによって異なります。

もっとも、サクソバンク証券のFX口座とTradingViewを連携すると、TradingView上から直接注文を出すことが可能です。

サクソバンク証券

サクソバンク証券はFX通貨ペア150種類以上に対応しているFX業者です。この通貨ペア数は国内トップクラス。約定力にもこだわっており、プロトレーダー仕様の取引環境を提供しています。

「本家TradingViewを使いながら発注もしたい」という方はサクソバンク証券がおすすめ!口座連携の方法や使い方は別記事にて詳しく解説しています。

サクソバンク証券 公式サイト

TradingViewの移動平均線の便利機能を解説!

次は、TradingViewの移動平均線に関して、知っていたら便利な機能を3つ紹介します。移動平均線を使われる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

表示させる時間軸を設定する

表示させる時間軸を設定する

TradingViewで移動平均線を表示させたとき「日足だけに出したい」「下位足にも長期SMAを出したい」など細かい表示設定をしたい場合がありますよね。

そんなときは、設定から「可視性」のタブを選択すれば時間足毎に表示設定を変更することが可能です。チェックボックスに✔をいれた時間軸に移動平均線が表示されます。

右のバーは各時間足の期間設定です。TradingViewでは時間軸を自由に設定できるカスタム時間足(有料プランEssential以上)という機能があります。

この機能で無料プランで使える時間足以外(2分足や8時間足)などの時間軸でも移動平均線の表示設定を変えることができます。

オブジェクトツリーで移動平均線を管理する

オブジェクトツリーで移動平均線を管理する

GMMAチャートなど移動平均線を複数表示する場合やその他のテクニカル指標と合わせて使うとき、オブジェクトツリーを使うと一覧で表示されるため管理が楽になります。

オブジェクトツリーは画面左上のインジケーター名が表示されている箇所から設定を開くと「オブジェクトツリー」が選択できます。

オブジェクトツリーにはインジケーターだけでなく、トレンドラインや水平線などの描画ツールも表示されるため、表示させたいもの、削除したいものを一覧で管理することが可能です。

「よくチャート画面が移動平均線やラインで見にくくなる」という方はぜひお試しください。

移動平均線にアラートを設定する

移動平均線にアラートを設定する

「移動平均線とチャートがクロスしたときにアラートして欲しい」と思ったことはありませんか。

TradingViewはアラート機能も充実しており、移動平均線に直接アラートを付けることも可能です。移動平均線を右クリックすると「MAにアラートを追加」と出てくるので選択します。

すると、アラートの設定タブが開くので通知条件を設定します。「交差」「上に交差」「下に交差」など細かな設定ができるので、自分のトレードに合わせてアラートを設定してみてください。

TradingViewのアラートに関しては、別記事でも詳しく解説しています。

その他にも「/(スラッシュ)」をチャート上で直接入力すれば、インジケーターの追加タブを開くことができたり、テンプレートでインジケーターの設定を保存して瞬時に呼び出したりとTradingViewには便利な機能がたくさんあります。

移動平均線を含めてTradingViewをぜひ使いこなしてみてくださいね!

番外編:移動平均線乖離率を表示する方法

移動平均線とは少し異なりますが、移動平均線乖離率というインジケーターがあります。移動平均線からどれだけ離れているかをグラフ化したものですが、TradingViewにデフォルトで内蔵されているインジケーターにはありません。

そこで、番外編として移動平均線乖離率を表示する方法を解説していきます。

今回、使うのはコミュニティ・スクリプトで公開されている「Moving average deviation rate」というインジケーターです。

番外編:移動平均線乖離率を表示する方法

インジケーターの追加画面から「Moving average deviation rate」で検索して選択します。

番外編:移動平均線乖離率を表示する方法

チャートにインジケーターが表示されますが、デフォルトのままではボリンジャーバンドが表示されており、移動平均線乖離率としては見にくいので設定を変更します。

番外編:移動平均線乖離率を表示する方法

インジケーターの設定画面を開き、「MA Dev Rate」以外のチェックマークをすべて外します。

もちろん、必要に応じて表示させるラインや背景は任意で選んでください。

番外編:移動平均線乖離率を表示する方法

これでシンプルな移動平均線乖離率が表示できます。ゼロラインは水平線の描画ツールでインジケーターの上から追加しています。

移動平均線乖離率はTradingViewに最初から内蔵されていません。乖離率が見たい方はぜひお試しください。

TradingView 公式サイト

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