この記事ではTradingViewの有料プランを検討している方向けにPROプランとPRO+プランの違いを解説しています。
どんな機能が違うのか、料金も含めて詳しく解説しているのでプラン選びの参考としてご活用ください!
TradingView対応のFX会社・ブローカー一覧表
FX会社 | 形式 | 対応銘柄 | スマホ 内蔵 |
特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|
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連携 | FX/CFD | × | FX、CFD、米株現物口座と連携可 | 詳細 |
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内蔵 | FX | 〇 | PREMIUM(月額約8,000円)相当の機能が無料(※) | 詳細 |
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内蔵 | FX | 〇 | みんなのFXと同じ内蔵TradingView | 詳細 |
![]() 外貨ex byGMO |
内蔵 | CFD | × | 日経225、金、原油CFD取引対応 | 詳細 |
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内蔵 | FX/CFD | × | シンプルなUIで使いやすい | 詳細 |
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連携/内蔵 | FX | × | 最大8画面分割、5秒足表示 | 詳細 |
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連携/内蔵 | FX | 〇 | PC・スマホの両対応 | 詳細 |
※:利用形式にはTradingViewとの口座連携と各社取引ツールの内蔵TradingViewを利用する2パターンがあります。
※:サクソバンク証券は口座連携のみ対応。みんなのFX、LIGHT FX、ゴールデンウェイ・ジャパン、外貨ex CFDは各社ツール内でTradingViewのチャートを利用可能。FOREX.comとOANDAは口座連携と内蔵ツールの両方に対応しています。
※:内蔵TradingViewは本家TradingViewのプランと同一の機能ではありません。一部、搭載していない機能があります。
TradingView対応FX/CFD業者のスプレッド比較はこちら!
TradingViewのPROとPRO+の違いについて
TradingViewは4つの有料プランがあり、段階に応じて使える機能が異なります。
以下では、PROとPRO+で違うところと同じところに分けて解説しています。より重要度の高い機能に絞って解説しているので、自分のトレードスタイルに合わせてプランを選んでみてくださいね。
PROとPRO+の機能で違うところ
機能/プラン | PRO | PRO+ |
---|---|---|
画面分割 | 2 | 4 |
インジケーターの同時表示 | 5 | 10 |
レイアウトのテンプレート保存数 | 5 | 10 |
アラート設定数 | 40 | 200 |
同時アクセス可能なデバイス数 | 1 | 2 |
日中の練行足、カギ足、新値足、ポイント&フィギュアチャート | × | 〇 |
チャートデータのエクスポート | × | 〇 |
顧客サポート | 通常 | 優先 |
上記はPROとPRO+の機能で大きく違う部分を一覧表にまとめたものです。
PRO+の方が料金がほぼ倍になるため(詳しくは後述)、スペック的には多くの点でより高機能になります。
もっとも、「PROプランで十分」という方も多いかと思うので両プランで注目すべきポイントを解説していきます。
注目ポイント①:画面分割は必要か
まず、有料プランに共通する大きな注目ポイントが「画面分割」です。
無料プランではチャート分割ができませんが、PROプランでは2分割、PRO+では4分割が可能です。
画面分割ができると複数銘柄を同時に表示させて値動きをチェックすることができ非常に便利です。
同じシンボルで異なる時間足を表示させれば、マルチタイムフレームでの分析もスムーズになります。
TradingViewでは画面分割のレイアウトもテンプレートで用意されており、タップするだけでレイアウトを変更することができます。
PRO+の4画面分割であれば均等に分割したり、エントリータイミングを測るチャートは大きく表示したりとカスタマイズの自由度が上がります。
また、分割したチャートは同期させる項目を選択すればシンボルや時間足などをすべて一括で変更することが可能です。こうした細かい機能もTradingViewが便利なところですね。
「2分割でも十分」という方はPROプランを、「4分割にしたい」という方はPRO+がおすすめです。
みんなのFXはPREMIUMプラン相当の最大6画面分割が可能
ちなみに、国内の人気FX業者「みんなのFX」ではTradingViewを内蔵したPCツール・スマホアプリを提供しています。
この内蔵TradingViewでは最大6分割のチャートが可能です。UIや操作性は本家TradingViewとほぼ同じながらも有料プラン相当の機能を無料で使うことができます。
当ページ下部でも詳しく解説していますが、みんなのFXの内蔵TradingViewは非常に高機能です。
口座開設された方は誰でも無料で利用できるので、「有料プランはできれば契約したくない」という方はみんなのFXもおすすめです!
みんなのFX「トレーディングビュー」が高機能!使い方解説はこちら
注目ポイント②:インジケーター、アラートを多用するか
次は「インジケーター(テクニカル指標)とアラートを多用するか」という点です。
1つのチャートに同時に表示できるインジケーターには制限があります。PROで最大5個、PRO+で最大10個です。
画面分割した場合はそれぞれのチャートに上限の個数を表示できます(PROで2分割ならそれぞれ5個ずつで計10個)。また、ボリンジャーバンドや移動平均線などは1本で1カウントとなります。
移動平均線を多用する方やオシレーター系と組み合わせる方はインジケーターの表示制限にご注意ください。
FXキーストンではTradingViewのオリジナルスクリプトを開発、無料で公開しています。
1本から最大12本までの移動平均線が1つのスクリプトで表示できるインジケーターも公開中です。SMAからEMA、VWMAなど6種類のMAにも対応。
指定したMAのゴールデン・クロス、デッド・クロスでサインを出す機能まで搭載しています。ダウンロードから具体的な使い方まで分かりやすく解説しているので、ぜひチェックしてみてください!
アラートもPROとPRO+で大きな違いがあります。PROでは最大40個、PRO+で最大200個までアラートが設定できます。トレードスタイルによって違いはありますが、相場を常に監視する必要のないアラートは便利な機能です。
特に、TradingViewのアラートは13種類ものトリガー条件を細かく設定できるため、非常に使い勝手が良いです。サーバーアラートなのでTradingViewを開いていなくてもスマホで通知を受け取ることができます。
PRO+で最大100個まで設定できるのでアラートを多用する方はPRO+がおすすめです。
注目ポイント③:PC・スマホの両方を使うか
注目ポイントの3つ目は「同時アクセス可能なデバイス数」です。
TradingViewでは異なるデバイスでの同時アクセス(別々のPC、スマホ、タブレットなど)が制限されています。PROプランでは1台、PRO+で最大2台です。
「パソコンとスマホの両方を同時に使いたい」という場合はPRO+がおすすめ。
特に、TradingViewではPCとスマホが自動で同期します。どちらかの端末で変更したインジケーターやテンプレートはもう一方の端末に自動的に反映されます。
反映には5分~10分ほどかかりますが、この機能が非常に便利です。
ほとんどの国内FX/CFD業者のツールはPCとスマホが別々に動作しますが、TradingViewでは細かい設定をやり直す必要はありません。
ちなみに、TradingViewではPCインストール版のデスクトップアプリも提供しており、こちらもスマホと設定が同期します。
PCとスマホの両方が同時に使えるとトレードのやりやすさが格段に良くなります。もっとも、「TradingViewはPCもしくはスマホでしか使わない」という方はPROプランでも十分です。
PROとPRO+の機能で同じところ
機能/プラン | PRO | PRO+ |
---|---|---|
広告表示 | なし | なし |
インジケーターのテンプレート保存数 | 無制限 | 無制限 |
表示できるローソク足の数 | 1万本 | 1万本 |
チャートタイプ | 17種類 | 17種類 |
カスタム時間足 | 〇 | 〇 |
バーのリプレイ | すべて | すべて |
出来高プロファイル指標 | 〇 | 〇 |
秒足 | × | × |
デモトレード | 〇 | 〇 |
高速データ更新 | 〇 | 〇 |
追加のリアルタイムデータ | 〇 | 〇 |
財務データ | 年次20年 四半期8年 |
年次20年 四半期8年 |
次は、PROとPRO+で同じスペックの機能を解説していきます。
TradingViewはPROプランでも十分、機能的なチャートが使えます。ここでも注目ポイントを絞って解説しているので参考にしてみてくださいね。
注目ポイント①:インジケーターのテンプレートは無制限保存ができる
TradingViewでは、設定したインジケーターをテンプレートとして保存することができます。
細かくパラメーターを調整したインジケーターや複数の組み合わせをテンプレートで保存しておけば、いつでも瞬時に呼び出すことが可能です。
このインジケーターテンプレートはPRO、PRO+ともに無制限で保存が可能です。手法ごとにテンプレートを作っておけば、レイアウトを変更したときや別の銘柄でも簡単に手法をセットし直すことができます。
ちなみに、画面分割のレイアウトもテンプレートで保存ができます。レイアウトテンプレートはPROが最大5個、PRO+は最大10個が上限となります。
注目ポイント②:バーのリプレイは過去検証に便利
TradingViewは多機能さが大きな魅力ですが、その中でも便利なのが「バーのリプレイ」です。
この機能は過去チャートの値動きを再現できる機能です。スタートを指定するとバーがリプレイされるため、手法の検証や急変動があったときの値動きを再確認することができます。
バーのリプレイは無料プランでは日足・週足・月足でしか使えません。PROとPRO+ではデフォルトで搭載されている時間足であれば、すべての時間足で利用できます。
チャートの値動きを再現できるツールはなかなかありません。スマホでも利用できるので、有料プランを契約した際にはぜひ一度、お試しください。
TradingViewの機能でも特に便利なバーのリプレイですが、多くのトレーダーから要望の多かったリプレイ中のデモトレード機能についに対応しました!
リプレイ中に買い/売り注文を発注することができ、取れた値幅に応じて最終損益も表示されます。
リプレイだけでも過去の値動きを再現できるため手法の検証には便利ですが、今回のアップデートによって実際にトレードしている感覚で検証が可能に。
FXでは1,000通貨単位、それ以外の銘柄では1単位での取引ができます。PRO以上であればすべての時間足で利用可能です。
注目ポイント③:出来高プロファイルは分析の視野を広げてくれる
バーのリプレイと同じTradingViewの独自機能で注目なのが「出来高プロファイル」です。
出来高プロファイルとは、出来高(取引量)を棒グラフで可視化し指定した範囲内で「どの価格帯が一番注目されるのか」を示してくれる機能です。
上記の「オートアンカー出来高プロファイル」では、指定した日時から現在までの出来高を計算し、注目される価格水準を表示します。
一般的な出来高は縦軸(時間)ごと出来高を表示しますが、TradingViewの出来高プロファイルは横軸(価格)ごとに表示するのが特徴です。
中心のラインはPOC(ポイント・オブ・コントロール)と呼ばれ、出来高が最も高くなる価格水準です。
POCはその特徴からレートがPOCに収束する傾向があります。POCから離れすぎた価格はPOCに戻り、POC付近でもみ合いながら攻防の主導権争いが繰り広げられます。
出来高プロファイルを利用すれば相場分析の新しい洞察を得ることが可能です。無料プランでは利用できませんが、PROとPRO+では利用できるので気になる方は別記事もぜひご一読を。
「スキャルピングをするのに秒足やティックチャートを使いたい」という方も多いかと思います。
TradingViewで秒足を表示するには最上位のPREMIUMプランを契約する必要があります。PRO+でも秒足は利用できないのでご注意ください。
もっとも、国内FX/CFD業者のOANDA(オアンダ)でもみんなのFXと同じくTradingViewを内蔵した取引ツールを提供しており秒足が表示できます。
オアンダの内蔵TradingViewでは「5秒足」が無料で表示可能です。「秒足を使いたいけどプレミアムは高い」という方はオアンダがおすすめです。
PROとPRO+プランの料金の違いは?
料金/プラン | BASIC | PRO | PRO+ | PREMIUM |
---|---|---|---|---|
月次 | 無料 | 約2,000円 (14.95ドル) |
約4,000円 (29.95ドル) |
約8,000円 (59.95ドル) |
1年プラン総額 | 無料 | 約20,000円 (155.40ドル) |
約40,000円 (299.40ドル) |
約80,000円 (599.40ドル) |
※1ドル130円で換算、2桁目以下切り捨て、税抜きの月額料金を掲載。
※1年プランの総額は【総額ドル×130円】で計算。
※料金プランは随時変更されるため、最新プランの料金は公式HPをご確認ください。
次は、料金について解説していきます。まず、TradingViewには「月次」と「年次」の2パターンがあります。
年次は1年分をまとめて支払う方法で、月次と比べて16%の割引が効く仕組みです。
月次ではPROプランが約2,000円、PRO+が約4,000円になります。PRO+はPROの倍の料金ですね。
月次で12カ月支払いを行った場合と、年次で1年分をまとめて支払った場合の差額はPROで約4,000円、PRO+で約8,000円となります。
PRO+で長期的に運用する前提であれば、年次でまとめて支払いをした方が年間8,000円を節約することができます。コストと機能を見比べて自分に合ったプランを選んでみてください。
TradingViewでは、有料プランを課金する前にお試し期間で実際に機能を使うことができます。
クレジットカードなど支払い方法を登録する必要はありますが、1カ月であれば無料で使うことが可能です。別記事では無料お試しの登録方法を解説しているので、気になる方はぜひご一読ください。
TradingViewの有料プランに関するよくある質問
- 有料プランを半額で契約できると聞いたのですが
-
TradingViewでは、特定の手順を踏むと有料プランを最大半額で契約することが可能です。
- 有料プランの支払い方法は?
-
支払い方法は基本的にクレジットカード(ビザ、マスターカード、アメックス)です。その他、モバイル決済、PayPal(ペイパル)、暗号資産でも支払いが可能です。
- 有料プランの解約方法は?
-
有料プランの解約は公式サイトおよび各スマホのアプリストアからサブスクリプションの停止が可能です。
- どういった場合に返金してもらえるのか知りたい
-
TradingViewでは、基本的に返金の対応はしてもらえません。ただし、年次の自動更新によって1年分が課金された場合のみ、14日以内であれば返金の対応をしてもらうことができます。
みんなのFXは無料でTradingViewが使える!
上記でも簡単に解説しましたが、みんなのFXではTradingViewを内蔵したPCツールとスマホアプリが無料で利用できます。
この内蔵TradingViewが非常に高機能です。80種類以上のインジケーターと描画ツールを標準搭載。
インジケーターの同時表示は25個以上に対応しており、これは最上位のPREMIUMプラン(月額約8,000円)で初めて使える機能です。
さらに、インジケーターテンプレートの複数保存や最大6画面分割も可能。チャートを切り離して独立ウィンドウとして表示できるためカスタマイズ性も高いのが特徴です。
設定したレイアウトは保存が可能なので複数の手法を使った本格的な相場分析にも対応しています。
バーのリプレイや出来高プロファイルなど一部の機能は使えませんが、これだけの機能が無料で使えるのはかなり魅力的です。
また、みんなのFXはスマホアプリにもTradingViewを内蔵しています。
PC版と同等の機能がスマホアプリでも利用でき、豊富なテクニカル指標と描画ツールを使って外出先も相場分析が可能です。
実際に使ってみると分かりますが、操作性や使い勝手はほぼ本家TradingViewと同じです。「できればお金は払いたくない」という方はみんなのFXをぜひチェックしてみてください!
みんなのFXでTradingView搭載スマホアプリが配信開始!
みんなのFXで開催中のキャンペーン情報
FXキーストンでは、みんなのFXのTradingViewについてメール取材を実施。担当の方からどんな反響があったか、おすすめの機能などを直接お伺いしています。
今後の機能拡張の予定や利用者の声などFXキーストンでしか見れないコンテンツなので、ぜひご一読を!
TradingView対応のFX会社・ブローカー一覧表
以下の表は国内のFX/CFD業者でTradingViewを内蔵もしくは口座連携に対応した業者を一覧にしたものです。
どの業者も無料でTradingViewが使えるので業者選びの参考としてご活用ください!
FX会社 | 形式 | 対応銘柄 | スマホ 内蔵 |
特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|
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連携 | FX/CFD | × | FX、CFD、米株現物口座と連携可 | 詳細 |
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内蔵 | FX | 〇 | PREMIUM(月額約8,000円)相当の機能が無料(※) | 詳細 |
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内蔵 | FX | 〇 | みんなのFXと同じ内蔵TradingView | 詳細 |
![]() 外貨ex byGMO |
内蔵 | CFD | × | 日経225、金、原油CFD取引対応 | 詳細 |
![]() |
内蔵 | FX/CFD | × | シンプルなUIで使いやすい | 詳細 |
![]() |
連携/内蔵 | FX | × | 最大8画面分割、5秒足表示 | 詳細 |
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連携/内蔵 | FX | 〇 | PC・スマホの両対応 | 詳細 |
※:利用形式にはTradingViewとの口座連携と各社取引ツールの内蔵TradingViewを利用する2パターンがあります。
※:サクソバンク証券は口座連携のみ対応。みんなのFX、LIGHT FX、ゴールデンウェイ・ジャパン、外貨ex CFDは各社ツール内でTradingViewのチャートを利用可能。FOREX.comとOANDAは口座連携と内蔵ツールの両方に対応しています。
※:内蔵TradingViewは本家TradingViewのプランと同一の機能ではありません。一部、搭載していない機能があります。