ここでは、銅先物のCFD取引を取り扱っているFX会社・証券会社を徹底解説しています。
銅先物を含む商品CFDに対応している業者を一覧表にまとめ、各社の最低証拠金額とスプレッドなどを比較しています。
「銅先物のCFDを取り扱っている証券会社はどこ?」「スプレッドが狭いのはどこ?」「銅先物CFDはいくらから取引できるの?」などの疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「IG証券」にて、多数のCFD銘柄での取引サイズ見直しが実施されました。その一環として、商品銘柄やボラティリティ指数(VIX)の最小取引単位が大幅縮小されました。
縮小前は最低でも数十万円の証拠金が必要という銘柄もありましたが、現在は数百円から取引可能な銘柄も多く存在します。
主な商品銘柄とボラティリティ指数における、最低証拠金額は以下の通り。IG証券は興味があるけど取引サイズがネックだった、という方はこの機会に同社の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
IG証券 CFD銘柄の最低証拠金額(一部銘柄)
スポット金 | スポット銀 | WTI原油 | 天然ガス |
---|---|---|---|
約1,720円 | 約1,990円 | 約3,190円 | 約1,540円 |
小麦 | 大豆 | コーン | 砂糖 |
約270円 | 約530円 | 約210円 | 約840円 |
コーヒー | ココア | 銅 | ボラティリティ指数 |
約19,130円 | 約3,860円 | 約22,920円 | 約530円 |
(※:2025年9月1日時点の各銘柄の価格と各種レートを元に算出した最低証拠金を掲載。ボラティリティ指数以外は円建て銘柄の数値を記載しています)
銅先物のCFD取引対応の証券会社・FX業者一覧表
以下の表では、銅先物のCFDに対応しているFX会社・証券会社をまとめています。調査時点におけるスプレッド・最低証拠金額も掲載。気になる業者があれば公式サイトもチェックしてみてくださいね。
CFD取扱業者 | スプレッド | 最低証拠金額 | 業者の特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
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0.2 | 約22,920円 | CFD17,000銘柄以上 低水準スプレッド |
詳細 |
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1.5 | 約330円 | 国内店頭CFD取引高「11年連続1位」(※1) 大手ネット証券 |
詳細 |
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0.74 | 約3,300円 | 大手ネット証券 MT4対応(自動売買OK) |
詳細 |
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0.74 | 約3,300円 | 大手ネット証券 iSPEED対応 |
詳細 |
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0.65 | 約26,400円 | CFD約8,500銘柄以上 プロ仕様ツール提供 |
詳細 |
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1.5 | 約330円 | TradingView対応 GMOインターネットグループ |
詳細 |
(※:「スプレッド」=2025年9月1日時点に公式サイトまたは取引ツール上で確認した数値を掲載)
(※:「最低証拠金額」=2025年9月1日時点の各社の最低証拠金額を掲載。IG証券は取引画面で確認した維持証拠金を掲載)
(※:IG証券は「円建て」と「ドル建て」の銘柄に対応していますが、上記表では「円建て」銘柄のスペックを掲載しています)
(※1:2014年1月~2024年12月 日本証券業協会及び日本商品先物取引協会の統計情報よりGMOクリック証券調べ)
GMOクリック証券は多数のメリットを持ちますが、特に注目なのが商品CFDを「0.1枚」から取引できるという特徴。
銅先物に関しては数百円の証拠金額から取引可能となっています。具体的な金額は上記比較表をご参照ください。他社と比べると文字通り桁が違います。
当サイトの「商品CFD」比較・特集記事一覧
銅先物のCFD取引とは?
銅先物CFDの概要
CFD取引(差金決済取引)は資産を所有することなく、値動きで生じる価格差によって利益を狙うことのできる金融商品です。
CFD取引は銅先物などを原資産とした商品CFDもあれば、日経225やナスダック100を原資産とした株価指数CFD、日本株や米国株を原資産とした個別株CFDなどもあります。FXもCFD取引の一種。
CFD取引はFXと同様に「レバレッジをかけられる」のが大きな特徴です。銅先物CFDを含む商品CFDでは、最大20倍のレバレッジが適用され、現物取引よりも資金効率の良い取引を行うことができます。
具体的にいくらの資金(証拠金)から取引を始められるのかに関しては、こちらの表をご参照ください。
また、CFD取引は現物取引とは違って、買いからも売りからも注文を始められるのがポイントです。上昇相場でも下落相場でも利益を狙えるのは、CFD取引ならでは特徴。
銅先物CFDは取引可能時間が長いのもメリットです。IG証券では8:00〜翌7:00(夏時間は7:00〜翌6:00)までが取引時間となっています。
当記事では銅先物CFDに絞って解説を行っていますが、前述の通り、株価指数や商品、個別株など多彩な銘柄を対象としたCFD取引があります。CFD対応業者の総合的な紹介・比較は下記リンク先で行っていますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
CFD売買ランキングで銅先物が上位にランクイン
GMOクリック証券ではCFD売買代金ランキングを毎月公開しており、商品CFD部門にて「銅先物」が上位にランクインしています。商品CFDと言えばゴールド(金)や原油などが定番ですが、銅先物にも注目してみてはいかがでしょうか。
(※:GMOクリック証券のプレスリリースより抜粋)
銅先物CFDの買い方・取引方法は?
次に、銅先物CFDの買い方・取引方法を解説します。
注文までの基本的な流れはどの業者も同じであり、「新規口座開設」「ログイン」「取引資金の入金」「銘柄検索」「発注」が大まかな手順となります。
以下ではIG証券のPC版ツールを例に挙げて、口座開設から発注までの流れを解説していきます。
新規口座開設
口座をお持ちでない場合は、まず新規で口座開設を行いましょう。IG証券やGMOクリック証券など、当サイトで紹介しているCFD対応各社はいずれも口座開設手数料が無料です。
申込フォームの入力や本人確認書類の提出(アップロード他)などの口座開設手続きは、オンライン上で完結します。
業者側で口座開設の審査が行われ、問題なく通過すればログインに必要な情報が手に入ります。
ログイン
口座開設が完了したら、会員ページにログインしましょう。IG証券では電子メール/ユーザー名とパスワードを入力します。電子メール/ユーザー名を記憶させておきたい場合は、該当項目にチェックを。
取引資金の入金
取引を実施する前に、まずは取引資金の入金を行いましょう。クイック入金を利用すれば即座に取引システムに反映されます。
クイック入金は会員ページより実行可能。三菱UFJ銀行や楽天銀行などが対応しています。
取引画面の表示・銘柄検索
資金が用意できたら、取引画面を表示させましょう。
「ダッシュボード」から利用したい口座の取引画面を開きます。銅先物CFDは商品ですので、商品口座の「取引画面を開く」ボタンをクリック。
取引画面が表示されたら、次は銘柄の検索を行います。
取引画面の左側に「商品」と表記されている箇所がありますので、そちらをクリック。すると取り扱われている商品銘柄の一覧が表示されます。
ベースメタルの項目内に銅先物がありますので、こちらをクリックすれば銅先物の取引画面を開けます。
検索窓から希望の銘柄を検索していただいてもOKです。
取引画面の表示・発注
銘柄を選択すると上記のような取引画面が表示されます。
発注を行う場合は買いまたは売りの選択、注文方式の選択、ロット数の設定などを行いましょう。注文内容に応じて、取引に必要な維持証拠金も表示されます。
IG証券では「顧客センチメント」という情報コンテンツを利用可能であり、これを使えば、IGクライアントを対象とした売買比率(ポジション比率)を把握することができます。
顧客センチメントを閲覧する場合は、銘柄の取引画面の左上にあるアイコンをクリックして、「マーケットデータ」を選択。
するとブラウザの別ウィンドウで上記のような画面が表示されます。ここでは銘柄のチャートや関連ニュースと並んで、顧客センチメントの閲覧が可能。
顧客センチメントでは各銘柄に関して、どの程度のIGクライアントがポジションを保有しているか、買い・売りポジションの保有比率はどれくらいか、を知ることができます。さらに、その銘柄を取引しているユーザーが、他にどんな銘柄を保有しているかもチェック可能。
ここではPC画面で閲覧できる顧客センチメントを紹介していますが、スマホアプリでも顧客センチメントの情報を閲覧できます。顧客センチメントに関しては下記記事で詳しく解説していますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
銅先物CFD取り扱い業者の特徴
以下では、銅先物CFDの取り扱い業者に関して、その特徴や基本スペックを解説しています。気になる業者があれば参考にしてみてくださいね。
IG証券
IG証券は銅先物を含め、40種類近くの商品CFDを取り扱っている貴重な国内業者です。貴金属に関しては金や銀、プラチナ、パラジウム、亜鉛なども取引可能。とにかく銘柄数の多い業者で取引したい方におすすめです。
IG証券はPCツール・スマホアプリともに高機能なのも魅力。サクサク動く快適な操作性、30種類以上のインジケーター搭載など多くの利点を兼ね備えます。
また、IG証券では指定レートで必ず約定する「ノースリッページ注文」が使えるのもメリット。少ない保証金さえ支払えば、どれだけ急な変動が起きたとしても、希望のレートで100%約定するというものです。想定外の損失を避けるためのリスク管理ツールをお探しの方も要チェック。
IG証券で開催中の口座開設キャンペーン
GMOクリック証券
多種多様な金融商品を取り扱っているGMOクリック証券では、CFD取引にて150銘柄の取り扱いがあります。銅先物を含む商品CFDだけでなく、株価指数CFDや外国株CFDの銘柄も豊富に対応。
GMOクリック証券では0.1枚から銅先物を取引可能であり、他社と比べて少額から取引を始められるのが特徴的。銅先物だけでなく、ゴールド(金)や原油なども少額から取引可能となってます。
また、GMOクリック証券はスマホアプリが秀逸なのもポイント。銅先物を含む全取り扱い銘柄の詳細データを確認したり、4分割チャートを使って多角的に分析したり、最新ニュースや各種ランキングをチェックできたりします。
楽天証券(楽天MT4CFD)
楽天証券には「楽天MT4CFD」「楽天CFD」の2種類のCFDサービスが存在します。前者の楽天MT4CFDでは、なんといっても取引ツールに「MT4」を採用しているのが特徴的。
デフォルト搭載のインジケーター利用はもちろん、有志の方が公開しているオリジナルインジケーターの利用も可能。当サイトで無料配布しているインジも使えます。また、EAによる自動売買で銅などを取引することも可能。
大手ネット証券でMT4に対応しており、かつ銅を含むCFD取引に対応しているのは楽天証券ぐらいです。MT4利用者の方はぜひ公式サイトもチェックしてみてくださいね。
楽天証券(楽天CFD)
楽天MT4CFDではMT4対応ですが、「楽天CFD」では楽天証券のオリジナルツールを無料で利用できます。現物株式の取引で知られるスマホアプリ「iSPEED」、およびPCツール「マーケットスピードⅡ」を利用可能。
高品質なスマホアプリを求める方には「iSPEED」が非常におすすめ。各種銘柄の取引や管理やもちろん、最新のニュース、楽天証券の情報配信コンテンツ「トウシル」の閲覧、チャートパターン自動検出の結果閲覧などが可能です。
また、楽天CFDでは銅を含む商品CFDに加えて、株価指数や株式に対応。全100銘柄の取引に対応しているのもポイント。
楽天CFDと楽天MT4CFDの違いに関しては、別記事にて詳しく解説しています。気になる方はそちらもチェックしてみてくださいね。
サクソバンク証券
サクソバンク証券は約8,500以上のCFD銘柄に対応。銅を含む商品CFDも銘柄が多彩である上に、株価指数、株式、債権先物なども取り扱っています。
サクソバンク証券はプロ仕様の高品質なツール提供が魅力。PC・スマホ・タブレット対応の「SaxoTraderGO」は50種類以上のテクニカル指標を搭載しており、ウォッチリスト管理や各種情報の閲覧も快適です。
さらに、SaxoTraderGOには「オートチャーティスト」が内蔵されているのもポイント。オートチャーティストは多数のチャートパターンを自動検出する便利ツールで、サクソバンク証券では無料で利用可能。ウォッチリストに登録した銘柄を対象に、チャートパターン形成状況をまとめて確認し、気になる動きがあれば発注する、といった使い方ができます。
GMO外貨
GMO外貨は、GMOクリック証券と同じくGMOインターネットグループに所属する国内業者です。GMOクリック証券と同様に、GMO外貨では銅先物を0.1枚から取引可能なので、少額から始めたい方におすすめ。
また、GMO外貨ではPC環境にて「TradingViewチャート」を無料で使えるのも大きな特徴となっています。PC版の取引ツールから、分析補助ツールとしてTradingViewチャートを起動可能。
GMO外貨で取り扱われている全CFD銘柄の分析に対応。100種類以上のインジケーターや80種類以上の描画ツールが備わっているので、様々なニーズに応えてくれます。TradingViewチャートは独立ウィンドウ形式で表示できるのですが、それを最大8枚まで同時表示することも可能です。
OANDA証券
銅先物CFDを取り扱っている業者の中でも、OANDA証券のCFDは比較的新しいサービス。FXに特化したサービスを展開してきた同社は、そのノウハウと環境を活かしたCFD取引を展開しています。
商品CFDは銅をはじめ、金や銀、原油、小麦、コーン、大豆など10銘柄に対応。比較的少ない証拠金額から取引できるのが魅力です。
また、OANDA証券ならではの特徴として挙げられるのが、「MT4」「MT5」でCFD取引ができるという点。標準搭載のインジケーター利用、オリジナルインジケーターの活用、自動売買もご利用いただけます。
ちなみに、機能は制限されますが、ウェブブラウザ版のMT4でのCFD取引も可能。ウェブブラウザ版はMacにも対応しています。
当記事では銅先物を取り上げていますが、他にも金や銀、原油、天然ガス、コーン、小麦、砂糖などの銘柄を特集した記事も用意しています。下記リンク先に記事の一覧を掲載していますので、興味のある方はそちらもチェックしてみてくださいね。
銅先物のCFD取引に関するよくある質問
- 銅先物のCFD取引に対応している業者はどこ?
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「IG証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」などにて銅先物CFD取引をご利用いただけます。銅先物CFDの対応業者を一覧表にまとめていますので、そちらもご参照ください。
- 銅先物CFDの買い方・取引方法は?
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対応業者での新規口座開設、ログイン、銘柄検索、発注という流れで銅先物CFDの取引が可能です。銅先物CFDの取引方法を画像付きで紹介していますので、下記の解説もご参照ください。
- 銅先物のCFDはいくらから取引可能?
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銅先物CFDは業者によって最低取引数量が異なり、取引のタイミングによっても最低証拠金額が異なってきます。当記事では「IG証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」などを対象として、調査時点における最低証拠金額を掲載しています。そちらを参考にしてみてくださいね。
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